見出し画像

「キャリア」ってなに?

今でこそよく耳にする言葉ですが、一体、何なのでしょう?
「キャリア組」「キャリアに傷がつく」という言葉などから、会社で出世すること、成功することというようなイメージがありますが、それはキャリアのほんの一側面(外的キャリア)にすぎません。キャリアという言葉は多様で様々に定義されていますが、下記が比較的平易・簡潔にまとめられた定義だと思います。

過去・現在・将来に渡り、自分自身への継続的な気づきを通して、自己の保有している多様な可能性の発揮を、多様な局面で実践しつづけ、自分らしさを発揮するプロセス

花田光世「キャリア支援が切り拓く社員の成長・企業の発展」2014

「自分自身への継続的な気づき」「自分らしさを発揮する」という能動的な要素が大きいことが分かります。

ではなぜ、この言葉をよく耳にするようになったのでしょうか?
それは「時代の変化」「企業の短命化」「人の長寿化」「AIの台頭」などなど、先行き不透明な要素が増えたからと考えられます。日本でいえば、経済の安定成長期では、教育→仕事→引退の3ステージで人生を考えていれば問題ありませんでした。会社が生活を、人生を保障してくれる時代でした。ところが先行き不透明な要素が増えていくにつれ、一人ひとりが自分の生活や人生をデザインしていかざるを得ない状況になってきたのです。

おそらく、今の20代の方々は学校でもキャリアデザインについて学ばれたことがあると思います。
ではどうすればいいのか?答えはたくさんあります。人の数だけあるともいえますが方法論も増えてきています。私も企業内の人財開発施策としてコンテンツ化を進めていますが、何せ大きなテーマなので、できるところから形にしていこうと考えています。

お勧めは、まず『ライフ・シフト』『ライフ・シフト2』を読んでいただくことです。私自身、国家資格キャリアコンサルタントの取得を目指して養成講座に通い試験勉強をしてきましたが、この書籍に出会ったことで知識が整理され、また大幅にアップデートされました。

ぜひお試しを!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?