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高低差のある環境

久々に体重計に乗ったら過去最高記録を出していて結構ショックを受けているこの頃でした。年齢を重ねてきたこともあり、代謝も衰え始めたのか、もう少し身体を動かさなければいけないなと危機感を抱いています。

という事で、車生活から少しずつ自転車生活に切り替えていきたいなと思っています。そしてこの連休中に自転車を使って少し遠出をしてみました。
遠出といっても自転車で行ける距離なので、距離的にはそこまで遠出ではないのですが、体力的には結構しんどい距離でした。
距離として片道20㌔、往復で40㌔です。
まぁまぁしんどかったです。けれでも気持ちの良さも感じました。体力作りも含めてこれくらいの距離間なら自転車で出かけても良いかなと思いました。

今回訪れたのは町田にある町田薬師寺公園です。事業者は町田市、指定管理者が運営する公設民営の施設が分棟配置されており、傾斜地を上手く使ってランドスケープと建築が融合している感じがしていたので、見学に。

建物正面

建物のスケール感と間の小道が居心地の良い空間を作りだしており、公園の中にある施設としてはとても良いのではと感じました。
歩いていて散策が楽しい感じです。
植栽の配置も建物の全体計画と上手くマッチしていたのが良かったです。

高低差のある環境は建築に奥行き感を持たせるので、上手に建築されるととても面白い空間体験が出来る場所になります。先が見えない感じが建築に深みを与えてくれ、段差によってその先の見え方が変わるのも面白いところです。

一方で地盤状況にもよりますが、計画によってはコスト増になる可能性があります。擁壁の長さが長ければ長いほど、造成にかかる費用が増え、建築に廻す予算が圧迫されていってしまいます。
また雨水の処理がどうしても水下側に集中するので、そのあたりの対策も必要不可欠になります。

今回の計画で空間的に気持ちの良い空気感を作り出していた要素の一つに手すりが少ない事があるように感じます。
手すりが無いことが空間がすっきりしており、圧迫感があまり感じられないのです。逆に手すりが多く配置されていたらここまで気持ちよくなかったかもしれません。

カフェ内部からは大きな窓の奥に緑が広がっており、これまた気持ちの良い場所でした。高低差があるので、外の地盤より沈んでいるような形状をしていますが、窓側をステップのような形状にしてテラスのような形にしても面白かったかもしれません。

いずれにせよ、良いスケール感の空間でしたので、自転車ツーリングで定期的に訪れたいと思います。

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