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抽選販売の激安切符


 JR西日本では、大阪発さいころ切符を発売するとありました。

今回の、販売のマーケティングを推測してみたいと思いました。


1 行先

 大阪発は、今回で3回目になります。
金沢・城崎・呉(広島)・博多の4か所となりました。

 当たる確率は、金沢・広島が1/3ずつ。
城崎2/9博多が1/9になっています。

毎度、地域振興の意味合いが強いので
観光地が多いですね。

 前回の大阪発の時には、出雲市・
湯田温泉とかありましたね。

 毎回、「温泉」はついてきますね。
その前は芦原温泉。(笑)


2 価格設定

 月曜から木曜は5000円、それ以外は8000円と
差をつけてきました。

 これは、ダイナミックプライシングのような
考えなのかなとも伺えました。


 長距離列車(新幹線を含む)では、
ビジネス需要が戻ってきておらず、
観光客は元通りに近いという現実から
平日の利用を上げたいというのが見て取れます。

 なお、祝日を含む連休は利用できません。
8月後半から10月末までが利用期間。


3 抽選販売

 今回の特徴に、4万組様限定の販売です。
前回の今年冬販売の際は、途中で販売を
打ち切ったほど売れに売れたのが原因ですね。

 販売には、1~3人のグループで申し込む
わけですが抽選の時点では人数は問われなかったです。

 はじめから、抽選の段階で人数を聞いておいて
抽選の時に4万組のうち1人旅枠、2人旅枠、3人旅枠を
予め決めておいてもよかったのではないかなと思うからです。

WESTER会員になると、抽選に参加できます。



4 当たりやすい予測

 当たった前提の話になりますが、
2人旅と3人旅の話になります。
(1人用は予想できませんでしたので)

 2人旅は金沢・城崎が当たりやすいと思います。
3人旅は、広島・博多が多い傾向になると思われます。

 

5 山陽新幹線の座席供給からみる当たり率(予想)

 3人旅は、広島・博多の当選率が上がると書きましたが、
そのわけは山陽新幹線の速達種別は
主に「みずほ」「さくら」「のぞみ」とあります。

 そして、「みずほ」と「さくら」は九州新幹線鹿児島中央に
直通する列車です。

 しかも、8両編成で「のぞみ」と比べて半分の両数しか
ありません。また、指定席もゆったりとしていて
大変人気があり席数が少ないです。


ゆったりとした普通指定席の「さくら」「みずほ」

 だから、このような格安切符で「さくら」「みずほ」に
乗られるのはJRとしてはあまりいい商売ではないです。

 「のぞみ」は16両編成で普通指定席が10両もあります。
また、座席が2&3で大変多いです。
この座席配置の3列側を埋めるのに3人旅用もって
こいだという事です。


「のぞみ」号普通車車内。


6 そもそも、4万組にどのくらいの率で当たるのか?

 JR西日本系のポイント会員サービスを統合してできた
ウエスターポイントの会員は約500万人、
JWEST会員は4年前ですら100万人を超えています。

 それらの人のうち、どのくらいの割合の人が
この切符を利用したいと思うか難しいですが、
当たること自体がかなり困難な気がします。
 
 予想としては3倍~10倍くらいかと
最低10万組は申し込んでくるんじゃないかと思います。


まとめ

・大阪発サイコロ切符抽選販売。

・競争率は高くなりそう

・2人用は、金沢・城崎。3人用は広島・博多が多そう

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