人的補償

 国内フリーエージェント権を行使して、カープからオリックスに移籍した西川龍馬外野手の人的補償として、日高暖己投手が広島に移籍することが発表されました。

 「よっしゃー!!」と喜びたいところですが、日高投手を存じ上げません。2022年のドラフト会議でオリックスから5位指名を受けて入団しており、一軍登板は未だありません。2023年のファームでの成績は12試合に登板して1勝1敗、防御率3.15ですが、これも参考程度にしかなりません。人的補償で話題に上がり、投球の動画なども見ることができるのですが、見てもどこがいいとか解説できないので、見ておりません。そんな感じですが、高卒2年目の素材型投手ですから、楽しみです。

 日高投手は長崎県出身で宮崎に移り、宮崎県立富島高校に入学、投手兼遊撃手として1年の秋からベンチ入りをしています。2年生の時に山本由伸投手のフォームを参考にして急成長し、3年の夏には甲子園出場を果たしています。そうした経緯からか「由伸2世」なんて言われているようで、Xの投稿ではオリックスファンがガッカリしている様子が良く分かります。いや、誰を獲られても痛いだろうとは思いますが、カープとすれば西川を獲られるのが痛すぎるわけですから、少しは痛い思いもして頂かないといけません。ウィンターリーグでも活躍していたともありました。そのウィンターリーグの記事を探してみると、

 プロテクトリストらしき画像も出回っており、それが本物かどうかまでは分からないものの、支配下選手が70人までで、その内28人しかプロテクト出来ないのですから、漏れている中にはよく知る選手もいました。ですから、プロテクトリストを作成する方も侃々諤々議論したことでしょう。順当にプロテクトされる中心選手は簡単でしょうが、残りのプロテクト枠が少なくなってくれば来るほど、残したい選手が拮抗するはずです。長野選手を獲得したカープですから、忖度はあり得ません。ですから、「プロテクトしきれないけど、出来れば見つからないで欲しい」みたいな選手を獲れるのが最良ですね。

 大変申し訳ありませんが、今夜はオリックスファンの嘆きを肴に祝杯を挙げたいと思います。

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