サードプレイスをつくろう
サードプレイスとは、一般的な自宅や学校・職場以外の場所で、時間を過ごすことができる第三の場所のことを言うそうです。
この場所は、家族や学校・仕事仲間との関係がない、リラックスした環境であり、例えばカフェ、図書館、公園などもそう呼ぶことができます。
サードプレイスは、社会的な交流や創造性の発揮、または個人の成長や集中力の向上など、現代には特に重要な場所とされています。
昔は地域活動なんかもきっとサードプレースの位置づけだったかもしれません(またはファーストプレースだったかもしれませんが)。
不登校となると、ファースト(自宅)とセカンド(学校)のうち、後者がなくなった状態になります。
特に不登校初期は精神を回復するためにもファーストプレイスの役割は重要で、この場所にとどまることが必要だったりします。
しかしながら、少々元気になってくると、セカンドである学校を選ばない場合、自宅以外で行くところがなくなってしまいます。
そこでよいのが、サードプレイスです。
この場所は、本人がリラックスできる環境である必要があり、すぐに見つからないかもしれません。
ただ、例えば本が好きな子であれば、まずは図書館は候補になります。
図書館は誰が来てもよい場になっています。
平日昼間に子どもが行ってももちろん問題ありません(他の利用者が怪訝な
顔をされる場合はあるかもしれませんが、ムシムシです)。
↓こんな記事もあります。
学校つらい子、図書館おいで 館長「居場所のひとつに」 - 産経ニュース (sankei.com)
他にも、意外かもしれませんが、習い事に行くことも可能です。
例えば主婦をターゲットにしているダンスや裁縫系は平日昼間にしていたりします。あくまでビジネスであるため、受け入れ側に理解があればすんなり通ったりします。
逆に同世代ではなく、大人の方々と一緒に過ごすことになり、プレッシャーもないですし、かなり社会勉強になると思います。
こうなるとセカンド(学校)にはもう行かないのではと心配になられる方もいるかもしれません。
正直、個人的には学校なんて行かなくてもよいとは思っていますが、上記に対して回答すると、ファーストとサードを持つことによって、セカンドについて子ども自身が客観的に見ることができ、本人が必要だと思えばまたセカンドに行くこともあります。
まずはこのようなサードプレイス見つけていくということは、子どもにとっても親にとっても(息抜きという意味でも)、非常に有効だと考えています。
もちろん、まだまだ選べるほどたくさんあるわけではないですが、
こどもが「こんなことをしたい」と言ったとき、インターネットを使えば、何かしらできそうな場所が見つかるかもしれませんので、やってみてほしいです。
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