本番につながらないステップレースの狙い方【超・馬券のヒント第51回】

本番であるG1レースにつながるステップレースと、そうでないステップレースがある。たとえば今週行われるフィリーズレビューは、過去10年間において、ここを使って本番・桜花賞を制した馬はレジネッタのみ。1週間前に行われるチューリップ賞からは7頭の桜花賞馬(ダイワスカーレット、ブエナビスタ、アパパネ、ジェンティルドンナ、アユサン、ハープスター、レッツゴードンキ)が出ており、その差は歴然としている。チューリップ賞とフィリーズレビューを天秤にかけた場合、桜花賞へのつながりを意識すれば前者をステップにする方が望ましいのは明らかである。

にもかかわらず、フィリーズレビューを選択する馬がいるのは、距離(または折り合い)に不安を抱えている、もしくはフィリーズレビューの方に適性がある(勝つ可能性が高い)と陣営が考えているからである。いずれにしても、桜花賞につながりにくいステップレースであることは確かであり、フィリーズレビューはフィリーズレビューとして、つまり桜花賞へのステップレースではなく、芝1400mの競走に狙いを定めてきた短距離馬たちによるひとつの重賞として予想しなければならないのである。

フィリーズレビューというレースの特性が如実に現れたレースとして、アストンマーチャンが勝った2007年のそれが挙げられる。この年はアストンマーチャンだけではなく、ウオッカ、ダイワスカーレットという名牝が揃った、史上最強といっても過言ではない世代であり、牝馬たちによる極めてハイレベルの争いが繰り広げられた。この3頭は桜花賞に向けて、アストンマーチャンはフィリーズレビュー、ウオッカとダイワスカーレットはチューリップ賞に枝分かれすることになった。レースラップを見比べてみると、この2つのレースの違いが分かる。

この続きをみるには

この続き:1,361文字/画像1枚
この記事が含まれているマガジンを購入する

週刊Gallopにて連載中の「超・馬券のヒント」を全文掲載。馬券に関するテーマに沿って本命を導く、新しい予想型コラム。

または、記事単体で購入する

本番につながらないステップレースの狙い方【超・馬券のヒント第51回】

治郎丸敬之

100円

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

3

治郎丸敬之

「超・馬券のヒント」vol.6

週刊Gallopにて連載中の「超・馬券のヒント」を全文掲載。馬券に関するテーマに沿って本命を導く、新しい予想型コラム。

コメント2件

ヒロシレスさん、ありがとうございます。そのくだりに関しては、今回の本命の肝であるにもかかわらず、誌面の関係で詳しく書けなくてすいません(笑)。あくまでも仮説ですが、いつか書きたいと思いますので待っていてください!
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。