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秋の乾燥による痒みと養生

こんにちは、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。
今朝も爽やかな風が吹いていますね。
朝のランニングも心地よく、快適な季節です。
ずっとこんな天候が続いてくれたらいいのにな…。
なんて思っちゃいます。
しかし、こんな快適な秋が苦手な人もいます。
特に肌の乾燥による痒みがある人は辛い季節かもしれません。
中医学や漢方において秋は乾燥を司る邪気である【燥邪(そうじゃ)】が盛んになると考えます。
そして体の五臓の中で燥邪に最も弱い臓が【肺】になります。
肺には
・皮毛を主る
・大腸に通じる
という考えもあるため、肺が燥邪に侵されると、肺のトラブル(咳、痰、息苦しさ)以外にも、肌の乾燥や痒み便秘などの症状も表れやすくなるのです。
そのため、肌の乾燥による痒みがある場合は単に保湿クリームを塗るだけでなく、肺を乾燥から守る事も重要なのです。
肺を乾燥から守るためには
・マスク、加湿器を利用する
・アルコール、香辛料、たばこはNG
・夜更かしをしない
・お風呂にしっかり入る
など生活養生が大切です。
それでも、乾燥による痒みなどが起きる場合は体に潤いを与える漢方薬やハーブティーを服用するのも良いでしょう。
麦門冬湯や生脈散、八仙丸、百潤露など様々な漢方薬やハーブティーを使いますが、体質や状況に応じて使用されるものは異なるので、服用の際は必ずご相談くださいね。

まとめ

秋は乾燥による肌の痒みが出やすい季節です。
特にアトピーや乾癬など肌の乾燥により悪化しやすいものは体質そのものを改善する必要があります。
食事と漢方薬を上手に利用して、肌のトラブルを改善していきましょう♪


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