taka.amos

大学以降の書き溜めていた詩を載せてます。 たまに今書いているものも載せています。 自分…

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大学以降の書き溜めていた詩を載せてます。 たまに今書いているものも載せています。 自分自身のために書いたものがほとんどです。 (途中)は作成途中、それ以外の()内は詩を書くのに影響を与えた人やもの、または状況です。

最近の記事

取り返しのつかない言い訳だった(途中)

取り返しのつかない言い訳だった *** What is the most harsh is to say goodbye *** あの分厚い風が途端に弱々しくなったから その肌寒さを忘れてはいけないと思った 宝物を手放そうと何度か思ったことさえも 今では自分とは別の人間だったのではとさえ思える *** どこかに開くドアがあるはずだった だけど、どこにあるかなんて誰にも分からなかったよね *** その"かたち"は息をした 吹き返した様だ 空気を遮る手をのけて

    • 16年前(Not the red baron)(途中)

      16年前 何かに気づかせてくれるほどの時間 だけどそれが何なのかを掴めないほど遠く 何かに取り憑かれているような 後ろ髪を引っ張るその手 突き止めようとするほどに霞んでいき 言葉にしようとするほど指の間をすり抜けていく ただ、見つめていればいい そのままでいて欲しければ 栞(しおり)は空に舞い 頁(ページ)は弄ばれる 一時の風にさえ保つことができないもののことを 私は恋に落ちたかのように見つめようとしている 気にも留められない 髪の毛先の乱れさえ放っておいても平気と言わん

      • 生きてるだけで丸儲け、と言える間に目一杯生きておこう。

        • ぬるま湯を掻き混ぜてみる(暗闇絵画)(途中)

          ぬるま湯を掻き混ぜてみる ただ走ればいいだけだ そうすれば"自然"が答えを教えてくれる なのにスニーカーが地面に吸い付く このまま時を進めたくはないんだ 陽だまりにくぐもる風の佇まいは 僕を置き去るつもりの様だから 構わないかい?遠く離れても

        取り返しのつかない言い訳だった(途中)

          手懐けるにはコツがいる(途中)

          手懐けるにはコツがいる こいつにどんな音楽を聴かせても 激しさを増して荒れ狂うばかり 周りでそよぐ雑草でさえ眉をひそめて 唸り声を上げる じゃじゃ馬め ***** テンポよく心臓を踏み鳴らす靴底 勢いよく前へと進む 飛沫をあげて纏わりつく水気を弾く 澱みが透き通るほどに激しく ***** ほら、これもそうだ 糖衣で誤魔化している 真っ白い魔物の姿 迷いの森の中 一つ一つと落としてゆけば 道に迷わぬ代わりに 光からお前を遠ざける 正解がある 正義がある ぽつりぽつり

          手懐けるにはコツがいる(途中)

          力を込めるたび(最下層で)(途中)

          力を込めるたびに 体はふわりと浮かび上がる 上昇気流に身を任せる 足元の雲をかき混ぜながら 大事なことは 心に留めておこう 大切だったはずのことも 手遅れではない だからもう一度掘り返して 握り拳を作るたび 目を固くつむるたび ふわりと浮かんで飛んでゆけ

          力を込めるたび(最下層で)(途中)

          長年連れ添ってきた重たい考えが(kotaさん)

          長年連れ添ってきた重たい考えが ようやく報われる夜 あなたのおかげだよ、ありがとう 暗い雲がこの身に重たくのしかかる だけど寄り添ってくれる空もあるということ あなたが教えてくれた、そうだね あなたに思い馳せている この耐えられそうにない重力のことを きっと分かってくれる人だっただろう それだけでとても愛おしく思う ただ泣き伏す私たちを後にしていい 辿り着いた果てに救いがあったということを 今は確かに、空に輝いて示してくれ 心に翳りを持つ人は 命と向き合う時間を過ごす

          長年連れ添ってきた重たい考えが(kotaさん)

          ごめんなさい

          ごめんなさい このまま続けていられない 最後の最後まで 握ってくれていた手を 解くのはとても 心が痛む ごめんなさい もうやめてほしい 呼吸はもう生まれてこない 鼓動は掌のどこにも見当たらない 口移しの命はなんの役にも立たない 無駄に割く時間は 卑怯なだけ 私と向き合うのが 怖いのでしょう? 私を見つめるのに 時間がかかるのかしら 私を知るのに あなたは知る必要がある 自分自身への 裏切りと 諦めを

          ごめんなさい

          燃料

          一度、こう思ったことがあるんだ もしも、この身体が燃え始め 辺りの何もかもを道連れに 真っ黒く焦げ付かせた挙句 全てが灰と化すのなら、と 自らの指で放つ矢が あの能天気な晴天を破り去る 瞼に取り憑く害虫を脅かすのに それは丁度いいのだろう 隙を見せて 身体中に開いたその穴を 覚悟は沈ませておいていい 重い分、揺るがない自信があるから 目隠しされたこの手を取って この身を宿した薄い影は 本物から浮かび上がり 今、真昼の月めがけて昇ってゆく 一度、こう思ってみろよ 格好が

          forget the man I used to be(途中)

          forget the man I used to be 蔦は一面に広がり緑のカーテンを作る 風はカーテンを煽り春の息吹を感じさせる 空は青く空気は澄んで あなたの瞳は素直に光を受け入れている 言葉は梯子を編んでくれないと分かった日 足が勝手に動いたのを覚えている 耳障りだけの良い響きより この両手が包めるほどの温もりをただ抱き寄せたかった 陽の光をいっしに浴びる僕らは 寂れたホールに佇むだけなのかもしれない だけどそれで構わない このまま時が止まってくれるなら あの頃

          forget the man I used to be(途中)

          孤立するのが好きな彼(途中)

          孤立するのが好きな彼 いつもひとりでいる ご飯を食べる時も 教室に入る時も 学校から帰る時も そしていつも一人でいようとしている 朝目を覚ますのも 朝食を作るのも 時を過ごすのも 全部自分の仕事だと思っている 何かを作る時も 何かを書く時も 誰といようとも どこにいる時も 彼は一人であると思っている ***** 優しい顔を見せないで おとなしい声で話しかけないで 温かい手で私の方を触らないで 疲れ果てたのならそう言って もうやってられないと諦めて 放棄したっていい もう続

          孤立するのが好きな彼(途中)

          芝生の上に横たわる

          芝生の上に横たわる 中にはまだ生まれたての新芽が混じり まだ青さの残る草原に 秋空の夕日は似合わない 見上げる空のどこか 誰も見たことのない国があると信じ 空中に透明な足場を作り それを登って 私は改めて世界に平たな部分が 一つもないことを知る か細い木陰が 時刻を明確に教えてくれる 曖昧な向こうの山際に まだ目を刺すような感動は訪れない 柔らかい土の上 やがて生まれる小さな命と共に眠り その温もりで 私もかつて生まれた小さな命へと還る 少し冷たい風 やがて生まれる

          芝生の上に横たわる

          星の見えない夜は(途中)

          星の見えない夜は 一人で家路につこう 音楽から遠ざかり 街頭の光だけを頼りにして 雨の上がった後の土は 闇に染み込んで 足元を飲み込み 山を覆い隠すだろう 夜が足元にまで たどりたどり着いた時 ***** もしもそこで分かってしまったら もしもそこで理解してしまったら 私は残りの命をどう費やすのだろう 人生は探求の旅だと 誰かが口にした 答えは永久に見つからない 友はどこまでこのことに気づいているのだろう 母はどんなに足を土で汚したことだろう 父はどれだけ失望に頬ぶちを

          星の見えない夜は(途中)

          「魂が破裂したように泣き叫ぶ」(途中)

          「魂が破裂したように泣き叫ぶ」 「ぞっとする」 ***** 心の中で 私は縄跳びをする 外は暗い牢獄の壁の側 細い光が差すけれど 向かいに座る人の顔も見えない ずっと涙がこぼれ続けていた ***** お腹の中で********した少年 泣き叫ぶようになったこの子 邪悪な影がとうとうすぐそばまでやってきた これが恐れているものだった 私はその恐怖が目の前で 新たに芽吹く様子を なすすべもなく 見守っている 私の体の中の悪魔 肉にも心にも黒い喰い痕を 凄まじく残す 時間が

          「魂が破裂したように泣き叫ぶ」(途中)

          そのままで

          砂嵐を掻い潜り 手元に残留した このざらつきは 砂金になり得る そう信じたい 例えば誰もが 穢らわしいと 払い落とした この汚なさは 剥がれそうな 命のかたちを 留めておける 薬となり得る そう信じたい そのままで 歩んでゆけ 誰がなんと 罵ろうとも 誰の何から 嘲り蔑みの 対象として 映ろうとも そのままで 歩んでゆけ そう信じる

          そのままで

          眠りたくない夜は、寝ない夜にするのが一番心に良いのかもしれない

          眠りたくない夜は、寝ない夜にするのが一番心に良いのかもしれない