Day20
新年あけましておめでとうございます。昨年の記事ではありますが、世界（英語圏）で注目されているロボットについてのまとめ記事があったので紹介します。この題材で書くきっかけになったことですが、やっぱり英語で情報発信しないと世界にはなかなか届きません。認知度も大事。
今回初めて知ったのがスタンフォード大学のOceanOneK。名前の通り、水中探索を行う事が出来るヒューマノイドロボット。特に沈没船や沈没した飛行機などの場合は人型だと都合が良さそうです。
そして、一昔前と異なり、軽量ボディーが印象的。設計思想がどこか全然違うんだろうなぁ・・・。そして、こういうとこに毎回、トヨタのバスケットロボットCUEも載れるようにマーケティング頑張って！

これらのロボットは、敏捷で機敏なメカニズムを備え、幅広いタスクを実行できます。 イーロン・マスク氏は最近、彼の最新の創造物であるオプティマス・ジェン-1を披露しました。大規模な言語モデルの進歩に伴い、最も強力なAI支援ロボットを創出するレースが激化しているようです。テスラ・オプティマスのアカウントは、オプティマス・ジェン-1のデモビデオを共有し、AIロボットに関する議論を引き起こしました。ロボティクスとその人工知能との融合は魅力的な領域です。過去数年間に、世界中の多くのロボット企業がその卓越したロボットを披露するためにAIを使った実験を行ってきました。これらのロボットは科学的な驚異だけでなく、人気のハリウッドSF映画に見られるような、人間の潜在的なアシスタントにもなり得ます。ここでは、マスクのオプティマス・ジェン-1に似た最近の卓越したロボティクスのデモンストレーションをいくつか見てみましょう。

ボストン・ダイナミクス アトラス

米国のロボティクスおよびオートメーション会社であるボストン・ダイナミクスは、2013年に二足歩行の人間型ロボットアトラスを作成しました。同社は以来、このロボットの革新を続けています。今年初め、同社はアトラスが新しく習得したスキルを披露する短いクリップを共有しました。アトラスは、さまざまな物体と対話する様子が示されています。人間型は、足場にいる作業員に物体を拾って届けることで作業員を支援する様子が見られます。アトラスは、宙返りやバックフリップが可能です。

オプティマス・ジェン-2

イーロン・マスク氏のテスラは最近、人間型ロボットのオプティマス・ジェン-2を公開しました。このロボットは、単に歩いたり話したりするだけでなく、はるかに多くのことができます。デモは、ロボットの以前のバージョンを紹介することから始まりました。最新のオプティマス・ジェン-2は、より高速な歩行速度、指の触覚センシング、手の動きなどを備えています。これはテスラ・ボットとも呼ばれ、2021年のAIデーイベントで初めて発表されました。

ユニツリーの汎用人間型ロボット

中国のロボット会社であるユニツリーは、二足歩行ロボットでこれまでに見た中で最高のバランスを持つ人間型ロボットを作成しました。ユニツリーH1は、最初の汎用人間型ロボットであると主張されており、価格は9万ドルです。身長は1.80メートル、重量は47kgで、時速5.5kmで歩くことができます。このロボットは深度カメラと3Dライダーを備えており、また、周囲を3Dでマッピングすることもできます。これにより、ロボットは近くの物体や表面について正確な理解を持つことができます。

エンジニアード・アーツのアメカ

おそらく、最近の中で最もユニークなデモンストレーションの一つです。アメカは世界で最も先進的なロボットの一つです。8月に、同社はアメカが猫を描く様子を示すビデオを共有しました。このビデオはすぐにバイラルになりました。同社は、アメカにステーブル・ディフュージョンを使って描画する能力を与え、彼女を独立して描画する最初のロボットにしました。アメカの描画は熟練したアーティストではありませんが、重要な進展です。

フィギュア 01

フィギュアは、自律型ロボットとドローンに特化した専門知識を持つ米国のロボティクス会社です。10月に、同社はその人間型ロボットプロトタイプを発表しました。フィギュア01として知られるこのロボットは、ダイナミックに歩く汎用人間型ロボットです。ロボティクスにおけるダイナミックウォーキングとは、転倒を防ぐために動きの中で一定の運動量を維持することを意味します。この光沢のある金属外装の人間型は、身長5.6フィート、重量60kg、電気システムで動力を供給されています。

アプトロニック社のアポロ

アポロは、二足歩行の人間サイズの汎用ヒューマノイドロボットです。この会社は、このロボットが産業労働力を変革し、人間の経験を向上させるサービスを提供するように設計されたと主張しています。アポロは1.7メートルの高さがあり、73キロの重さがあり、最大荷重容量は25キロです。交換可能なバッテリーを使用して約4時間稼働することができます。最新の報告によると、この会社はこのようなロボットを2台作成し、将来的にさらに多くを作成する計画があるとのことです。

アマゾン・ディジット

電子商取引大手のアマゾンは、しばらくの間、倉庫ロボットをテストしています。ディジットは、アジリティ・ロボティクスからのアマゾンの二足歩行の人間型ロボットで、人間の従業員と共に機能することができます。ビジネスインサイダーのレポートによると、ディジットの運用コストは1時間あたり約10ドルから12ドルです。ディジットは移動したり、さまざまな倉庫の部分から物体をつかんだり、扱ったりすることができます。

ディズニー・リサーチのロボティックキャラクター

10月に、2023年IEEE/RSJ国際インテリジェントロボットおよびシステム会議（IROS）で、ディズニー・リサーチチームは最新のロボットを披露しました。幼児のサイズで、幅広い表情を持つこの愛らしいロボットは注目の的でした。それは大きな頭、2本のウィグリーな触角、そして短い足を持っています。それは風のように歩き、個性を持っています。このロボットは、ディズニーの古典「ウォーリー」（2008年）の孤独なロボットを思い出させます。

GPT-4によって動力を供給されたAlter3

最近、東京大学の研究チームは、人間型ロボットAlter3を構築しました。このロボットは、GPT-4の助けを借りて、セルフィースタンスなどのさまざまなポーズを採ることができます。チームによると、これは自社の[アンドロイド](https://indianexpress.com/about/android/)にGPT-4を統合した後に可能になったとのことです。GPT-4ベースのテキスト・トゥ・ムーブメント・ロボットを作成したチームは、その所見を他の人間型ロボットでの使用に利用可能にする計画を持っていると報告されています。

1Xのイヴ

ロボティクススタートアップの1Xは、今年、EVEという名前のAIロボットを発表しました。このロボットは、アンドロイド製造ユニットのセキュリティガードとして配備されたと報じられています。ロボットには、カメラ、アラームセンサー、モーションディテクターなどの高度な監視システムが搭載されています。EVEは敏捷で、窓やドアを開けたり、物体を取ったり、人間と同様のさまざまなタスクを実行することができます。

ボストン・ダイナミクス スポットロボット

スポットは、米国のロボティクスおよびエンジニアリング会社ボストン・ダイナミクスによって2016年に作成されたロボット犬です。この犬にインスパイアされた四足歩行のロボットは約25kgの重さがあります。同社は、ロボット犬が発売されて以来、いくつかの革新的な機能を追加してきました。このロボットは戦闘、火災消火、および監視に使用することができると報告されています。5台のステレオカメラを搭載しており、フルカラーの映像を提供します。スポットタブレットが付属しており、ロボット犬の操作に使用されます。

エボボット

このユニークな外観のロボットには、下部に車輪を備えた2本の足があります。エボボットは、ドイツのドルトムントに拠点を置く研究サービス会社であるフラウンホーファーIMLによって作成されました。この特別なロボットは、追加の重量なしで自分自身をバランスさせることができ、コンパクトで軽量です。ロボットは常にバランスを保ち、次世代の交通手段として称賛されています。それは、端に向かって内側に向かっている円盤形のグリップパッドを持つ腕を持っています。それは前方に傾き、最大で秒速10メートルの速度で転がることができます。

エイプリル社のナオ

カザフスタンのロボティクス会社エイプリルによって開発されたナオは、自閉症の子供たちを支援するために設計されたソーシャルロボットです。ナオは、子供たちのセラピーを簡単かつ効果的にするために専門家を支援します。メーカーによると、ナオの介入により、子供の集中力はほぼ即座に高まり、セラピーのコンプライアンスと効果が向上するとのことです。この愛らしいロボットは、基本的な算数から言語まで、認知スキルを教えます。ナオは、人間とロボットの相互作用、ソーシャルロボティクス、人工知能の一例と見なされています。

シャオミ社のCyberOne

中国のスマートフォンメーカーであるシャオミは、最近初めての二足歩行ヒューマノイドロボットを発表し、世界を驚かせました。このロボットはアトラスやディジットほど動きが流れるわけではありませんが、独自の能力でその地位を保っています。CyberOneのAIと機械的能力はすべてシャオミ・ロボティクス・ラボによって開発されました。ロボットはMi-Sense深度視覚モジュールとAIインタラクションアルゴリズムを搭載しています。個人、ジェスチャー、表情を認識し、3D空間を知覚することができます。

スタンフォード大学のOceanOneK

スタンフォード大学の研究者チームによって作られたこの潜水ヒューマノイドロボットは、沈没した飛行機、船、潜水艦を探索することができます。これまでに海の約1キロメートルの深さまで潜行したことがあります。ロボットは人間のような上半身と、8つの多方向スラスターを備えたスリムな下半身を持ち、水中での機動性を可能にします。ハプティック（触覚ベースの）フィードバックシステムとステレオスコピックビジョンを特徴としており、現実的な感覚を生み出し、操作者がまるで沈没した船や深海の目的地を探索しているかのように感じられるようにします。