ぬちまーすの力で人類を救う⑵一地球の8つの物語

 『世界一の海塩 ぬちまーすの力』(幻冬舎)の著者である高安正勝氏によれば、ぬちまーすが誕生するまでの地球の「八つの物語」は以下の如くである。同書には「ぬちまーすの力」で立ち直った11の実例体験記が掲載されており、注目される。

⑴ 非酸素生命体の誕生
 生命体は約36億年前に海で誕生した。そして34億8千万年の間、生命体は海で進化し続けていった。その頃の地球に酸素は存在していなかったので、生命体が海で摂取していたのは水と非酸素エネルギー源、有機物、海に溶け込んでいる豊富なミネラル群「OIMs(海洋イオン化状態ミネラル群)」だった。

⑵ 酸素生命体の誕生
 27億年前、浅瀬で酸素を発生させるシアノバクテリアが大量に発生し、25億年前には縞状鉄鉱床が出現した。そして酸素による非酸素生命体の大量絶滅と続き、その後、生命体にとって害であった酸素を逆にエネルギー源として活用した生命体が誕生した。当時は水と酸素と有機物とOIMs(海洋イオン化ミネラル群)を4大栄養素としていた

⑶ 植物の上陸
 4億7500万年前に、苔として地表からOIMsを吸収し、成長しだした植物は、1憶2500万年をかけて大樹となり、森林をつくった。

⑷ 哺乳類の誕生
 海で誕生した哺乳類の祖先は、1憶2000万年前の地球の陸地の環境に適応して誕生した。それでも、34憶8000万年間を海で進化したことで、海をその体内に収めて誕生し、やがて上陸したのである。まだOIMsが地中に豊富にあったので、陸は、水があり有機物が豊富にありOIMsも酸素も豊富にある、理想的な環境だった。
 哺乳類は陸に上がって、全く新しい身体を作り上げたのではない。陸に上がって新しくできたのは肺と皮膚。生命体にとって、エネルギー源の摂取に関し、エラ呼吸から肺呼吸への進化はその後の進化に大きく貢献した。特に脳の働きが占めるエネルギーの消費量は多く、4大栄養素が充足されていた陸上では、脳の発達が保証された。

⑸ 農業の始まり
 人類が農耕を始めて1万1000年、多くの作物が同じ畑に毎年植えられてきた。そこで、今では畑にはほとんどOIMsが残っていない状態になってしまった。施肥するのは窒素、リン酸、カリの3大肥料素のみ。
 OIMsは自然任せで、海に近い場所では嵐が運んでくる位で、畑で採れる野菜だけを食べ続けることになり、4大栄養素の内のOIMsの補充がほぼ不可能となった。生命体は4大栄養素の内のOIMsを除いた3大栄養素で生きることを、強いられることになってしまったのである。

⑹ 太陽は神でもあり悪魔でもある
 我々ヒトが住んでいる地球は、太陽系の一つである。四六時中太陽エネルギーを受けていて、その量は毎秒175兆kWにもなる。このエネルギーは地球を暖め、海面から水を気化させ雨を降らし、植物を成長させるので、太陽は「神」と崇められてきた。しかし、海と陸の比熱の差から、風、台風を発生させ、時には自然を破壊する「悪魔」でもある。
 光合成を実行し植物を成長させ、地表のOIMsを吸収させ、その吸収したOIMsが動物の栄養素となっている。しかし一方で植物は、生命体が本来摂取するOIMsを地表より消費してしまっているのである。
 OIMsは生命体の生活圏において、減少し摂取しにくくなっている。1億2000年前に自然に摂取できたOIMsが、継続的な努力なしには摂取できない環境へと、エネルギー源である太陽が図らずも誘導したともいえる。

⑺ OIMsがこの陸上表面から減少している
 水があり、空気があり、植物があり、動物にとっての食料は、太陽が存在する限り確保されているように見える。しかし、植物は地中のOIMsを吸収し尽くし、ついにはその地中にOIMsが存在しなくなる時期が到来するのである。

⑻ 常温瞬間空中結晶製塩法の発明
 自然の流れに乗っていては、生命が維持できないことが明らかとなった。我々海中誕生・陸上生命体であるヒトは、OIMsの確保を、海中生命体のように、海から確保するしかない。
 これまで水で料理していたのを海水で料理する。またはクジラのように、海水が飲めるように進化するなどいろいろ考えられる。差し当たっては、常温瞬間空中結晶製塩法により製造された「ぬちまーす」で食事することで解決するしかない。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?