設計に関する48章『こ』こわれたところは強度を2倍に

設計に関する48章
『こ』こわれたところは強度を2倍に
副題:事故再発防止
色々と検討し、それでもこわれた場合は、まずは何処がこわれたのか?を見ることから始まる。破断面解析をし、疲労破壊か応力集中破壊か一発破壊か見極める。
次に壊れた部分の設計FEM解析結果と試験での応力確認結果と照合する。
疲労破断や応力集中破壊であれば、強度二倍にしておけば問題は収まる。
一発破壊的な破断面なら、顧客の使い方の問題の可能性がある。同様の問題の発生があるのかどうかサービスのクレーム情報などを確認し複数発生している場合は、市場の使われて方の変化の可能性があり、しっかり使われて方を再度確認して対応策を決定する必要がある。強度二倍にしても、疲労破壊する可能性は残ってしまうからである。
顧客の使い方が、一発破壊的な場合は、使い方に関しての説明と銘板、取り扱い説明書の改版は必要である。
後は、制御的にショックレス機能を強化し衝撃荷重が入らないように、時定数をかければ衝撃荷重が入らなくなる。そこで強度二倍にしておけば、問題は発生しなくなる。
設計は現地、現物、現認が基本であり、その上で改善策を決定するべきである。
事故の再発防止は取りまとめ、不具合事例や、負荷条件の見直し、制御方法の標準化をして再発防止をすること。

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