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読書と雑記と

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2022年4,5月の読書振り返り

全然読書してないんですよ、最近。移動は多く、読書の時間もそれなりにあったはずなんだけど、すぐ眠くなっちゃう。電車でも飛行機でもすぐ寝ちゃう。そんなわけで2ヶ月で2冊。 フェイスブックの失墜 特にこの数年問題が噴出している印象のFacebookだが、その内情を細かく描写したのが本書。読み応えのある内容だった。 読み終えて、感想を一言で言うと「制御しきれないくらいの大きな国家になってしまっている」というとこか。ユーザー数29億を抱えるある意味「国家」のようなものだが、その巨大

2022年3月の読書振り返り

福岡、浜松、鹿児島と移動の多い月であったが、4冊しか読めなかった。世界に平和が早く訪れますように...。 好きなものを売って10年続く店をつくる 元『雑貨カタログ』編集長で、現在はフリーの編集者をやられている碓井さんの著書。全国の「10年以上続く」雑貨屋さんなどを紹介した内容。雑貨屋を開業するのが夢、いつかはしたいと考えてる人も少なくないと思うんだけど(僕も少し思ってる)、なかなか続けるのが難しそうだなという印象を持っている。そんな中で長きにわたってファンを獲得し、運営を続

2022年2月の読書振り返り

ようやく寒さも和らいできましたが、海の向こうを思うと非常に憂鬱な毎日です...。 モダンエルダー 著者は、世界有数のホテルチェーンを創業し経営してきて、リーマンショック時にその会社を手放した後、エアビーアンドビーにホスピタリティの責任者として参画、という経歴。 本書の内容は「年長者(エルダー)」が若い企業、社会でどのようにして生きていくかを綴った内容。著者ほどの華麗な経歴ではないが、僕も似たような感じなので興味深く読んだ。 冒頭の方に「メンターン」という言葉があったが、

2022年1月の読書振り返り

年が明けてもう1ヶ月経ってしまいました。驚きです。引っ越して2ヶ月が経ちましたが、寒すぎて本屋探索をあまりできてません。 もし幕末に広報がいたら 「大政奉還」のプレスリリース書いてみた アイデア、切り口は面白いと思う。ただちょっと期待はずれ感もある。 史実に対して本当にプロの広報さんがプレスリリース書いたらどうなるのかな?というのを期待していた。ただ、読んでいくと少々ネタに走りすぎというか...。いや、ネタがあってもいいんだ。そもそもテーマ自体はネタなんだから。でもテーマは

2021年11月12月の読書振り返り

11月末に引越したのですが、今まで乗っていた電車よりも混んでて、なかなか本が読みづらい。距離は伸びたので、本が読めそうな車両、時間帯などを模索しながら2022年も本を読んでいこうと思います。 11月12月は読書量少なかったので、今回も2ヶ月分まとめてです。 刀伊の入寇-平安時代、最大の対外危機 日本史は全然詳しくなく、この「刀伊の入寇」という事象も今回初めて知った。刀伊=東夷ということらしい。中華の人から見たこの時代の東夷は女真族ってことで、この刀伊の入寇で日本を襲撃した

2021年9、10月の読書振り返り

10月1日から7泊8日で西日本行脚してたので、9月分を更新するタイミングを逸してしまい、今回は9月10月まとめて振り返り。今回は社会問題多め。 ラストエンペラー習近平 とにかく中国は地理的に近いので、影響が大きい。とくに経済、軍事の面は要チェックしておかないと思わぬ影響を受ける可能性がある。恒大がもし破綻したら世界経済に大きな影響がありそう。その影響が中国国内でプラスなのかマイナスなのかもわからない。影響の幅も。 対中包囲網を作るアメリカなどの国々、そして中国国内での方向

2021年8月の読書振り返り

8月のペースを残り4ヶ月もキープすれば年内の読書目標に達するんですよ。ちなみに去年は秋以降に読書量が激減しましたが...。 インスタグラム:野望の果ての真実 インスタグラムの創業秘話的な本だが、インスタグラムは創業からFacebookへの売却まで非常に短いので、本書は主に「売ったあと」の話になっている。どう考えても文化が違うよなーと当時思ってたけど、本書を読んで「やっぱりなー」という感想。それでもお互いに歩みよったり、利用したり絶妙なバランスで数年はやっていたんだなと知った

2021年7月の読書振り返り

少し遅くなったが7月の読書振り返りを。しかし毎日暑くて嫌になっちゃうね。そのせいで8月は読書量減ってしまってる。年間目標(60冊)にこのままでは届かない〜。 チャイナテック: 中国デジタル革命の衝撃 2008年に北京で開催されたベンチャーイベントに参加した。あの頃はまだ3Gでチャイナテック企業はそこまで優れてる感じはしなかった。しかし、そこに参加していた新興企業が「ウチはサービス開始して間も無いのでユーザー数は300万くらい」と言っていたのに衝撃を受けたのを覚えている。我々

2021年6月の読書振り返り

6月はわりと渋谷に出社することが多かった。ちょっと疲れた。通勤って疲れるんだなと思ったけど、この程度で疲れるってことは運動不足だな...とも。まぁけど物理出社ってのは良いものだな。 暖かくなってくるとネコが夜に騒ぐ傾向がある。その対策として、靴箱の上に座布団ひいて、その下で本を読むと、ネコがその座布団の上で落ち着く。なので夏場の読書量は増える傾向がある。今月は8冊。 ドイツ人はなぜヒトラーを選んだのか 「第一次世界大戦の賠償金問題から生活が困窮し、過激思想に寄っていった」

2021年5月の読書振り返り

ちょっと一つ一つの感想が長すぎました。 TROUBLE MAKERS 装丁がケバケバしいので購入を少し悩んだが、ペラペラ立ち読みした感じ、面白そうだったので購入。 シリコンバレー黎明期の様子を綴った内容で、マイク・マークラや、ATARIの成り立ちなどを詳しく知れたのでよかった。黎明期ならではのカオス。今ならばちょっと成立しないようなこともあるけど、圧倒的な熱量は読んでて感銘を受けるというか。イノベーションを起こすにはこれくらいじゃないとなと改めて思った。 『調べるお』で

2021年4月の読書振り返り

暑いのか寒いのかよくわからない日が続きます。これが春。 福岡市を経営する 10年前の2011年2月に初めて訪問して以来、何かと縁があり、観光だけでなく、イベント登壇などのお仕事、また福岡マラソンへの参戦(2019年)など様々な機会で福岡を訪問しています。今年も既に2度ほど訪問しています。 いつも行くたびに「福岡は活気あるなぁ」と感じるのですが、その要因の一つに、高島市長という存在があるという認識を持っていました。また、毎回お世話になっているfgn を通じて、高島市長はスタ

2021年3月の読書振り返り

桜も咲いてるし、虫も出てきてる。春を感じる。夜はまだ寒い。 なんでも「はじめて」大全: 人類と発明の物語 大昔『まんがはじめて物語』シリーズをよく見てたのだが、モノゴトのはじまりは今でも興味がある。この本は様々な「はじめて」を紹介している内容で、ジャンルは多岐に渡っている。多岐に渡りすぎて一つ一つが薄いのが気になったが、はじめから「そういうもの」として読む分には問題ない。 どうしても日本ではじまったものに注目して読んでしまったが、いくつかは存在するものの、全体としては非常

2021年2月の読書振り返り

コタツに入ってコタツ記事を書いています。 感染症はぼくらの社会をいかに変えてきたのか やはり一冊くらいはこの手のテーマの本を読んでおいた方がいいかなと購入。医学的な観点で難しい内容の本だとわからなそうなので、経済史の学者さんが書いたこの本を選んでみた。 ペスト、コレラ、天然痘、インフルエンザとこれまでに起こった世界的パンデミックの事例をざっと書かれていて、さらに深く知るためのブックガイドがそれぞれ書かれているという初心者向けの内容。各伝染病の発症の地は「そうだったんだー」

2021年1月の読書振り返り

Clubhouseで持ちきりの界隈ですが、Android勢の僕は全くの蚊帳の外。蚊帳の外から様子を伺いながらtoCサービスの現状と未来を考えたりしています。 アイアンハート 僕が若かりし頃はカリスマベンチャー経営者としてすごい存在だった。グッドウィル、コムスンを大きく成長させたのはもちろん、それ以前にはジュリアナ、ヴェルファーレを仕掛けた人としても知られていたので「すごすぎる」と畏怖の念を抱いてた。 その後、階段を転がるように、そしてそのまま奈落の底に落ちてしまったかのよ