「魂が破裂したように泣き叫ぶ」(途中)

「魂が破裂したように泣き叫ぶ」
「ぞっとする」

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心の中で
私は縄跳びをする
外は暗い牢獄の壁の側
細い光が差すけれど
向かいに座る人の顔も見えない
ずっと涙がこぼれ続けていた

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お腹の中で********した少年
泣き叫ぶようになったこの子
邪悪な影がとうとうすぐそばまでやってきた
これが恐れているものだった
私はその恐怖が目の前で
新たに芽吹く様子を
なすすべもなく
見守っている
私の体の中の悪魔
肉にも心にも黒い喰い痕を
凄まじく残す
時間が許す限り
私はこの体と
この子を愛そう
私にもあるのよ
あなたと同じ痣が
私の中にも住んでいるの
あなたと同じ形の闇が
私の体の方が大きいけれど
持っているものの大きさは同じ
残酷なことでしょうけれど
あなたは私と同じように
生きていくのよ、坊や

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一本の灯をともす
ろうそくなら
山ほどある
気の遠くなるほどの長い間
ここを照らせるわ
こんな始終真っ暗な場所だから
話をしたくても
誰と話しているのかわからない
誰のことを愛しているのかもわからない
そしてここはあまりにも寒すぎる
だからみんなで温まりましょう
さあ
ここへきて
囲みましょう
この一本のろうそくを

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救急車がまた再び
何かを求めて走っていった
あなたを待ち受ける
白と赤のランプの火
人々の群れの流れを
逆流するトラック

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体が熱い
焼けるような煙と
赤い衝撃
炎の突風が頬をかすめる
塞いでいても音は耳をつんざく
振動は未だに止まない

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