星の見えない夜は(途中)

星の見えない夜は
一人で家路につこう
音楽から遠ざかり
街頭の光だけを頼りにして
雨の上がった後の土は
闇に染み込んで
足元を飲み込み
山を覆い隠すだろう

夜が足元にまで
たどりたどり着いた時

*****

もしもそこで分かってしまったら
もしもそこで理解してしまったら
私は残りの命をどう費やすのだろう
人生は探求の旅だと
誰かが口にした
答えは永久に見つからない
友はどこまでこのことに気づいているのだろう
母はどんなに足を土で汚したことだろう
父はどれだけ失望に頬ぶちをぶたれたことだろう
私はまだその痛みを知らない

*****

明かりの消えた部屋に灯る窓
私は壁を背にして
お気に入りの音楽をかける
ドラムがこの胸を強く打つまで
音量を上げる
歌声が部屋中に散らばり
ピアノの響きが片隅で曇り
ベッドを重く沈ませる
体を起こすのに億劫になって
周りを見渡して
このまま横たわっている訳を見つける
ここは今、夢の中でも、現実でもない
クライマックスが近づいて
バックボーカルが部屋の壁と押し合いを始める
所狭しとしきりに足掻く

*****

薪をくべるのに夢中になって
どれほどの火が必要だったのかを
忘れてしまった
寂しさが仲間を募る
それは私の心臓を強く打ち据えるため
ただやかましい音を立てるのが目的で
それは私の目を開かせるためではない
悲しみが壁を作る
それは周りの景色を妨げるためではない
周りの景色から私を遠ざけるため

*****

”もう分からない”
人への理解をあきらめることが
どれだけ人との距離を離すのか
どれだけ人の期待を裏切ることなのか
人を知ることを止めることが
どれだけ人を傷つけることなのか
どれだけ人に痛みの種を植え付けることなのか

ものを大切そうに語るときに見せる
あなたの微笑みは
思い出と幸せと
近い明日と遠い未来への親しみに満ちている

気持ちを最後まで完璧に伝えようとして
見せるあなたの真剣な表情は
まだ目に見えない世界の形を
必死になって現そうとする力と
純粋な心に溢れている
時間をかけてゆっくり話をし
時間をかけてゆっくり耳を傾けることが
どれほど大事なことなのかを
知らない人々に囲まれながら
自分を無理矢理殺さずに
したたかに自身を生かすあなたは
私の最も
尊敬する人

*****

思いが混雑する
思考が煙に舞って散らばる
空高く舞い昇り
そしてつぼみのように小さくなった
私の頭に降り注ぐ
眠りを司る神経を傷つけ
私に休息を許さない

*****

私はあなたを知らない
私はあなたの顔を知らない
私はあなたの声を知らない
私はあなたの瞳を知らない
私はあなたの指先を知らない
あなたの指先がどう動くのかを知らない
あなたの声がどう荒く怒鳴るのかを知らない
あなたの瞳がどうきらめくのかを知らない
あなたの顔がどれだけ微笑むのか
      どれだけ悲しむのかを知らない
あなたの歩き方を知らない
あなたの肩の広さを知らない
      目に見えても
      目に見えなくても
あなたという存在の大きさを知らない
あなたの言葉を知らない
あなたの思いを知らない
      小さくても
      大きくても
あなたの希望を知らない
あなたのはしゃぎ方を知らない
あなたの落ち込む姿を知らない
あなたの死んだような気持ちを知らない
あなたの生きていない部分を知らない
あなたの憎しみの念を知らない
あなたの殺したい相手を知らない
あなたを愛した人を知らない
あなたを愛したい人を知らない
あなたの友人を知らない
あなたの心の親友を知らない

*****

There must be a way out
from the conflict or
from the comfort
I am a good person
and do I need anything else?

 *****

If I were def,
 I could sing a song only for myself
If I were unspeakable,
 I could not let my song anyones'

*****

I am clean, though

 my skin is clean
 there aren't any scratches
 you won't see, will you?
 my bones are clean
 there aren't any cracks
you won't see, will you?
 my blood is clean
 there is no danger
 you won't see, will you?
 but you will see that
my heart

*****

さぁ二人だけの物語
花で額縁を作り
小鳥をキャンバスに打ち付けよう
ポプリとてんとう虫は日向に置いて
香ばしい香りが漂うまで

さあ二人だけの物語が始まる
花の首を摘み取って
ウサギを捕らえて骨を抜き
ウィッシュボーンで誓いを立てよう
そして周りをピエロで囲み

彼らは永遠に困り続ける
彼らは永遠に驚き続ける
彼らは永遠に笑い続ける
彼らは永遠に失われ続ける

*****

失われ続けて
不足を予感し
腹が減るよりも深く
空腹を感じる

*****

予感

白く壁を塗った途端に
私はこの壁を嫌いになった
爪を噛む癖はまだ治らない
もう一度背中で両手を縛ってくれる誰かを
探している

*****

牢屋にもし
一筋の光が差せば
どれだけの詩を
朗読できるのかだろう

*****

They are talking about the freaks
by the table
over the dinner
 handing a glass of water
 stubbing some meats each other
 they are thinking
 their mouth are making such topics
blooming

*****

In the dark sea of ambiguity
 I'm floating only dreaming my breath
 I have no memory
 I have brought no mind
 I feel that
 it might be that
 all the air that I get is
 going to be wasted
by both of myself in the end

*****

At the end of the day,
 I had realized how deep is
 the place where I'm lying
 I had dreamed how will I feel
 to be dragged its way down
 but I know I have been awake already
 even during wondering which standing or sinking

*****

I'm not the person who
 I like, I rely on,
 I trust and I even pray on
 and aren't you the person who
 like me, rely on me,
 trust me and even pray on me?
 I won't say to you,

*****

What is freedom?
 is something released?
 or something unrevealed?
but I have believed in comfort
hasn't come from

*****

彼は最初にドアを叩いて
最後に鍵を閉める人だ
そして彼は最初に手を叩き
最後の一人になるまで手を叩き続ける人だ

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