見出し画像

除菌しすぎが認知症を呼ぶ

 昨今ではコロナ騒ぎも有り隙あらば「消毒!手洗い!」と大騒ぎになっていました。菌への恐怖から皆様がそう思う事も無理はないですし、実際に一定以上の効果を上げている事も事実なのでしょう。

昔の子供の方が菌に強いのは何故か?

 それは過剰な手洗いと除菌に有ります。大腸菌に反応しやすかったり風邪が引きやすくなったりとか昔の子供達に比べて体が弱いなんて言われていたりするのですが、その原因は運動不足とか様々な要素が考えらえますが、その中の一つに「菌への体制の弱さ」が考えられると思います。

【最近の研究で分かった事】東洋経online様の記事より参照
https://toyokeizai.net/articles/-/281902
幼児期の子供には、たくさんの細菌に触れさせるべき理由が有る
適度に土や植物と触れ合って、身体の中に細菌を取り入れていた方が、アレルギーや肥満になりにくい。あまり清潔に清潔にしていると、身体は弱くなっていく。

 若年層の方々も心配ですが、私が目先の事として最も気になるのが2025年、今から二年後の「少子高齢化」のピークです。この時に四人に一人が老人と言われています。そんな方々が幸せに人生を全う出来る為に、なるべく認知症にならない方が良いですよね?そう思う方は多いと思いますが、実はこの認知症に清潔しすぎる事が関与していると知る人は案外少ないと思います。

清潔すぎる事が認知症を生み出す仕組みとは?

みんなの介護さんより参照

先進国において認知症患者の割合が最も多いのは日本!認知症が”発症しやすい国”の特徴とは

 高齢となるにしたがって発症リスクが高まると言われている認知症。日本国内の認知症患者割合は、世界と比べてどれくらい高いと思いますか?OECD(経済協力開発機構)によると、日本の有病率(病気を持っている人の割合)は先進国35ヵ国中2.33%でもっとも高い数値を示しているのです。日本は全人口における認知症有病率が2.33%となり、OECD加盟国のうちで最多となりました。これは2位のイタリア3位のドイツと比べても高い値であり、OECDの平均である1.48%と比べてると大きな乖離がみられます。超高齢化社会で平均寿命が伸び、長生きするにしたがって認知症を発症する人の数が増えているという認識はやはり正しいようです。
 そんな日本の認知症事情ですが、認知症とはそもそもどんな病気だったのでしょうか。まず、認知症は”状態”のことであり、特に認識力や記憶力、判断力といった社会生活に欠かせない能力が衰え、生活に支障をきたす状態を指します。厚生労働省の調査では、2015年の時点で525万人の認知症患者がいると判明しているようです。

認知症で最も発症率が多いのは「アルツハイマー病」と呼ばれる、脳の病気によって引き起こされるもの。

これが全体の約6割を占めており、その影響を受けて脳の神経細胞の減少や、海馬という記憶に関係する場所が萎縮。こうした脳の変化が起きることで、記憶障害が発生します。それに加えて人物や場所、時間といったものの認識ができなくなり、身体的にも機能低下して体が不自由になる場合もあるのです。

認知症にかかりやすい国とかかりにくい国

ところで、順位付けがされている以上、認知症にかかりやすい国とかかりにくい国があるわけですが、それぞれの特徴とはどういったものなのでしょうか?まずはイギリスですが、公衆衛生学専門誌に掲載された研究によると、「清潔で所得が高い国の都市部ではアルツハイマー病の発症率が高い」ということがわかったそうです。

これには微生物がいないため免疫が衰えてしまい、免疫に重要な「T細胞(Treg細胞)」ができなくなるといった原因が考えられるようで、実際、T細胞が欠けた状態はアルツハイマー病患者の脳でよくみられる炎症反応との関連性が報告がされています。

また、世界アルツハイマーレポートによると、認知症が少ない国はフランスとインド、西アフリカ地域となりました。これには食生活が関連しているとみられ、フランスでは赤ワインがよく飲まれるためポリフェノールが認知症を抑制。またインドの主食となるカレーにはターメリックが多く含まれ、そのターメリック中には抗酸化物質が含まれていることが影響していると考えられています。
~引用参照以上~

大切なところを抜き出すと
微生物がいないため免疫が衰えてしまい、免疫に重要な「T細胞(Treg細胞)」ができなくなるといった原因が考えられるようで、実際、T細胞が欠けた状態はアルツハイマー病患者の脳でよくみられる炎症反応との関連性が報告がされています。

T細胞とは何か?

~ここで大切になってくるキーワードを解説いたします~
京都大学HPより
 感染症にかかったとき、いろいろの免疫細胞が出動して病原体と戦ってくれます。その免疫反応の司令塔の役割をしているのが、T細胞です。ひとつひとつのT細胞は、実はごく限られた相手しか攻撃できないのですが、体内には膨大な数のT細胞があり、全体としてはどんな病原体でも対応できるのです。 
 T細胞は、病原体が侵入してからつくられるのではありません。会ったこともないような病原体に対してでも、それを見分けて攻撃できるT細胞はすでにつくられていて、待ち受けているのです。見たこともない病原体を攻撃できるT細胞。そんなT細胞は、一体どこで、どのようにしてつくられるのでしょうか。
~引用以上~

この二つを読んで考えると分かるかと思いますが、元々日本は意識しなくても手洗いが習慣になっています。

手を洗うと手の常在菌がなくなりますよね?

そう。微生物がいなくなるってこと。だから清潔すぎると免疫力がなくなるって事ですね。
 コロナ騒ぎがある中でラジオでお医者さんがトークしているのを聞いたのですが

手の洗い過ぎは手の常在菌をなくすので弊害があるので、手洗いにするか消毒にするか、どちらか一方で良いと思います

 と言っていました。そのお医者様の言葉は一理あると思います。でも施設や機関によっては手を洗ってから消毒までしてませんか?現在の風潮を考えると仕方ないかもしれませんが、病気を防ごうと頑張ったことが逆に病気を発生させる事に結びついてしまっているという皮肉な結果になっているようですね。団体の場合は責任問題が生じるので仕方がないかもしれません。

それらの事から考えた

『清潔のマイルールとは?』

 ~まずは実行~
 私は自分個人が出来る事として、こういった事実を周りに伝えるとともに、まずは手の消毒か手洗いか?どちらか一方だけをやるようにしてきました。
そんな私ですが、実際にもう三年以上は風邪を引いていません。流石に認知症になりやすい年齢でもないのでそこはまだ分かりませんが、自分の体が答えかな?という気が致します。
良いポイントはもう一つありました

冬場でも手が有れないのでハンドクリームすら使った事が有りません

マスクについてもですが、替えないでずっとしていると意味が無いですからこまめに捨てていますし、既に公共の場以外はしていません。呼吸もあまり庇ってしまうと免疫そのものが付かなくなりそうです。私にとってこれからの世の中で考えて欲しい清潔とは

【過ぎたるは及ばざるがごとし】

という概念です。

#清潔のマイルール

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?