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Asics Runing Laboに行ってきた

Asics Running Laboとは

詳しくはアシックスのサイトにありますが、
「トップアスリートを対象に行われていた「ランニング能力測定」を一般のランナーへ。アシックスのスポーツ工学に関する知見と技術を生かし、「あなたが目指す目標やゴール」をサポート。ランナーの特長を科学的にとらえ、ランニング能力向上のための方針を提案します。」
というもので、筋力測定、体の部位の測定、ランニングフォームのビデオ撮影、持久力の測定等をしてくれて、ランニングのアドバイスがもらえるものです。

申込み方法

アシックスのサイトから申し込みできます。毎月10日の夜21:00から翌月の予約が始まります。思い立ったのが年末でしたが、予約はほぼ満員だったので、1月10日夜21時にアクセスして予約しました。毎回数日で満員になるそうです。

当日

当日は時間5分前に銀座店に行きました。最初に会計をして、それから着替えてお店の隣にあるラボへ一旦外に出てから行きます。ラボの室内は2部屋で、入って最初の部屋にトレッドミルと持久力測定に使う機械が置いてあって、奥の部屋に筋力測定や、体重測定の機械とベッドがあります。

色々計測

最初に奥の部屋の机でカウンセリングがあり、普段のランの内容とか目標にしているレース、故障や走ると痛くなる所があるか、などの話をして、その後に身長、体重、体脂肪等の測定しました。体重、体脂肪はタニタの体重計の両手で測定器を持つタイプの体組成計を使いました。
普段は自宅のシンプルな体重計に体脂肪、筋肉量、代謝量等が測れるものを使っているのですが、アシックスラボにあるものとあまり数値が変わらないのに驚きました。自宅の体重計も割りと正確なんですね。このラボにあるのはより細かい、両腕や両足の脂肪率や筋肉量が出るのですが、全体の脂肪率や代謝量は家で測ったのとほぼ同じ数字でした。
その後は脚の筋力の測定。主に太腿の表側と裏側にある筋力を測定するもので、足首と太腿をベルトで固定して、膝を使って下肢の上げ下げを全力で行う事を3セットして測りました。2回チャレンジできるのですが、2回共ほぼ同じ数字で10段階の5段階評価でした。表側よりも裏側の筋力が小さいのが普通だそうです。左右の筋力さがあると故障につながりやすいそうですが、幸いそのような事はありませんでした。
それから脚にマーキングをしてベッドにうつ伏せになり脚の柔軟性の測定。脚をストレッチしてもらうような感じで関節の可動域を測ります。仰向けでも同様に色々と動かして測ってもらいました。
幸いなことにあまり左右の差は無いようで、こちらからも故障をする可能性は低いみたいでした。
その次は脚の形を3Dで計測する機械に片足ずついれて形を見ます。右足は4Eで左足は2Eと幅がかなり違いました。両方の足の長さはほぼ同じ245mmだったので、靴は25.5cmが良いのではとの事でした。新たな発見は、足幅と甲の高さは普通でしたがかかと周りが標準よりも小さいようでした。言われてみれば、ジョギングシューズやバイクシューズのかかとのホールド感が低いと感じていました。自分の感覚が再確認されて良かったです。

ランニング測定

ここで部屋を移って、いよいよランニング測定です。このトレッドミルがジムに置いてあるようなものとは桁違いに安定性が良く、ほとんど揺れないのに驚きました。
走る前に胸に心拍を図るセンサーをつけて、腰にウエストポーチでセンサーを束ねた計測器をつけてトレッドミルで走ります。最初は何もつけずにどんな感じでスピードを上げていくかの練習です。
最初はゆっくり3分ぐらい走って、その後1分ごとにだんだん速度が上がり、これ以上走り続けられないという所で計測終わりという事で、どのようなスピードで設定するかは、最初のカウンセリングで決めます。
アップの後は、プロの選手がやっているようなマスクをつけて走ります。走っている時間は10数分でした。この間にランニングフォームを色々な方向からビデオで撮影してもらます。

フォーム確認

走った後はかなり汗をかくので、ショップに一度戻り、シャワーを浴びてすっきりして着替えてからまたラボに戻りました。タオルは貸出がないので、自分で持っていく必要があります。
ラボでは、前、上、横、後ろから撮影したビデオを見せてくれて、改善点を教えてくれます。自分の場合はすり足のようなフォームになっていたので、走るときに膝を上に上げる点と、腕振りで肩を動かしているので、肩を振らずに腕を振ることと、左手があまり腕振りができていないので、そこを改善した方が良いとの事でした。これからの練習の良いヒントがもらえました。

持久力測定結果

その後奥の部屋で持久力測定結果を教えてもらいます。測定するのは呼気の中の二酸化炭素濃度から測定されるAT値(Anaerobic Threshold 嫌気性代謝閾値)です。このATペースが無酸素運動に入る上限なので、このペースが想定されるフルマラソンのタイムだそうです。計測ではRCT(Respiratory Compensation Threshold 呼吸性代償閾値)も計測されるので、これらの値を使ったトレーニングメニューの提案などもしてもらえます。

まとめ

これらの計測のお値段は税込み21,400円でした。トップアスリートも使っている機械を使って色々な計測をしてもらえて、改善点を提案してもらえるのですから、この値段でも納得です。10日後ぐらいに、結果をまとめて送ってくれるそうなので、その結果を見るのが楽しみです。この結果をまた練習に活用してランのタイムアップができそうです。1年に1回ぐらい計測して進化できているか確認しても良いかなと思いました。

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