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投資の格言について

はじめに

こんにちは、Takaです。
投資には様々な格言がありますね。有名なものであれば「卵は一つのカゴに盛るな」「人の行く裏に道あり、花の山」など、投資関連の書籍を読んだことのある人ならば、目にしたことがあるのではないでしょうか?
今回は格言に対する考え方を紹介したいと思います。

有名な格言

卵は一つのカゴに盛るな

一つのカゴに卵を全て盛ると、そのカゴを落とした場合には、全ての卵が割れてしまいます。複数のカゴに分けて卵を盛っておけば、一つのカゴを落としても、全滅するということはありません。
投資銘柄においても同様で、特定の商品や業種・国などに纏めて投資するのではなく、様々な商品に投資をすることでリスクを分散させようという格言です。

人の行く裏に道あり、花の山

株式市場で大きな利益を得るためには、多勢とは逆の行動をとらなくてはならないという格言です。株価が暴落している時に敢えて大きく買いに走ったりするなど、いわゆる逆張り投資ですね。

もうはまだなり まだはもうなり

市場参加者の多くがそろそろ天井(暴落間近)だと思った時はまだまだ上値があり、逆にまだまだ上がりそうだと思っている時はもう天井かも知れません。暴落タイミングは群集心理とは一致しないという格言です。

前提条件が大事

どれも素晴らしい格言ではありものの、全てを守ることは出来ません。なぜなら、相反する格言も存在しているからです。例えば、
 ・卵は一つのカゴに盛るな
 ・卵は一つのカゴに盛り、そのカゴをよく見守れ

これほど真逆の内容のことを言っている格言は珍しいですが、実際そういったものも存在しています。どちらかが間違っているという訳ではなく、そもそもの前提条件が異なる場面で使用されます。

例えばあなたが行っている投資手法が『長期・分散投資』なのであれば、「卵は一つのカゴに盛るな」を守るべきです。分散投資の極意がこの格言に詰まっていると言っても過言ではありません。

対して『個別株集中投資』を行っているのであれば、「卵は一つのカゴに盛り、そのカゴをよく見守れ」を守るべきです。個別株に投資するのであれば、銘柄数が多いと管理しきれません。自身の投資戦略にあった銘柄を選び、狙い通りの経営が行われているか、しっかり監視をするべきです。

このようにそれぞれの格言は、投資手法に合わせて活用しなければなりません。そのために断片的に格言を知るのではなく、発言者の投資手法を理解する必要があります。そのために著書を読むことが一番早いでしょう。

おわりに

今回は、投資の格言について紹介しました。
有名な格言も三つ紹介しましたが、改めて見ると『長期・分散投資』に対して下二つは全く当てはまらないですね。そもそも『長期・分散投資』はルールに則って投資をするだけなので、投資家の判断の余地がありません。「Buy and Hold」や「Keep Buying」と言った、投資テクニックではなく、投資メンタルに響く格言が多いように感じます。


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