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自分の人生を歩く時に邪魔するのはたいてい自分


前回のnoteでこれからは自分の人生を歩くという話しをしました。



歩き出すまではわからなかったけど、自分の道を歩き始めるとすぐに自分の行き先を妨害する強敵にぶつかります。せっかく覚悟を決めて歩こうとする自分に、その敵はあの手この手で通らせまいと邪魔をしてきます。うっとうしいがそいつを突破しないと先に進めそうにありません。

実は過去に何回か自分の道を歩こうと小さいながらも挑戦をしたことがあります。その時にもこの強敵に出会い突破するために戦いを挑みました。

結果は全て負け。トボトボ来た道を引き返し今までの道に戻った苦い過去があります。そしてつい先日改めて自分の道を歩き初めた時にもやっぱりこの強敵は現れました。

今回は事前準備をしっかりしてから戦いに挑むことができ無事にその敵に勝利をすることが出来ました。今回はその強敵に出会ってしまった時の対処法と撃退方法をこのnoteで書きたいと思います。これから自分の人生を歩くぞ!という人の参考になれば嬉しいです。



自分の人生を歩く時にまず出会う強敵


そもそも自分の人生を歩くとは何か。
それは今までやっていなかったことを自分の意思で新たに始めることです。今まで他人の評価を軸に生きてきたけど、その垣根を越えて新しい道に踏み出す、他人の評価ではなく自分が本当にやりたいことをやる。それが自分の人生を歩くということです。


そんな大事な時に邪魔をしてくるヤツは誰なのか。

それは他の誰でもない自分自身です。



では他人の道とは何なのか。

それは他人の評価を軸にして生きる道です。たくさんの先人達が踏みしめ歩いてきた太く頑丈な道です。


前例に沿って〇〇する、一般的には〇〇する、常識的には〇〇する、誰々さんが言うんだから〇〇する

などの言葉がこの道を歩く許可証としてよく使われます。


そんな大衆が歩く道を選ばずに、自分の道を歩くということはどういうことなのか。。?

それは道の先がどうなっているかは自分では分からない、ということです。


もしかしたら歩く先に猛獣がいるかもしれない、が立ちふさがるかもしれない、に見舞われるかもしれない。その結果心身どちらかに大きなケガをして歩けなくなるかもしれない。

先ほどの皆が通る安定した他人の道、とは真逆の細い道が自分の道です。

この危険極まりない自分の道を歩くことを反対するのが他でもない自分です。だってせっかく今まで安全にぬくぬくと生きてきた他人の道を捨てて、常に危険のつきまとう新しい道を歩こうとしているんです。

誰だって心配です。自分の心も強い防衛本能を見せます。


その道を歩いて、もしも失敗でもしたら自分の人生は台無しになるかもしれない。本当に後悔しないのか。家族に迷惑をかけるかもしれない。そうなったらどうするんだ。もっと安定をしてから挑戦したらいいじゃないか。いくらでも時間はあるんだから。っていうかそんなことが出来るのは一握りの選ばれた人だけだ。自分に出来るわけない。。。

今こうやって自分で文章を書いていても、気持ちがぐらつき今すぐに他人の道に戻ってしまいたくなる衝動に駆られるくらいこういった言葉には破壊力があります。

そうやって心はあの手この手でどうにかして自分の道を歩こうとする宿主を引き留めようとします。元の道に戻そうとします。

決して本人をいじめる為なんかではなく、宿主を守るために行動をしてきます。心の防衛本能とも言えます。

もちろん親しい知人や家族も自分のことを心配して、同じような声をかけてくれたりします。その声で気持ちが揺らいだりもします。でもことあるごとに隙をみては警告を発してくる我が心の声は、それを遥かに凌駕するパワーで自分を誘惑しダメージを与えてきます。

自分が何を言ったら狼狽えるかも彼らはよく心得ています。強い意志で歩き始め最初は警告を無視して歩けても、歩く先で嵐や高い壁などの想定外のトラブルに出会うと尻込みをします。心はその瞬間を見逃さずに警告を発します。

ほらほら言ったじゃん!危険だって!ちょっと怖気づいてるでしょ。出来る人はそんなこと感じないから。やっぱり自分には無理なんだよ。ケガしないうちに戻ろう。また挑戦すればいいんだから。ねっ!


トラブルで心が疲弊した自分への甘い声に、やっぱ言う通りなのかもしれない。。。一度出直して体制を立て直してまた挑戦したほうがいいのかな。。確かに心の言う通りかも。。。

そんな心の迷いが大きくなり重ねての心の誘惑(警告)に、よし、戻ろう!と来た道を戻ってしまう。そして今までの道まで戻ってくると何とも言えない安心感に包まれる。あー安心する。やっぱりこっちのほうがいいかもなー。心も激しく賛同します。

でしょ!絶対にこっちのほうがいいよー。挑戦なんていつでも出来るんだから。今まで通りの道を歩いていこうよ。

そうしてこの自分の道を歩く旅は始まって一週間で終わりを告げるのです。


自分で書いてて恐ろしすぎる。しかも今までの自分に当てはまりすぎる。何度も味わったことなのでこの後の思考も容易に想像が出来ます。

他人の道に戻った当初は安心感もあり居心地が良い日を再び満喫します。でも少しすると強い焦燥感と自己嫌悪が襲ってきます。あれだけ覚悟を決めて意気揚々と自分の道を歩き始めたのにさっさと戻ってきたとかありえない。結局自分はこの程度なんだ。自分には挑戦なんて無理なんだ。

心の声に従って戻った自分を別の自分がなじり、自分の道を歩く前よりも自信を失ってしまう。これが今までの自分でした。




どうして心は今までの道に戻そうとするのか


なぜ心はこれほどまでに自分の道=新しい道を歩くことを嫌がるのか。それは人間の本能です。

私たちの遠い遠い祖先がマンモスやサーベルタイガーと戦っていた時代は仲間と協力をして秩序を守って暮らすことが生き残る唯一の道でした。

そんな時代に、もうこの生活嫌だから明日から自分だけ新しい道歩くって決めたから!なんて言うやつはあっという間に獣の餌食にされて死んでしまいます。それだけでなく勝手な行動によって仲間の居場所が猛獣に知られてしまい仲間全体まで危険にさらしてしまう可能性が十分にありました。結果、人間が生き残る為の最優先な本能として勝手に道から外れないようなシステムが脳に組み込まれました。


対策は味方を見つけて歩き続けること


ではこの警告が出たら一体どうすればいいのか。

自分がたどり着いた答えは

・警告の仕組みを理解して冷静になる。
・いざという時に話しを聞いてくれる人を見つける。
・上の二つを駆使して脳の警告が出なくなるまで歩き続ける

です。


脳が警告を出すのは、大昔に役にたったけど今は必要のないバグです。言うなら現代には存在しない危機に対しての警告です。

脳は新しい道を歩く時(新しい行動をする時)に、これは初めての道!と判断をして警告を発します。

万が一慣れ親しんだ道を外れて別な道を歩きたい!という衝動に駆られた時には、脳内の危険センサーが働き、危険!!危険!!と自分に警告を出して元の道に戻るようにさせる。

そんな原子脳は今でもしっかり現代人の脳の中に受け継がれています。だから生命の危険が無くなった現代でも、新しい道を歩こうとしている!と脳が判断した時には生命の危機と判断して何とか元の道に戻そうとあの手この手で警告を出してきます。


過去の自分と今の自分が違うところは、このメカニズムを理解してから自分の道を歩き始めたことです。

これによって脳が勘違いをして警告を出しているということが理性として認識できるようになりました。



ただそれでも不安になってしまう時はあります。頭では分かっているけど今自分に届いているこの声は幻想とは思えない。実際に今壁にぶつかって不安だし、このまま進み続けていいか自信が持てない。。。理屈でいくら言い聞かせても拭いきれないネガティブに襲われてしまう時もあります。


その時こそその不安な思いをそのまま誰かに聞いてもらうことが大事です。

負の感情の中にいる時は、どれだけ前向きに考えようとしてもできません。前向きに考えようとすればするほどマイナスなことばかりが次から次へと頭に浮かんできます。

そんな時は自分の話しを聞いてくれる人に今浮かんでいることをなんでも良いから吐き出すことが大事です。

私も何回もマイナスな感情に支配をされてしまう時がありました。その度にマイコーチに話しをとことん聞いてもらい温かい言葉をもらうことで客観的に考えることができパワーをもらって再び歩き出すことが出来ました。

いくら脳のバグだとわかっていても一人でその警告を浴び続けるのはつらいものがあります。自分一人で歩くのがつらい時は自分を応援してくれる人に話しを聞いてもらうだけでも救われます。自分がやってることは間違いないんだと思えます。



最初は初めての道でも継続をして歩き続ければいずれは慣れた道へと代わります。歩いている道が危険ではない=生命の危機ではない、と脳が理解すれば自然と自分への警告は止まります。


私自身、最初はたくさん聞こえていた警告がしばらく新しい道を歩き続けた今は時々警告が発せられるものの確実にその頻度は少なくなってきています。きっとようやく心がこの道は危険ではないかもしれないと安心をしてくれ始めたんだと思います。

自分の道を歩くってすごいことだし、素敵なことです。自分もまだまだ歩き始めたばかりで転んだりすることもありますが、一緒にワクワクしながら楽しんで歩いていきましょう!



今回も最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。

まだまだ自分の道を歩き始めたばかりの私です。これからもたくさん失敗をしたり迷ったりすることもあると思います。でもそんな出来事がもしかしたら今苦しんでいる誰かの救いになるかもしれないと信じ、これからも言葉をつづっていきます。

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