マガジンのカバー画像

実話断片

15
基本的に実話、ちょっとした記憶を収録していきたい。不思議な話、怪談中心。
運営しているクリエイター

記事一覧

【夢】 電車で怪異が起こる話

夢の話だ。 電車事故があったようだった。 電車が遅れたからだ。 が、実はそれは事件だった…

高梨 蓮
1年前
7

【夢】 破られても話し続けるCDの話

夢の中の話だ。 夢の中で、両親は、実在の私の両親ではなく、見知らぬ男女だった。 男性は、…

高梨 蓮
1年前
8

今日の夢:葬式

今日の夢。 今日の夢は両親が死んでいる夢だった。 現在、母は認知症で実家で暮らしており、…

高梨 蓮
2年前
17

徒然:Hawaiiの表札を家の前に掛けてる奴がいた。

これは別に大層な話じゃなくて、コロナ禍になる前から、時折近所を散歩していて見かける家のこ…

高梨 蓮
2年前
16

【日記】コロナワクチンの副反応:熱発

コロナワクチンを接種した。 まあどうせ、ワクチンを接種したところで、完全に感染を防ぐこと…

高梨 蓮
2年前
11

【掌編】どこの馬の骨

 どこの馬の骨とも分からない。  この国にはそういう言い方がある。  だが、この現在の日…

高梨 蓮
2年前
11

【実話】 あそこの池は鬼火が飛ぶけんね

今日、久し振りに、昔、池だった場所のそばを通った。 その池は半分以上埋め立てられて、埋め立てた土地には、平成にマンションが建てられたのだけれど、ありがちな話で、昔そこには無縁仏の墓地があった。 そのマンションについてとやかく言うのではないけれど、まだ、昭和の時分、おそらく昭和四十年代後半か、行っていても昭和五十年代前半、祖母が生きていたころの事をふと思い出したのだ。 そのころ、池で、小学生が溺れて死んだ。 フェンスもあったし、立ち入り禁止の立て札もあった。 だが、そ

実話:おしゃべりクソ野郎のキヨシ

コロナの前で、更に前だからもう5年くらい前の話にはなると思う。 私はその日、昼食を食べよ…

高梨 蓮
2年前
15

過去の日記:摺り減っていくのだ(或いは2004年8月25日の応答)

多分当時思うところあって残していたメモ。 友からの便り 上顎の溝は加齢とともに磨耗し、敏…

高梨 蓮
2年前
13

【実話】 非喫煙者の暴虐

二十年近く前の話だ。 その日は週末で、私は単身赴任の赴任地から家に帰る途中だった。 座り…

高梨 蓮
2年前
30

【実話】 およそ3センチメートルの光点

詳細は省いて、その時、私は夜に外を歩いていた。 暗い山並みの遥か向こうに星が見えた。 暗…

高梨 蓮
3年前
4

【実話】 手

手が天井から生えていた。 以上だ。 と、言いたいが、一応もう少し詳しく説明しよう。 二十…

高梨 蓮
3年前
5

【実話】あの建物の向こう半分は涼しい

なぜ涼しいのかいつも分からなかったこと。 詳細は省く。 昔、仕事で勤務していた施設のうち…

高梨 蓮
3年前
6

異世界を描写する際のちょっとした煩悶・テーマ:ガラス

硝子(ガラス) が存在するかどうかは 異世界やらを描いている時に いつも頭を悩ませる問題だ 文明程度によって硝子の製法があるかどうか それがコップ程度ではなく窓の硝子にまで使用出来るようになったのは案外と近世で、ステンドグラスという物もむしろ大きな一枚物が出来なかったゆえの苦肉の策であれば易々とそれを描写されることに苦痛を感じることがあってもそれを指摘するわけにもいかないというジレンマに陥ることがある 自分自身で描くならばむしろそう言った世界には描写しない様々な物が当然のよ