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【楽曲解説】"北海道弁音楽"と"しばれた未来を切り開け"「リスタート」解説

はい!どうも!

「北海道弁をおもし"ROCK"するシンガーソングライター」T@ka*(タカ)です。

今回は「北海道弁をおもし"ROCK"するとはなんぞや?」とご質問が来ていましたのでこの際noteの記事にしてしまおうという事で書かせていただきます。


◆北海道弁音楽

・北海道弁をおもし"ROCK"するとは?

まず「北海道弁をおもし"ROCK"する」とは「北海道弁を違和感なく歌詞に取り入れたロックな楽曲」となります。

元々は過去にSONICNOTESという音楽ユニットをシバタマサシ(Vo.)と僕(Gt.)で組んでいたのですが、その時に自己紹介していたのが「北海道弁をおもし"ROCK"する男性二人組音楽ユニット」でした。

ボーカルのシバタマサシがボイストレーナーになるのをきっかけにユニットを解散してのですが、楽曲を作詞/作曲していたのが僕でしたのでソロ活動の際に楽曲を受け継いで歌わせていただいております。

しかし最近は「北海道弁をおもし"ROCK"する」と言っておりますが、ロック系の楽曲以外も作っておりますので"北海道弁音楽"と総称して呼んでおります。

◆しばれた未来を切り開け「リスタート」解説

・北海道弁音楽「リスタート」

さて、ここからは実際に僕がライブに出る際に北海道弁音楽としてよく名刺代わりに歌っている「リスタート」という楽曲がありますのでそちらを例に挙げて解説していこうと思います。

この楽曲はとにかく前向きな歌詞で「何かに挫折して凍りついたように身動きが取れなくなっている自分を必死になって超えて、新しく再スタートしようぜ!」という曲になっております。

元々はとあるライブハウス(もう潰れている)の企画で「北海道らしさがある楽曲を作ろう」という"北海道音楽プロジェクト"というものがありまして、その企画用に作った楽曲です。

しかし、その企画が途中で頓挫してしまった為「せっかくおもしろい曲を作ったのにもったいないな~」という事で今も歌わせていただいております。

・歌詞

それでは実際に歌詞をみていただきましょう。


「リスタート」

しばれた未来を切り開け
へなちょこな自分、超えて行け
新しいスタートライン
はっちゃきこいてリスタート

川辺の自転車道
融け出した氷水
遠くに響く汽車の音
かでる雀見送る

雪の絨毯に
残した足跡
しゃっこい記憶土に消え
広い大地に芽吹く

きかない夢で街に飛び出した
ねっぱる雨に心折れる
夏の陽射しに焼き付いて
こごまる未来見つめた

しばれた未来を切り開け
へなちょこな自分、超えて行け
新しいスタートライン
はっちゃきこいてリスタート

透明な水も
色が混ざれば濁る
初心を忘れぬ難しさ
広い大地で想う

紅く染まる落ち葉を踏んで
駆け抜けた思い出よみがえる
ふと舞い降りた雪虫のせて
ちゃんこい夢を見つめた

しばれた未来を切り開け
へなちょこな自分、超えて行け
新しいスタートライン
はっちゃきこいてリスタート

ふさがりかけたカサブタを
今更自分のその手で
かっちゃいて傷つけて
剥がして浸るのはやめよう

広い大地の土に還る
その時が笑顔になるように
残された時間(とき)を目一杯
自分の足で歩けるように。。。

しばれた心を融かすのは
君を支える声

しばれた未来を切り開け
へなちょこな自分、超えて行け
新しいスタートライン
はっちゃきこいてリスタート


という事で北海道民であればわかると思いますがもう至る所に北海道弁が散りばめられております。

ただ道民以外の方には「どういう意味やねん???」と謎なワードも多いと思いますので標準語ver,の歌詞も載せておきます。

・標準語ver,の歌詞

実はこの曲は最初に標準語で歌詞を作ってから北海道弁に訳せそうだなという部分を"後から訳して作った"曲です。

ですので本邦初公開!

こちらが標準語ver,の歌詞となります。


「リスタート(標準語ver,)」

凍てついた未来を切り開け
未熟な(へんちょこな)自分、超えて行け
新しいスタートライン
必死になってリスタート

川辺の自転車道
融け出した氷水
遠くに響く電車の音
集まる雀見送る

雪の絨毯に
残した足跡
冷たい記憶土に消え
広い大地に芽吹く

やんちゃな夢で街に飛び出した
まとわりつく雨に心折れる
夏の陽射しに焼き付いて
小さくなる(こごまる)未来見つめた

凍てついた未来を切り開け
未熟な(へんちょこな)自分、超えて行け
新しいスタートライン
必死になってリスタート

透明な水も
色が混ざれば濁る
初心を忘れぬ難しさ
広い大地で想う

紅く染まる落ち葉を踏んで
駆け抜けた思い出よみがえる
ふと舞い降りた雪虫のせて
小さい夢を見つめた

凍てついた未来を切り開け
未熟な(へんちょこな)自分、超えて行け
新しいスタートライン
必死になってリスタート

ふさがりかけたカサブタを
今更自分のその手で
ひっかいて傷つけて
剥がして浸るのはやめよう

広い大地の土に還る
その時が笑顔になるように
残された時間(とき)を目一杯
自分の足で歩けるように。。。

凍てついた心を融かすのは
君を支える声

凍てついた未来を切り開け
未熟な(へんちょこな)自分、超えて行け
新しいスタートライン
必死になってリスタート


はい、元々はこんな感じの歌詞でした。

歌詞の中に出て来る「へんちょこな」と「こごまる」は方言ではないのですが北海道弁と合わせる時にこちらの方が語感が良いのでこちらのワードを選びました。

是非、両ver,の歌詞を見比べてみて下さい。

僕の歌っている音源はありませんのでシバタマサシが歌うSONICNOTES ver,の「リスタート」のリンクを載せておきますので、気になった方は是非ご視聴下さい。

↑SONICNOTES ver,の「リスタート」

・なぜ北海道弁を歌詞に入れようと思ったのか?

「北海道っぽい楽曲」を作る際に参考にしたのが松山千春さんの「大空と大地の中で」や札幌のインディーズバンド(残念ながら解散してる...)OILMANさんの「北春路~キタルミチ~」です。

↑松山千春さんの「大空と大地の中で」

↑OILMANさんの「北春路~キタルミチ~」

しかし、北海道弁の歌詞が楽曲の一部(1ワード)にしか使用されておらず「ガッツリ北海道弁が使われている歌詞はないな~」と思っていたところ「関西弁の歌詞は結構メジャーな曲でも使われてるよな」と思い、当時かなりハマっていた10-FEETさんの楽曲を改めて歌詞に注目して聴きまくり参考にしました。

主に参考にした楽曲がこちら!

↑10-FEETさんの「2%」

↑10-FEETさんの「VIBES BY VIBES」

お聴きいただいたとおり、もうガッツリ歌詞に関西弁が入ってます(笑)

ここからインスピレーションを受けて「リスタート」が完成しました。



以上が、「北海道弁音楽」と代表曲「リスタート」の解説でした。

まだまだ北海道弁音楽として作った楽曲が沢山ありますので今後解説記事を上げていこうと考えております。

実は学生時代に別の企画で「リスタート」の前に作った北海道弁音楽のプロトタイプも存在しますので次回はそちらに触れてみたいなと思います。

それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
したっけ!ばいば~い!

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