見出し画像

『「物語」の見つけ方』を読んでいます。

「ワクワクして生活を送りたい。」と思い「note」を始めました。そして、その『note』への投稿をきっかけに、今、たちばな やすひと さんの『「物語」の見つけ方』を読んでいます。

「この本が、私の人生を変える気がする。」

ドラマチックに人生を変える、というよりは、生き方のスタンスを変えてくれると思います。全くの直感で、明確な根拠はないけれど、そう思います。

そこで、今回は、どうして『「物語」の見つけ方』を読むに至ったかを書きつつ、この本の紹介をさせていただきたいと思います。(本の紹介は最後に書きました。)

本の著者 たちばな やすひと さんについては、こちらです。

・・・
■「note 」に出会う前の私

中学の頃から、田舎特有の「世間」が嫌いでした。だから、東京にある大学に行きました。(正確には、1・2年は、神奈川でしたが。笑)その後は、地元に戻るつもりは、全くなく、東京で就職し、5年くらい働いて、会社を辞めて、米国の大学に入り直して、ビザをとって、米国で働いていました。

私が経験した『地元の「外の世界」』では、多くの人たちが自分の意思を持って働いていて、キラキラ輝いていて。私自身も、束縛もなく、のびのびと生活していました。特に、米国の職場は、私には心地良かったのです。勤務形態は、フレックスタイム・成果主義。結果が良くても悪くても「納得がいく」。

でも、家族の事情で、強制的に地元に戻ることになりました。それが、10年前。(わあ、もうそんなに経ってるの?時間が経つのは速いー。)

地元。もう、その響きだけで、身体が硬くなりました。◯◯高校出身、「アメリカ帰り」の女子。それは、事実なんだけれども、それは、田舎の「世間」では、「仲間ではない」を意味するような気がして、その思いが、その私の思い込みが、私自身を萎縮させていました。

夜中まで出歩くこともしなくなったし、必要以上に「柔和で控えめなイメージ」を作り出す努力をしました。おかげで、波風は立っていませんが(たぶん)、なんだかつまらない、と思うようになっていました。


・・・
■「note 」に出会う

ワクワクして生活を送りたいな、と思っていた時、「note 」に出会いました。

きっかけは、仕事でした。今、勤めている地元の組織で、公式「note」に記事を書く、ということになったのです。昨年、我が社で、公式note を始めることになりました。私は仕事的には「note」とは関係のない部署にいた(いる)のですが、我が社の「note」担当が、前の部署でお世話になった人だったため、公式「note」に記事を書いてみないか、という話をいただき、私は「note」を知りました。

今年度中に、私の担当業務に関する記事を1本書く、ということになったので、まずは、「note 」とはどんなものか体験しよう、と思い、軽〜い気持ちで「タカちゃん」の名前で、「note 」を始めました。

「楽しい!」

私にとって、「タカちゃん」で書く「note」は楽しすぎました。「自分が思っていることを思うまま書く。スキをもらえる。」嬉しかったのです。


・・・
■「note 」にハマった理由

初めてコメントをいただいた時は、涙しました。職場でのダークな話を、「思い切って」書いた記事へのコメントだったからです。優しいコメントだったからです。

深夜に書いて、投稿。自分勝手なことを書いたつもりはなかったし、本当に思ったことを書いたし、少しは「手加減」したつもりでした。でも、朝起きて、切り口を変えれば、どんな話も「見せ方」は変わるので、「やっぱり、もっとポジティブに描き直そう」と思い、通勤途中のコンビニにクルマを止め、「note」を開いたとき、その「コメント」を見つけました。

「私の気持ち、わかってくれたんだ。」

朝のコンビニの駐車場で、携帯を見て、涙しました。

地元に戻って就職してから、言いたいこと、本来なら言うべきだと思うことも、職場の「空気」に気を遣い、言わないようにしていたので、ストレスがたまっていたのだと思います。

今思えば、言いたいことは言えばいいと思います。「言いたいことも言わない」スタンスの裏側には、「彼らは理解できないだろう。」という私自身の高慢さもあるのかもしれない、と少し反省しています。まあ、もちろん、今でも、言いたいことは言っていませんが・・な(苦笑)。

とにかく、この最初にもらったコメントのおかげで、「note」の、「書くこと」の、快感、もしくは、感動を知ってしまった私は、仕事で公式「note」に書く記事のことは忘れて、自分自身の「note」を書くことにハマっていきました。

※ 我が社の公式「note」には、最近やっと、原稿を提出し、投稿されました。


・・・
■ 小説を書きたい

昨年の8月から「note」を始めて、毎日が楽しくなりました。書くときはもちろんのこと、何を書くか考えたり、他のクリエイターさんの作品を読んだり。毎日な楽しくなりました。が、しかし、12月になった頃、書くネタが見当たらなくなってきました。ネタがない、というよりは、他のクリエイターさんの作品を読んで、「私も小説が書きたいな。」と思うようになってきたのですが、どうやって書いたらいいか、さっぱりわからない、という状態に陥りました。

小説は、高校生の頃、密かに書きたい、と思ったことがありました。

高3で「小論文」を選択し、割と真剣に「創作文(短編小説)」を書く機会があり、気持ちよく書けたので、小説を書きたいな、と思うようになりました。先生からの評価も良く(甘い評価なので)喜んでいたところ、友達の作品を読んで、圧倒されました。

「素敵な小説、って、こういうことかな。」

以来、高校の小冊子に載せる記事(散文)を依頼されても、「話題性」や「書き方」勝負のエッセイは書いても、「内容」勝負のエッセイや小説は書こうとしませんでした。

ただ、どこかで、いつか小説を書きたい、書きたい、と思っていました。


そんな中、「note 」で、「創作大賞2022」が始まりました。"「note 」First Year "の私は、このようなイベントがあることも知らず、ただただ、こんな機会があることに、驚き、嬉しく思いました。

「せっかくだから、小説書いたいな。」


・・・
■ 「note ライブ」の話

そう思ったまでは良かったのですが、やっぱり書き方がわからない。私は、そもそも、小説って何?というレベルなのです。(今もです。)

どうしよう、と思いながら、「note 」記事で、小説の書き方を検索していたとき、たまたま、「note ライブ」の『ドラマプロデューサー・たちばな やすひとさんに学ぶ「人を感動させる構成とテーマ」』というイベントのお知らせを目にしました。

日時的に都合も良かったので、見てみることにしました。

「書くためのテクニックを教えてくれるのかなぁ。」

聞いてみて、驚きました。講師のたちばなさんが、「自分の感動を書いた方がいい。」と、言ったからです。(正確には覚えていませんが、たぶんこんな感じのことを言っていたように記憶しています。)

テーマの選び方、構成のパターンなどのテクニックを教えてくれるのかなぁ、くらいに思っていたのですが、(本当にすみませんでした。)もっと、根本的な、考え方のあり方みたいな、哲学的な話をされたので、驚きました。

たちばなさんの話に驚いたのは、私自身の状態が、考えずに周りに合わせる状況に違和感を感じ始めていた(いる)状態だったせいかもしれません。

涙があふれました。(こうやって書くと、私、相当、情緒不安定な人みたいですよね。ヤベー。笑)


・・・
■ 『「物語」の見つけ方』を読み始める

それで、「note ライブ」のたちばなさんの話にインスパイアされ、とにかく「小説」を書いてみました。「note ライブ」では、物語を書くテクニック(主に構成)も、わかりやすく、ロジカルに、教えてくれました。だから、ど素人の私でも、とりあえず「型」に沿って、物語(小説)を創ることができました。ただ、小説を書こう!と思えたのは、たちばなさんの「考え方」に「感動」したからです。

そして、今、『「物語」の見つけ方』を読んでいます。私は、理解力が高い方ではないので、書いてあること、意図することを、なるべく正確に読みたいと思うので、読むのに時間がかかっていますが、(って、取り組む時間が少ないだけかも。)丁寧に読みたいと思います。

書き始めた頃は、「なんとなく」書いていた「note」ですが、「note ライブ」で話を聞いて、『「物語」の見つけ方』を読み始めて、「こうありたい自分」をイメージして文章を書くようになったと思います。(表には変化が見えない(かも)ですが。)

『「物語」の見つけ方』が、私の人生を変える気がします。ドラマチックに人生を変える、というよりは、生き方のスタンスを変えてくれると思います。単なる直感ではありますが、そう思います。

この本をちゃんと理解できた時、今の「平穏ではあるが少し息苦しい」生活が、「主体性を持った」「ワクワクした」生活に変わると思います。

たちばなさんの言葉を引用するなら、「意識を変えて自分と向き合う」ことができるようになると思います。


この記事が参加している募集

noteでよかったこと

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?