遠くから手を振るような思いやりがあってもいい。
ヨーロッパに引っ越したコマチさんが一時帰国していたので久しぶりに会ってきた。休職を悩んでいた頃から親身に話を聞いてくれて、初めての心療内科で心無いことを医者に言われて意気消沈した時にはお茶に連れ出してくれた。コマチさんと知り合ったのはもう3,4年前だろうか。当時は自分とは縁遠い完全無欠の若きリーダーだと思っていたが、今では自分と同じように堕ちる星の元で生きていて、心身の平穏を保つ工夫に勤しむ健気で繊細な少し年上の友人という存在になっている。少なくとも自分にとっては。
チェー