見出し画像

コロナと留置所

どうも。被告人Tです。

最近は日々コロナ感染者数が右肩上がりで恐ろしいことになってきてますね。
アメリカなどに比べればまだまだ少ないとは思いますが検査数の違いもあるので一概には言えません。

今回は、警視庁の留置所でのコロナ対策について書いていきます。

この話しは2020年12月の話しになりますので現在は違う対策を取られている可能性もありますのでご了承ください。

留置所では新入の被疑者は1度1人部屋で隔離されます。
とはいえ、留置所に1人部屋というのは中々ありませんので大部屋に1人隔離される事になります。

自分が居た期間では、まだまだコロナ対策もやり始めだったので警察署の方も手探り状態でした。
部屋の檻部分にビニールシートの様な透明なシートをロールカーテンの様に下げて空気の流れを止める対策です。

ただ、起床後就寝前の歯磨き時間には他の入所者と一緒にしたり、風呂の時間も一緒に入るため、あまり対策らしい対策はなされてないと思います。

又、被疑者ですと刑事や地検での取調べもあるため外の人間と比較的会う機会が多いです。
特に地検へ行くと何百人と被疑者がおり、一部屋に対して最大12人すし詰め状態になるのでコロナ感染者が居たら高確率で濃厚接触者になるのではないでしょうか?

地検など不特定多数の人が集まる場所へ行き、警察署へ帰ってきても手洗いうがいアルコール消毒などする決まりはなく、本人が率先してしないと何もせずそのまま部屋へ戻る事になります。

しかも、新入から10日もたたない内に相部屋に移動となる為、感染しており無症状者だった場合は他の留置人に移してしまう可能性もゼロではないでしょう。

2020年12月には新宿署の留置所で集団感染がおきてますし、一度保菌者が入ると感染を止める手段は皆無のような気もします。

警視庁管轄だと被疑者の人数も地方とは比べ物にならない人数のため管理が難しいのもよくわかりますが、もう少し感染対策を考えないと留置所でクラスターが多発するのではないでしょうか?

留置所でクラスターが発生すれば警察署内も安全とは言えません。
署内で働いている警察官の方々も感染リスクが高まります。

警察職員の方々を守る事が街の治安を守る事にもなるので留置所のコロナ対策もしっかりして頂く事が医療従事者の方々の負担軽減になるのではないでしょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?