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フルタイムで働きながら”書く仕事”を続ける理由

「1年前に会社員になって今は快適に働いているよ」という話を昨年末にnoteにまとめた。(参考:どの環境でも"自分らしく"働く)その中では書いていなかったが、実は今の会社員の仕事とは別でライター活動を続けている。1日8時間以上週5日以上フルタイムで働きながら、子育てと家事をしながら、さらにライターとして働くのは結構大変。それでも、細々ではあるが、記事を書き続けている。今回のテーマは、私が”書く仕事”を続ける理由。

書くこと=私のアイデンティティ

会社員になるとき、書くことだけはどうにかして続けていきたいと考え、今もライターとしての仕事を続けることができている。10代からなりたかった記者の夢、その後形を変えて、フリーランスになっても変わらずに、「書いて伝えること」を続けてきた。エモい文章が書ける人気ライターでもなければ、得意分野がある尖ったライターでもないし、専門分野があるジャーナリストでもないけれど、書くことは自分のアイデンティティだと思っている。

私なりにライティング、編集をするときに特に心がけていることがある。それは、「多角的な記事になっているかどうか?」ということだ。私が伝える際、どうしても主観的にはなってしまう、でもだから諦めるのではなくて、できるだけ”寄り添い”を忘れない記事にしたいと取り組む。

「これを取材対象者が読んだら?」
「編集のXさんが読んだら?」
「20代女性のAさんが読んだら?」
「50代男性のBさんが読んだら?」

一人よがりでも、そんな観点を忘れないように記事をつづる。自分だから書ける記事があると信じて、毎回取材相手や、取材テーマに向き合う瞬間が大好きだ。

会いたい、知りたい、学びたい…常にスキルをアップデートしていたい

記事を書くことは、インプットでもありアウトプットでもあると感じる。インプットは、書くために下調べをする、書籍を読む、取材相手のことを調べる、社会の現状を調べる、過去の記事を読むなど。そして取材して、インプットしたものを、一気にアウトプットして放出する先が原稿。その後、編集を経て、公開されると、「なるほど…こういうところ編集されるのか」「こうやって公開されるのね、なるほど」「こういう反応があるのか…」とインプットされる。そして、それを次の執筆に生かす。

これまで、一つもインプットがなかった記事はなかった。書けば書くほど知識も経験値も増える。編集さんとのやりとりさえ、自分にとっては大きな学びだ。35歳といういい歳になっても、記事を書くときに、「全部楽勝だった!自分のこれまでの経験でちゃちゃっと書けたわ」ということはない。今でも取材前はめちゃくちゃ準備するし、編集されたものを見たら大体反省しまくります。

「情報で誰かの役に立つ」を実現し続けたい

最も大きい理由は自分のライフワーク。記者になろうと決めたのは、「情報で誰かの役に立ちたい」からだった。マイノリティと言われる人たち、情報が届かないために孤独感を覚えている人たち、生活に困っている人たちに、必要な情報を届けたい、できればその情報が、前向きに生きるパワーの源になってくれれば嬉しい、だから今も伝える仕事を続けている。

今の私の本業は、PRの力で知られていないものを知られるようにするためのコンサルタントだが、その仕事をしようと決めた理由も、自分が人生で実現したいことができると考えたからだった。仕事をするときは、自分のライフワークが実現できるかできないかが、一つの判断基準になっていると思う。

自分が書く記事一本なんて、日々情報がたくさん流れる今の時代に、小さな小さな影響力しかないかもしれないけれど…微力ながらでも役に立っていたい。だから、これからも書くことはずっと続けたい。これが私が書き続ける理由です。

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【余談】
ここまで熱く熱く語りましたが…正直言って、子ども関係の行事や役が回ってきたときは、「もう無理だ…」と思ったこともたくさんあります。周囲には「なんでそんな働くの?」と言われることも多々。なんでなんだろう、自分でもはっきりわかりませんが、働くのが大好きなんだと思います。当初はタイムマネジメントやタスク管理がうまくできずに悩んだこともあるけれど、最近は割とうまくできるようになってきました。またいつかのnoteでそんなことも書けたらと思います。


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