待ってと言ったって(途中)

待ってと言ったって
どうせもう遅いだろう
帰ってきてと叫んだところで
もはや雪崩は道を塞いだことだろう

耳をすませば聞こえるはずだと
なんでそう言われたのかも忘れてしまった
"昔"は手を振ってくれるはずだった
はじめましてだなんて
他人のふりなんてしないで

もう少しだって言ったって
あなたにはこの距離が見えていない
ここまでだなんて背けた顔も
始めだって輝いてたじゃない

目の奥がこそばゆくなるくらい

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