原田マハさんの講演会

5月に入り、外は輝くような緑の季節。
街路樹の緑もどんどん濃くなり、道端の雑草も小さな花を咲かせていて
花粉の季節が終わった戸外は、街中でも歩いていて、
とても気持ちが良いです。

先月4月は誕生日月で、自分へのご褒美月と思い楽しく過ごしました。
最終日の30日は、リーガロイヤルホテル広島へ
ひろしま美術館開館45周年イベントで、大好きな作家さんの
原田マハさんの講演会に行ってきました。
講演会に行くなんて、何年ぶりだろう!
それも、自分がファンの作家さんの講演会に行くのは初めてかも!
無料イベントなのも、なんとありがたい事かと
早々に参加申し込みをして、(往復はがきで先着順)楽しみにしていたのでした。
500名定員だったのだけど、すぐに締め切られたそうで
急いで申し込んで良かった。
来られている人は、老若男女、年代も様々
アートファン、原田マハさんのファン
いろんな人が、この中にはおられるのだな~と思いました。

今回の講演のテーマは、ただ今ひろしま美術館で開催中の
ピカソ展に沿ったもので
ピカソのあしあと こうしてピカソは『ピカソ』になった
という題名でした。
原田マハさんのお話はおもしろくて、
1時間半あっと言う間。
NHKの『あさイチ』に出られたのも
ファンなのでもちろん観たのですが、その時の印象そのまま
アートへの熱い情熱が感じられるお話でした。

ピカソとの絵の出会いのお話を、興味深く聞いていたのだけど
メトロポリタン美術館で
『盲人の食事』という絵を前にして
その頃、マハさんはつらいことがあった時期で
号泣して涙が止まらなかったと。そうしたら
その様子を、立ってじっと見てた黒人の警備員さんがやってきて
バシッと肩をたたいて、「It's OK!」って言ってくれたんだって。
その警備員さんは、今までもきっと、
そんな風に絵の前で、心がふるえて止まなくなった人を
何度も見てきたのだろうと。マハさんにとって
忘れられない体験で今でも思い出す場面なのだそうだ。

これを聞いて、私の涙がながれてきて。
今も書いていて泣けてくるのですが、
ピカソの絵との出会い
メトロポリタン美術館の警備員さんとの出会い
すべて
かけがえのないものだなと思ったのです。

ああいう時は、何があったの?「What's happen?
」じゃないなって。
「It's OK!」で、すごくたくさんの事が伝わって
それこそ大丈夫になるんだなって。

本物に触れる旅をしていると
こんな体験をすることがある。
なかなか遠くには行けないけど
近くの美術館へ行ったり、アートに出会う機会を逃さずに
出かけることをこれからも続けよう。

もうひとつ、
マハさんが紹介されていたピカソの絵で、
酒場の女の人2人の背中の絵、
浮き出た肩甲骨の影が悲しそうに見えるけど
やっぱりそれでも、女の人は強くて
どんな状況でも生き抜く強さがある様に
感じられる絵でした。

苺とアールグレイティーのパフェ@アフタヌーンティーティールーム

お昼をビスケットをかじっただけで出てきたので、
講演会が終わった後に、アフタヌーンティーでパフェを食べて来ました。
アフタヌーンティーのパフェは、味の組み合わせが最高!
アイスクリームやシャーベットだけでなく
ゼリーなども入っているので、冷え冷えにならないし
飽きずに最後まで食べられるパフェ。

誕生日月の最終日、大満足の1日が過ごせました。

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