見出し画像

投資初心者でもわかる!AD LINEで市場全体の強弱(買われすぎや、売られすぎ)を読み解く


こんにちは!個人投資家のTAKA Chanです。
皆様は株式投資で、個別銘柄の分析ばかりに目が行き、市場全体の動向を見失ってしまうことってありませんか?
そんな時にそこそこ役立つのが、AD LINEと呼ばれる指標です。

今回はAD LINEについて説明します。
それではどうぞ!

因みにこれは今日、2024/03/11現在のAD LINEです。

S&P500、DOW、NYSEのAD LINE:https://www.marketinout.com/chart/market.php?breadth=advance-decline-line
NASDAQ、NASDAQ100、RUSSELL1000、2000、3000、MICROのAD LINE:https://www.marketinout.com/chart/market.php?breadth=advance-decline-line


AD LINEとは?

AD LINE(Advance-Decline Line)は、日本語で「騰落株線」と呼ばれ、市場全体の強さや弱さを測るテクニカル指標の一つです。
具体的には、ある一定期間内に上昇した銘柄数から下落した銘柄数を差し引いた値を表します。

AD LINEの主な役割

  • 市場全体のトレンド確認: AD LINEが上昇している場合は市場全体が強気相場、下降している場合は弱気相場であることを示唆します。

  • トレンドの転換点の検知: AD LINEが株価指数と逆方向に動き出した場合、トレンド転換の可能性を示唆します。

  • 個別銘柄の分析: 個別銘柄のAD LINEを分析することで、その銘柄が市場全体のトレンドに沿っているかどうかを確認できます。

AD LINEの使い方

  1. 先ずチャートツールでAD LINEを表示する(https://www.marketinout.com/chart/market.php?breadth=advance-decline-line

  2. AD LINEと株価指数の動きを比較する

    • AD LINEと株価指数が同じ方向に動いている場合は、トレンドが継続している可能性が高い。

    • AD LINEと株価指数が逆方向に動いている場合は、トレンド転換の可能性がある。

  3. 個別銘柄のAD LINEを分析する

    • 個別銘柄のAD LINEが市場全体のAD LINEと同じ方向に動いている場合は、市場全体のトレンドに乗っている銘柄である可能性が高い。

    • 個別銘柄のAD LINEが市場全体のAD LINEと逆方向に動いている場合は、市場全体のトレンドとは逆方向に動く可能性が高い。

実例

以下は2023年11月頃からのNASDAQと、NASDAQ100ですが、図の同じ期間に赤い四角枠をつけました。

ろうそく足のチャートはどちらも同じように見えます。

しかし、①のNASDAQは水平で線が移動しているが、②のNASDAQ100は同じ期間で線が右肩上がりだと思います。

https://www.marketinout.com/chart/market.php?breadth=advance-decline-lineより

https://www.marketinout.com/chart/market.php?breadth=advance-decline-lineより

要するに①のNASDAQ市場全体が上がって、株価(ろうそく足)が上がっていたのではなくでなく、NASDAQ100の一部の少ない企業数が大き目に買われ指数全体を牽引していたことがわかります。

AD LINEを見る時の注意点

  • AD LINEは単独で使用するのではなく、他の指標と組み合わせて分析することで、より効果的に市場分析を行うことができます。

  • AD LINEは指数によって算出方法が異なる場合があります。

  • AD LINEは過去のデータに基づいて算出される指標であり、将来の市場動向を保証するものではない。

まとめ

AD LINEは、市場全体の強弱(買われすぎや、売られすぎ)を測る大雑把な指標として初心者でも簡単に利用できます。

他の指標と組み合わせることで、より精度の高い分析が可能になります。ぜひ、AD LINEを参考に、投資の参考にしてみてください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?