知らないことが多い大人

前の記事で書いたとおり、私は機能不全家族で育っています

こういう風にしたい、なりたいと思うけどどうすればいいのかがわからないことが多いなと実感するような出来事がありました

以前Twitterでバズっていたランドセルの選び取りの動画です

私も子どもが小学校に上がる前に一緒にランドセルを買いに行きました
2人とも自分の好きなものを選んでいいよと言って、好きなものを選んだと思います
多分…

というのも、私自身ランドセルも筆箱も鉛筆も消しゴムも
体操服入れも給食袋も全部親が「買っておいたから」と言われたものを「そういうものなんだ」と思って使っていました
習いごともそう
親が「ここの習いごと申し込んできたから来週から行ってね」というので「そういうものなんだな」と思って行っていました
ある時、親が鍵盤ハーモニカを買ってきたことがありました
きっと私が好きだろう気にいるだろうとピンクの鍵盤ハーモニカを買ってきてくれたんです
幼稚園で鍵盤ハーモニカを使ったことがなかったので、すごく嬉しくてありがとうと言いました
そして、鍵盤ハーモニカを持って行った日
新品の鍵盤ハーモニカの子はみーんな水色で、幼稚園から使っている子はきみどり色の鍵盤ハーモニカでした
自分だけがピンクの状況が小1の私はすごくすごく嫌で仕方なかったです
けど、「私だけピンクだった、私以外の子は同じ色の子がいた。なぜ私だけピンクなのか、みんなと一緒がよかった」というようなことが言えませんでした
言ったら「渡した時喜んだでしょ?あなたがピンクが好きだからあなたのことを考えてわざわざ買ってきたのにわがまま言うな」と言われるのが目に見えていたからです
なので私は自分で塾を辞めたいや書道を辞めたい、ピアノを辞めたいと言えたことがありません
辞めたいと言っても聞いてもらえないと思っていたし、辞めたいと言っていいものだと思ってなかったです
学校もやめたいと思ったけど言えなくて行動で示すことしか出来ず、結局どうするの?!と詰め寄られても言えませんでした
自己選択権があることはわからなかったし、自分の気持ちや思いを言ったところでな…という思いが強く、自分の気持ちはあまり言えませんでした

なので、子どもに自己選択権があること
自分の気持ちを言っていいこと
自分の思いを実行するために話し合うこと
を、どう伝えればいいのかわからないんです
言葉で伝えることは簡単ですが、私のように「お母さんに言ってもどうせ…」って思ってしまうのは子ども側の問題だけではないようにも思います

これからここまでは自由に選んでもらえるとか、これは親が決めた方がいいとかそういうこともたくさん出てくることは理解しています
その中でもこれが好きだ、これが使いたい
これはやっぱり嫌だった
といえる親子関係を作っていくにはどうしたらいいのか
私はこうしたい、親もそれは理解できるけど現状難しい、ならどうしていこうか?と対話が出来るような関係を作っていくにはどうしたらいいのか
というのを肌感覚というか経験で知らないので、知識で埋めていくことになるんだろうし、子どもによって受け取り方も違うので方針としては一緒でも言葉のかけ方も変えていってもいいのかもしれないなと考えたりもします
けど、全部が全部チューニングを合わせていくことは難しいということを忘れずにいたいなと思いました

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