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($NOW)ServiceNow、サービスナウQ1決算報告とEarnings Call Transcript

2024/04/24に行われました、$NOW(サービスナウ)
の決算報告といカンファレンスコールです。


基本的に経営陣の発言のポイントだけに絞り込んであります

カンファレンスコールの出典元は モトリー・フールからです。

それではどうぞ!


◆決算内容

良い決算と言えるでしょう。

予想EPS $3.13に対し結果、EPS $3.41 でした OK

予想売上高:$2.59億に対し、売上高 $2.60億でした OK

Q2次期ガイダンス
Subscription Rev: $2.53億-$2.53億

通年ガイダンス
Subscription Rev :$10.56億-$10.58億


決算プレスリリース

https://www.servicenow.com/company/media/press-room/first-quarter-2024-financial-results.html

◆決算ハイライト

  1. 売上高と収益性の向上:2024年第1四半期のサブスクリプション収益は前年同期比で25%増の$2.523億ドルとなり、予測を上回りました。

  2. 収益成長の継続:総収益も同様に前年比24%増の$2.603億ドルで、為替の影響を除いても成長が確認されています。

  3. 契約関連の増加:現在の残存履行義務(cRPO)は$8.45億ドルに達し、前年比で21%の増加を記録しました。

  4. 大型取引の増加:$500万ドルを超える大型取引が8件あり、これは前年同期比で100%の増加です。

  5. GenAI製品の成功:GenAI関連の製品が強力な成長を示し、上位10件の取引の7件に含まれるなど、企業がAI技術に注目していることが窺えます。

  6. 地理的な拡張と戦略的パートナーシップ:特定の国や地域での大きな取引がいくつか確認され、マイクロソフトやIBMといった企業とのパートナーシップを通じて新たなAI機能を展開しています。

  7. 財務基盤の強化:非GAAPの営業利益率が30%を超え、自由キャッシュフローのマージンは47%に達しました。

◆カンファレンスコール冒頭部分

  1. 第一四半期の成果: サブスクリプション収益は前年比24.5%増、CRPO(契約残高)は前年比21%増であり、指導範囲を上回るパフォーマンスを達成。

  2. AIプラットフォームとしての位置づけ: ServiceNowはビジネス変革のためのAIプラットフォームとしての地位を強化しており、特にgen AIの導入が加速している。

  3. 主要産業と地域の成果: 公共セクターが国際的に優れた成果を上げており、オーストラリア、イタリア、サンパウロの政府機関が主要な取引の一部となっている。

  4. 顧客とのパートナーシップ: Microsoft、Hitachi Energy、Equinix、IBM、BNY Mellonといった企業とのパートナーシップを通じて、Now Assist AIなどの新しいAI能力を統合し、顧客の生産性向上に貢献している。

  5. 製品開発と市場戦略: 新しい機能や製品(例えば、ITOM AIOPsのNow Assist AI、telecommunications service managementのTSM)をリリースし、企業のgen AIアプリケーション開発の最前線に立っている。

  6. 経済的見通しと投資家向けガイダンス: 2024年のサブスクリプション収益見通しをFXの影響を上回る形で引き上げており、全体的な市場環境に対する楽観的な見方を強調している。

◆質疑応答部分ポイント


  1. 利用拡大の機運 - CJ Desai氏は、ジェネレーティブAIがServiceNowのエンジニアリングチーム内で広く採用され、製品開発のスピードが向上している点を強調。ジュニアからシニアレベルのエンジニアに至るまで、AIの活用によりイノベーションが加速されていると述べました。

  2. 採用に対する影響 - CJ Desai氏は、AIの導入が広範にわたる採用計画にどのように影響しているかについても言及し、特にR&D部門での人員募集が活発に行われていることを指摘しました。

  3. 顧客への影響 - Bill McDermott氏は、ServiceNowのプラットフォームを通じて顧客がジェネレーティブAIを利用することで、自動化が迅速に進むと共に、デジタル効率の向上が見込まれると説明しました。

  4. 将来への期待 - McDermott氏は、将来的にはServiceNowがジェネレーティブAIを駆使した企業運営の実例を提供することを期待しているとコメント。また、ジェネレーティブAIを活用した20の事例が「Now on Now」ストーリーに組み込まれていることを明らかにしました。

  5. 顧客との成果 - Gina Mastantuono財務担当副社長は、ジェネレーティブAIの利用事例について、顧客および従業員の効率改善が見られ、これが研究開発へのさらなる投資を促進していると述べました。

以上となります。


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