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ロキソニンと葛根湯で肝臓がぶっ壊れた話

先に断っておくと「この薬は危ない!飲むな!」とかいうお話ではなく、健康な人がよく知られた平凡な薬を飲んでも副作用が出ることはあるんだという気づきをシェアするための記事です。

はじまり

幼稚園に通う息子氏が頻繁に風邪をお土産に持ってくる。まぁ子持ち家庭あるある。おかげさまで日々免疫力鍛えさせていただいています。ありがとう息子氏。免疫力向上のためにその風邪菌、積極的に浴びていきます!

そう言いつつもナントカは風邪を引かないっていうアレのせいか、普段は「ちょっと喉がイガイガするかな?」くらいで済んでしまいます。しかし、6月中旬に珍しく1日寝込むくらいに超ヘビーな風邪を頂戴した。

息子がお世話になってる近所の小児科が内科もやってるので診てもらったら、新型コロナではないことは検査で判明したので、頭痛が連日続いていたこともあり雑にロキソニン葛根湯を1週間分処方さました。

それを処方された通りに「用法、容量を守って正しく」使ったわけだが、驚くほどの肝臓のぶっ壊れ方をした上に色々と学びが多かったので、記録として書いておこうと思います。

きっかけ

1週間かけてこのヘビーな風邪から徐々に復活した直後、タイミング悪く会社の健康診断だった。健康じゃないのに健康診断。不健康診断。

その健診をしたクリニックは、検査後少し待たされるもののその場で医師から結果の説明を受けられるという素敵な仕組み。そこで医師から「肝臓の数値がとても悪いですね」と言われておったまげた。

ALT
AST

素人目に見てもアカンやつってのがすぐわかる。

自覚症状は何もないし、酒もたまにしか飲まない僕が肝臓がめっちゃ悪いなんて想定外。問診してくれた医師も『腹部エコーではまったく問題ないようですし、お酒もあまり飲まないのであれば、、、あとは可能性としてはお薬とかですかねぇ』となんとも歯切れの悪い診断。いやめっちゃ不安になるんですが。。。

よく「お酒の飲みすぎでγーGTPがぁぁぁ」って話は聞きますが、ALT/ASTなんて今まで気にも留めたことがない項目。雑にいくつかのサイトで調べたら

AST(GOT)、ALT(GPT)は肝細胞で、γ-GTP は胆管でつくられる酵素で、いずれも「トランスアミナーゼ」と呼ばれます。肝臓でアミノ酸の代謝にかかわる働きをしています。

肝細胞が破壊されると血液中に放出されるため、その量によって肝機能を調べることができます。

肝炎.net

肝臓ぶっこわれてるんかーーーーい

その後、健診結果のレポートが届いてから、近所のクリニックを受診して、事情を説明しました。

医師は「数値としては来年の健康診断まで様子見とはできないレベルの悪さです。状況から判断すると、私も処方された薬が原因の可能性が高いと推測します。なので、2週間お薬を一切飲まないで、その後もう一度血液検査してみましょう」と言われ、2週間後に実施した血液検査をした結果がこちら。

少し改善。でもまだ基準値外

この結果を見た医師は「改善したので処方薬が原因の可能性が非常に高いです。だた、まだ基準値よりは外れてはいるので、1か月後にもう一度調べてみませんか?」という提案を頂いたので、1か月後に再度血液検査をした結果がこちら。

完全復活!

医師は「これはもう間違いないですね。処方薬が原因で確定です。ただ、どちらの薬の説明書きにも副作用として肝機能障害とあるので、この状況ではロキソニン葛根湯のどちらかが原因かはわからず、両方が原因だった可能性もありえます。今後、どこかの病院でこれら2つの薬を処方されたら、医師に事情を説明して、別の薬を処方してもらう等の対応をおすすめします」とのこと。

ちなみに私は薬の副作用が出たことは過去に一度もないので本当にびっくりしました。正直、市販薬買うときにまともに説明書き読んだことないです。。。ハイ

繰り返しになりますが、ロキソニン葛根湯が危ないから飲むなというわけではなく、

  • こんな一般的によく知られてる薬で

  • 過去に一度も副作用が出たことない健康な人でも

  • 自覚症状なく副作用が出る事がある

という気付きがあったという事をシェアしたいです。

今回はたまたま服薬期間の後に健康診断があったから偶然発覚しましたが、自覚症状はまったくなかったので健康診断がなかったら気づかなかったです。なので、過去に同じようなことが起きてたけど気づいてなかっただけの可能性もあります。

何はともあれ健康第一。
みなさまも健康に気を付けてくださいませ。


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