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【メニュー紹介あり】「良いトレーニング」について考えてみる

しばらく間が空いてしまいましたが、しっかりと”続けること”に意味があると自分自身に言い聞かせてまた頑張ります。

「スキ」「コメント」は大変励みになります。
どうぞ既読がてら宜しくお願いします。

※トレーニングメニューだけが必要な方はこの先は読み飛ばしてください


良いトレーニングってなんだ?

「良いトレーニング」なんて偉そうなことを言いましたが、私自身が「それ」がなんなのか日々葛藤し模索している中で現場に立っている中で、そもそも「良いトレーニング」かどうかを評価するのは自分自身でもなく・・・
じゃあ「勝てるようになるトレーニング」が必ずしも「良いトレーニング」だとも思わないので、選手の成長に寄り添い、選手自身が成長を感じられるものになればいいなと考えています。

ところで、フットボールに限らずスポーツ指導者やトレーナーのみなさんにとって「良いトレーニング」の定義とはなんでしょうか?
・楽しい/盛り上がる
・活動量が多い/選手が積極的
・選手が上手くなること/選手がたくましくなること  etc…

人によって、チームによって、対象年齢や競技レベルによって様々な考え方はあれど、グラウンド(コートや体育館も含めて)に立つ上で自分自身で定義しているものがあるはずです。

良いトレーニング=選手自身が攻略法を見つけるトレーニングと定義してみる

今日は「良いトレーニング=選手自身が攻略法を見つけるトレーニング」と定義してみましょう。
フットボールのゲームにおいては「相手の変化に気づき」「ゴールまでの道筋を立てる」ための方法を探り合うことに占める時間がほとんどだと思います。
フットボールという競技が「ゴールを奪いゴールを守ること」を目的としている以上、目的達成の「手段」に磨きをかけることがトレーニングであると考えます。「ビルドアップ」や「前線の崩し」も「ダイレクトプレー」や「セットプレー」だってきっとその「手段」のうちの1つです。
11人で行う団体競技であるからしてチームでその方向性が揃っていることは多いに有効であると思いますが、その根底にあるのは選手1人1人の判断です。
テレビゲームではないので、選手は監督の思った通りにはなりませんし、思ったタイミングやスピードでは動きません。
人間がやることなので、ミスや不確定な要素も生まれます。
それら全部をひっくるめてチームとしてやるべきことが「チーム戦術」であり、その方向性や思考が近い存在が多くいることは、フットボールのゲームにおいて脅威であると言えるのではないでしょうか。

「判断する=攻略法を見つける」
そうなるとコーチの役割は「選手が答えを見つけるためのサポート(=導き)」であると言えますかね。

私自身も常に胸に刻んでいるつもりではありますが、しばしば「答え」探しを焦り「じぶんのなかの正解」を教え込もうとしてしまう傾向がありますので、そこは自分への自戒を込めてあえてこのような定義にしてみます。

そもそもフットボールのゲームにおいて、「戦術」も「判断」も"最適解"の1つであることはあっても"唯一解"であることはないと思いますので。

選手が判断するための情報を整理してあげて、答えをみつける(=判断する)ための材料を探すのを上手にしてあげたいですね。

攻略法を見つけるための方法とは?

攻略法を見つけるための方法として、トレーニングに入れておきたい要素が「認知/駆け引き/判断」となります。
「観て/考えて/やってみる」と言い換えることもできますかね。
「みること/かんがえること/やってみること」が引き出せるようなトレーニングができればいいですね。


トレーニング例-1

トレーニング例:フットボール要素のある鬼ごっこ

「最強のトレーニングって鬼ごっこなんじゃね?!」と思い始めてから色々と考えてみましたが、なんとなく最近しっくりきているメニューの1つです。

「自分が困るから」パスをしてしまうと、そのグリッドから人が1人減るので、損することもあります。
でも自分のグリッドに人がいっぱいいると「早くパスをしないと」他のグリッドの人が足りなくなってしまいます。
パスを出したあとは「人の少ないグリッド」を素早く認知しなければ、どこかで「サポートする人がいないグリッド」が生まれてしまいます。

上手な選手は「自分がいるグリッド」だけでなく「他の2つのグリッド」の状況まで見られるようになります。
なんなら他のグリッドにコーチングまでできるかも?

ハンドパスでなく足で行えば、ボールキープやターン、パス&コントロールも入った複合的なトレーニングという見方もできるのではないでしょうか。
鬼(=DF)側も結構駆け引き必要です。追い回すのか回さないのか。パスを出させてから奪いにいくようなプレーも出てきます。
W-upやアイスブレイク的な位置付けで行うトレーニングですが、結構盛り上がります。

たまにやりますが好きです。こういうトレーニング。
最初は少人数で2つのグリッドから始めてみてもいいかもしれません。

トレーニング例-2

ポゼッショントレーニング

よくやりますよね。こういうトレーニング。
5v3とも言うかもしれませんし、3v3+2Fと言う方もいるかもしれません。

「みる」ための制約をつけた中で、得点方法を2種類用意して相手を変化させること、相手の変化を見逃さないこと。
その中でより適切なプレーを判断できるようにするためのトレーニングです。
・集めるのか広げるのか
・ドリブルなのかパスなのか
・引き付けるのか早く離すのか

など実際に起こり得るシュチュエーションを多く経験できる、経験するためにルールの制約をつけます。

またボール以外のところにも意識を向けなくては成立しないので、やはり多くの情報を入れることと、その情報を適切に処理する能力が求められます。
(守備側もそうですね)

その中で「相手の思考の逆をつく」駆け引きがでてくればより優位性を持ってボールを保持しながら得点を狙うことができます。
色んな人数も考えましたが、運動量や視覚的な認知の負荷を考えると「攻撃:5/守備:3」が1番バランスが良いような気がします。
気がするだけですけど。


今日もだらだらとお付き合いありがとうございました。
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