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家電系部品メーカの生産技術をしている36歳takaです。工場の関係で海外によくいます。…

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家電系部品メーカの生産技術をしている36歳takaです。工場の関係で海外によくいます。落ち目と言われている日本の製造業で海外他社との闘いでシックハックしながら日々仕事に追われてながら考えている事を書き連ねたいと思います。

最近の記事

「CHAM SCULPTURE AND INDIAN MYTHOLOGY」を眺めて

ベトナムに住んでから2度目のTETはダナン/ホイアンに旅行してきた。博物館がほどよく好きな私は、チャンパ王国の残り香を閉じ込めてある本を80Kドンで購入し、思い返している。 チャンパは特に建物や彫刻が特徴的だ。インド神話からの登場人物がたくさん出てくる。 そして次第にホーチミンの博物館で出会った彫刻が思い出されてきた。 Goodle Lensで調査開始。 もしかしてアフリカンアート?? いや少数民族の墓か?顔に手を当てている子から、これがモデルと推定。 各民族の墓に

    • 「世界からコーヒーがなくなるまえに」 自分ができそうな事を考えてみる

      〇 読んだきっかけ; 今の電子部品工場の職もいつまで続くかわからず、今から興味のある分野を探しておきたい。 →自分の強味 プログラム(C++/python/Lab view)、語学、チームビルディング&マネージメント、データサイエンティスト、生産技術あたりの考えを広く浅く。 →今から面白いテーマとその展望を発掘し、興味を持ちやりがいのある世界に人生振り切っていきたい。 →身の回りの改善活動でできる事はあるか?  ベトナムでコーヒー農家があまり儲からないと聞いた。  コーヒー×

      • 酒場一人

        ふと一人で飲みにいこうと思う時がある。 友人と飲む酒は、共通項の話題で埋めつくされるため、文字で起こすと同じ言葉が繰り返される。同期の中川が結婚したやら子供が生まれたやら、会話の中の哀愁を展開させたり、笑いの方にもっていったりと、テーマの選定と展開の繰り返しだ。 一人で飲む酒は何が違うのだろう。初めて一人で飲んだのは大学のテスト前日、嫌になって夜のコンビニで飲んだチューハイはプレッシャーを軽くさせた。このようなありきたりな流れで始まった一人酒生活でだが、スナックやバーでの

        • 学習における単位ベクトルと活用の重要性

          教育のワールドクラスという本によると、2015年のPISAデータベースでは日本の教育水準は5位と比較的上位に位置するらしい。2018年は9位と少し下がっているようです。日本の教育が高水準と聞くと果たしてそうなのかと、英語の話せない日本人を見てはそう感じてしまいますが、最近はその分野の単位ベクトルと活用が大事ではと感じています。 単位ベクトルとは何か?数学では例えばx/y/zの絶対値が一のものを指しますが、ここで言いたいのは基礎学習の内容からいかに生活に取り込むことができるか

        「CHAM SCULPTURE AND INDIAN MYTHOLOGY」を眺めて

        • 「世界からコーヒーがなくなるまえに」 自分ができそうな事を考えてみる

        • 酒場一人

        • 学習における単位ベクトルと活用の重要性

          名前のないフォー屋さん

          越南の生活にも慣れ、休日の朝ごはんにフォーを食べに出かける事が多くなってきました。徒歩5分の位置に2件、15分の位置に5件くらいあり、田舎ながら休日の探検には飽きない環境にいます。日本でもラーメン巡りが好きな私は、ベトナムでもおいしいフォーを求めて本日も食してきました。初めてのお店で塩ラーメンのようなHủ tiếuを食べてちょっと感動。。。 麺が2種類入ってて、スープもすっきりして過去一番好みな味、こういう発見があるので生活は楽しい。 その後友人と会話の中でおいしいフォー

          名前のないフォー屋さん

          南越語は孔子をベトナム語で読めばきっとわかる

          「巧言令色鮮し仁」は 「xảo ngôn, lệnh sắc, tiển hĩ nhân」だった。 ベトナム語を覚えるのには時間がかかり、漢字とセットになっている南越語からでも覚えたいと思ってましたが、昔の漢文をベトナム語で読めば、出てくる単語が南越語だと気づいた嬉しさ。 日本でいうところの、カタカナが外来語が多いのかと日本人以外が分かったときの嬉しさにきっと似ています。 田中克彦さんの書籍を一冊だけさっと読んだところで、言語学には単語の起源を考えるベクトルと、文法の起源を

          南越語は孔子をベトナム語で読めばきっとわかる

          日本語文法起源の妄想

          GWは皆さまどうお過ごしでしょうか?残念ながらベトナムの工場勤めの私にはあまり長期連休はなくまた明日から仕事が始まるわけで、日本の長期休暇で本を読む時間がいかに貴重だったかが身に染みてきます。私の人生の前半はこのまま近代と一体化しながら折り返そうとしており、後半はどうしたものかと未だ呑気に先を見据えず知らない土地を歩いてます。 最近は言語学の本にはまってきてます。それというのも元々仕事で英語を使っており、工場が中国やベトナムにあることからそれらの言葉を日ごろ学んでいるのです

          日本語文法起源の妄想

          近代の松尾芭蕉はいかに

          ベトナム工場に駐在して、もう半年が経つ。でもコロナの影響で外にはほとんど出てなかったので、最近近所をよく散歩する。 何も考えずに歩いていると、ふとあの序章が頭に浮かんでくる。 月日は百代の過客にして、行き交ふ年もまた旅人なり。 松尾芭蕉の奥の細道。なぜだろう?車通りの少ない道で人々の暮らしが想像できる通りだったからだろうか。耳を澄ますと蛙ばりに鶏や牛などの声が聞こえてくる。 古池や蛙飛びこむ水の音 不夜城や朝日飛び込む鳥の声 なんて近代的なのだろう。こういう田舎にも

          近代の松尾芭蕉はいかに

          対話すると自分の至らなさも見えるので学んでいこう

          今期管理職になって、初めて若手と面談をする。 興味ある事を知りたいので、学問で今何にハマっているかとか聞いたりすると、だいたい今の業務に直結してプログラミングや英語の話になる。 製造業のエンジニアは英語を得意としない人が多く、TOEIC200-400くらいの人も多い(もちろん企業のレベルによると思いますが)。そういう人は言葉を普段の生活で使うイメージが持てない人が多いので、一緒に仕事をやっている海外のエンジニアとメールや会話をする機会を増やしてあげると、文法の勉強地獄から

          対話すると自分の至らなさも見えるので学んでいこう

          AIの台頭により語学を学ぶ必要はあるのか?

          37才にして独身でベトナム在住となるとは考えてませんでしたが、住むからにはベトナム語を覚えようかと一日10分はベトナム語に触れている日々です。社内では顧客が海外という事もあり、全員英語を話せるようにとよく話があがりますが、一方で「この10年間はまだAI技術が発達せず英語が必要なので」という言い方をされます。そこで、AIリアルタイム翻訳が進むと語学は必要なくなるかを改めて考えてみました。 私の考える、AI翻訳では難しい事は下記の点です。 上記の通り、文法違いによるタイムラグ

          AIの台頭により語学を学ぶ必要はあるのか?

          アジアの語源

          ある本を読んでいて、「這裡」という言葉が出てきました。本の中では音読みで「チャリ」とルビが降られていて意味がピンと来てなかったが、訓読みで「こちら」という記載もあり、中国語の「这里」から語源が来てるなと気づきました。 調べてみると中国語の簡体字で「这里」は繁体字で「這裡」ということ。簡体字は20世紀初めに造られたので、繁体字が日本に伝わってきたんですね。 今の日本語→昔の日本語→繁体字→簡体字という順で勉強していれば違和感無かったかと思いますが、真ん中を飛ばしてましたね。こ

          アジアの語源

          知らない人の話に耳をすませば

          たまに一人でバーやスナックに入り、人の声に耳を傾けながら次第に溶け込んでいく空間が好きです。あまり常連になる事は無いのですが、初めてお会いした方の人生を覗き見ると意外な過去があったりと話が弾む時があり、小説を読み終わったような感傷に浸る事があります。 まだ外を自由に歩けていたとある日、立ち寄ったスナックでもう古希を迎える方とお話させていただいた時の事、海外出張の話で盛り上がりました。その方は大学卒業後にアフリカに出張し、後進国の中で現地の方と仲良くなりいろんな経験をされてい

          知らない人の話に耳をすませば

          生活の中心のデジタル機器

          ここ最近ベトナムと日本を3か月スパンで行き来しており、拠点が2か所ある生活を過ごしてます。次第に在宅時の行動が拠点によって違ってきていると気づきます。具体的にはベトナムはスマホ/タブレット中心、日本ではパソコン中心に生活がある事による違いです。 ベトナムでは何か作業時(料理や洗濯)はタブレットで動画や音声を見聞きし、KINDLEで読書をする生活で、大抵は読書しながらスマホで何かググってます。一方日本では作業時は録画テレビ、読書は紙、そしてPCの前で座っている事が基本となって

          生活の中心のデジタル機器

          なぜ勉強しなきゃなのかと大人に聞かれたら

          工場の生産技術をしていると、年配の部下などにプログラミングなどを教える事がたまにあります。根気強く教えているので覚えてくれはしますが、自主的にはなかなか勉強しない。読書などの自主的な学習は歳を取るにつれ、身につくのが難しいと感じます。 ふと「なんで勉強しなきゃいけないか?」と聞かれたらなんて答えようかなと考えました。目の前の技術は勉強しなきゃ習得できないのは確かですが、それ以上の知識については「面白いから」以上上手く思いつかなくて。 そこで見つけたのが下記t.oishiさ

          なぜ勉強しなきゃなのかと大人に聞かれたら

          言葉はどこから生まれるか?

          語学の勉強がちょっとだけ好きです。 英語は中学生の時から勉強し、中国語は大学から、またベトナム語は出張に来てから勉強してます。 ベトナム語には漢越語と純粋なベトナム語があり、6割は中国から流れてきた漢越語らしいです。この辺りは言葉の流通マップみたいなのを可視化できたら面白そう。 ふと、新しいことばはどう作るのか? と考えてみて、日本語はわりとそこらでたくさん生まれているなと感じました。 それはメディアの出現で作られたイメージだけではなく、 小さなコミュニティ単位、身近な同

          言葉はどこから生まれるか?

          デジタルとアナログ-電子書籍と紙-

          本格的にアナログがデジタルに変わっていく時代になってきました。書籍でいくと現時点では五分五分といったところでしょうか? デジタル化のメリットとしてはスペースが省略できて簡易に持ち歩きする事が出来る事。 逆にアナログであったものってなんだろうかと考えてみました。 思いつくのは3つあって、 1.パラ読みができない 2.本としての存在感がない 3.紙をめくる感触このうち1と2はソフトで再現することができて、 1.パラ読みができない →フリックの強弱で1ページから数ページを各ペ

          デジタルとアナログ-電子書籍と紙-