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「真夏の全国ツアー2022 東京公演」〈東京〉明治神宮球場 8月29日(月)

乃木坂46のライブは運営側が女子を優遇させて当選させているから、男の観客、特にオーバー30でお一人様で応募の者はなかなかチケットを入手できないと言われている。

※乃木坂以外も出演するフェス
※入場料が発生しないリリースイベント
※歌唱シーンはあるがあくまで演劇作品である舞台

こうしたものを除くと自分が参戦できたライブは以下のものしかない。

2015年
●真夏の全国ツアー2015@神宮球場
2017年
●真夏の全国ツアー2017 FINAL@東京ドーム
2018年
●真夏の全国ツアー2018@秩父宮ラグビー場
2021年
●さ〜ゆ〜Ready? 〜さゆりんご軍団ライブ/松村沙友理 卒業コンサート〜@横浜アリーナ
2022年
●10th YEAR BIRTHDAY LIVE@日産スタジアム
●乃木坂スター誕生!LIVE@ぴあアリーナMM

2021年までは2年に1回くらいのペースでしかチケットを入手できていない。モバイル会員(FC会員)であるのにもかかわらずだ。 2021年には東京ドームという大箱で2公演も行われたのに天空席に潜り込むことすらできなかった。

なのに今年は、今回の真夏の全国ツアー2022@神宮球場を含めて3公演も当選している。

これって、女子優遇、若い男優遇ではチケットを売り切れなくなっているということなのでは?

コロナ禍で接触系イベントが開催できず、それだけを目当てにしていた連中が離れたということを除くと、乃木坂の人気下降の理由は大きくわけて2つあると思う。

1つは相次ぐスキャンダルによるファン離れだ。
2月に卒業した星野みなみが仕事をサボって男と遊んでいた問題や、パパ活疑惑のあるメンバーや情報を漏洩させたメンバーを含む5期生の選考問題の不透明さはファン離れを加速させたと言っていいと思う。

そして、もう1つの要因が相次ぐ人気メンバー・主要メンバーの卒業だ。
最新シングル“好きというのはロックだぜ!”は久しぶりに、メンバーの卒業ソロ曲が収録されないCDとなっているが、ここ3年ほどはCDシングルのカップリング曲やアルバム用新曲に、卒業するメンバーのソロ曲が収録されるのがデフォルトになっていた。

ちなみにこんな感じだ。

2019年
AL『今が思い出になるまで』収録曲
衛藤美彩
SG“夜明けまで強がらなくてもいい”C/W曲
桜井玲香
2020年
SG“しあわせの保護色”C/W曲
白石麻衣 
2021年
SG“僕は僕を好きになる”C/W曲
堀未央奈
SG“ごめんねFingers crossed”C/W曲
松村沙友理
SG“君に叱られた”C/W曲
高山一実
AL『Time flies』収録曲(2曲)
生田絵梨花
新内眞衣
2022年
SG“Actually...”C/W曲
北野日奈子

CDとしてはシングル、アルバム合わせて、実に8作連続(楽曲数は9曲)で卒業記念ソロ曲が収録されているという異常事態になっていた。

そりゃ、これだけ人気メンバー、実力者がCDを出すたびに卒業していれば、ファン離れも加速するよね。

最新シングル“好きというのはロックだぜ!”でストップしたのは卒業するメンバーの卒業記念ソロ曲収録という歓迎していいのか悪いのかよく分からない記録だけではない。
何とデビュー以来、29作連続でCDシングル付属のDVD(現在はBlu-ray)にはMVが収録されていたが、今回は表題曲、カップリング曲問わず1曲も収録されていない。

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おそらく、その背景にあるのはBillboard JAPANのチャート対策だと思う。
BillboardはCDなどフィジカルのセールスにポイントが偏っているアーティストはミュージック・シーンの実情を反映していないとして、こうした楽曲が首位を獲得しにくいように集計方式を変更している。

なので、乃木坂運営側は、YouTubeの再生回数を増やして、チャート上位に入りやすくしようと狙っているのだと思う。
付属Blu-rayにMVが収録されるのであれば、わざわざ、YouTubeで MVを再生したりしないというファンも多いだろうしね。
かといって、CDだけでは売れないから、ライブ映像を付属Blu-rayにして売り上げを伸ばそうとしているのではないだろうか。

でも、今のところ、YouTubeの再生回数がここ最近の楽曲と比べて格段に伸びているようには見えないんだけれどね…。

まぁ、今回のCDセールスや、Billboardチャートなどの結果次第では、次のシングルでまた、いつも通りのMV収録、卒業ソロ曲収録に戻りそうな気もするけれどね。

それから、前シングル“Actually…”はセンターを務めた5期生メンバー、アルノの騒動のせいで、テレビ出演時のセンターを変更するハメになり、MVもその別センターで即席で撮り直すことになったということも影響しているのだと思う。
最近の乃木坂メンバーや運営の民度は決してよろしくないので、何か問題が起きた時に差し替え対応がしやすいように付属Blu-rayにMV収録をやめたというのもあるのではないかと思う。

そんなわけで自分にとって初めて年に3回も乃木坂のライブを見る機会を得ることになったわけだが、一番気になったことはファンの民度だ。

何しろ、5月の日産スタジアム公演では、運営が曖昧なことを言い、メンバーがそれをいいことに煽ってしまったことから、騒ぎたくて仕方ない一部のファンが、単なるリアクションというレベルをこえた明らかなコールをしてしまったからだ。

何かにつけて、“海外では普通にノーマスクで声出しライブが解禁されている”とか、“地下アイドルのライブでは声出しOKのものが多い”とか言って、日本の大半のライブで声出しがNGとなっていることに文句を言い、ルールを破る連中がファンのみならずアーティストにもいる。ワンオクもそう。

しかし、ルールはルールだ。少なくとも、現在の日本はコロナ感染者が多い国や地域の代表となってしまっている。だから、“海外ガー”なんてのは関係ない!
しかも、国や自治体は「経済を回す」を口実にコロナ対策をほとんどしていないのが実情だ。岸田はコロナ対策をほとんど何もしていないのに、自分が感染しているのだから呆れてしまう。

それに世の中には、スポーツ観戦の場や酒の席で大声を出すことには寛容なくせに、ライブに対しては不寛容な態度を示す者が多い。

ライブに行って、コロナに感染したとなったら、それだけで、職場や学校の居場所がなくなる可能性も大きい。声出しライブを解禁しろと言っている連中はおそらく、きちんとした仕事もしていないし、ロクに学校も行っていないという連中なんだと思う。
下手すれば、クビになったり、部活のレギュラーの座を剥奪される恐れもあるんだよね。ライブに行った後に感染したことがバレれば。

そう考えると、とてもではないが、声出し解禁のライブなんてものには行きたくないと思うのが当然だし、声出しNGのライブなのに叫んでいる奴がいたら、そいつには○んで欲しいと思うのが必然だ。

実際の会場の雰囲気としては、日産スタジアムの時ほど騒がしくはなかったという感じかな。
あの時は明らかに騒ぐように煽った一部メンバーや運営に対する批判も強かったから、さすがに今回は自重したのだと思う。
まぁ、神宮のキャパは日産の半分くらいだから厄介オタの数も単純計算で半分になるので、その分、迷惑な奴も少なくなっているって感じだとは思う。

公演自体についても語っておこう。

3年ぶりの神宮ライブとなったが、この3年間にリリースされたCDシングル表題曲、アルバムのリード曲、配信シングル合わせて10曲あるのにもかかわらず(最新シングル含む)、このライブで披露されたのは、そのうちの4曲だけだ。
それどころか、“制服のマネキン”や“インフルエンサー”、“シンクロニシティ”といった代表曲もやっていない。その一方で、3〜5期生やアンダーにクローズアップしたブロックにかなりの時間が割かれている。

おそらく、これまでのシングル表題曲など代表曲は日産スタジアムでの10th YEAR BIRTHDAY LIVEで2日間にわたって振り返ったし、シングル表題曲の多くは既に卒業したメンバーがセンターを務めていた曲ばかり。
“ガールズルール”などの夏曲は誰が歌っても盛り上がる曲だけれど、そうでない曲はいくら神曲・名曲でも無理して歌う必要はないという考えになっているのだろう。
現在の乃木坂は1期生、2期生合わせて5人しかいない(というか2期生は1人…。しかも、1期生にも間もなく卒業するメンバーがいる)ということを考慮すれば、そういう考えになるのも致し方ない気もする。
今回、“君の名は希望”は1期生、2期生だけで歌われたが、もしかしたら、この5人全てが卒業したら、この神曲中の神曲ですら歌われなくなるのかもしれない。

乃木坂運営としては、3〜5期生を中心にした若いグループというイメージで売ろうとしているんだと思う。そして、その中心に置きたいのはカッキーなんだと思う。

オープニングナンバーは“好きというのはロックだぜ!”(全然、ロックな曲ではない)、本編のラストナンバーが“君に叱られた”といずれもカッキーがセンターの曲だ。そして、アンコールのシメの挨拶も、最後にステージをはけるのもカッキーだったことから、それは間違いないと思う。

それにしても、乃木坂の神宮公演って、本当に雨が降ることが多いね…。

まぁ、夏の終わりという台風シーズンにやっているんだから、そりゃ、悪天候に見舞われるのも当たり前なんだけれどね。
ただ、“スカイダイビング”を歌い出すちょっと前に雨が止み、この曲の歌い出し通りに“いつの間にか 雨は止んでた”状態になっていたことには、ちょっと感動してしまった。

ただ、不満もある。CDTVの中継に合わせてタオルを振り回すことを観客にお願いするのは違うよねって思う。金を払ってライブを見に来た客が何故、テレビ番組の演出に付き合わなくてはいけないのか理解できない。少なくとも、テレビの演出に協力させるなら、その分のギャラを客に払うべき。
しかも、観客全員がグッズのタオルを買っている前提で話を進めているのも個人的には納得がいかない。

乃木坂に限らず、ジャンルを問わず、いわゆるタオル曲というのを作り、タオルを売って儲けようとするアーティストは多い。そして、洗脳されたファンは何の疑問も抱かずタオルを買っているけれど、数時間のライブのうちの1〜2曲でしか使われないタオルのために大金を出す人たちの心理が自分には理解できない。まぁ、自分はDDだから、興味のあるグループのグッズを全て買っていたら破産してしまうから、タオルに興味ないってのもあるんだけれどね。

そういえば、本編終盤とアンコールで花火が打ち上げられたけれど、コロナ禍になって花火を見たのって、これが初めてだな…。
隅田川花火大会はコロナ禍になって3年連続で中止となっているが、再び開催される日は来るのだろうか…。まぁ、墨田区はコロナ対策・ワクチン対策で優秀な自治体というイメージがついてしまったので、密になる花火大会は開催しにくいってのはあるよね。

とりあえず、自分の席はスタンド席の後ろに近い方だったのに、7列前の位置に1推しと2推しがやって来たので満足はできた。
あと、カッキーもやって来た。日産スタジアム公演の煽り問題で、カッキーに良いイメージは持っていないけれど、近くで見るとやっぱり可愛いね。

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《追記》
乃木坂コラボのからあげって便乗商法もいいところだろ!ただ、ツアーのロゴか入ったようじをつけただけだし。これで、運営の収入が増えるのかな?

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《もう一つ追記》
リアル「シャインポスト」を見かけることはできなかった…。
アニメ「シャインポスト」では、人気アイドルのライブ会場となった神宮前で地下アイドルがチケット売りをすることが、敏腕マネージャーならではの奇策として描かれていたけれど、人気アイドルのライブやアイドルフェスの会場周辺で地下アイドルなどが宣伝活動をするのはよく見かける光景なんだよね。スタッフは地下アイドルのライブ現場は取材しても、人気アイドルやアイドルフェスの現場周辺の知識まではなかったから、こういう描写になったんだろうね。

《ついでにもう一つ》
“規制退場します”と言っておきながら、なかなかアナウンスされないのはイライラする。まぁ、神宮球場は本来、ライブをやるところではないからね。野球の試合なんて、最後まで見る人ばかりではない。でも、ライブだと遠征していて終電が気になる人とか、夜勤の出社時間が迫っている人を除けば、ほとんどの人が最後まで見る。神宮は野球観戦をする人のために作られているから、通路は狭いしね。
というか、座席ごとに来場者の利用駅を決めるなんてありえない!そんなことしなくては、混雑緩和できないんだったら、ライブなんか開催すんな!
終演から30分経っても全員出られない会場なんてライブをやるべきではない!

《最後に一言》
メンバーが落下して搬送されたとのこと。
まだ、アンコールのパフォーマンス中なのに外でスタッフが叫んでいる。最後の挨拶中なら規制退場を守らない奴が勝手に出ていくから、スタッフが注意のアナウンスをするというのは分かるが、パフォーマンス中なのに何故?と思っていた。
進行がおしまくっていて、遠征オタが帰りの電車を気にするという時間にもなっていなかったしね。
出入口付近で騒いでいたのは観客ではなく、会場周辺を歩いていた野次馬だったのか。

そして思った。乃木坂は神宮ライブが雨にたたられるのをウリにしているけれど、やっぱり、雨が降ったら、公演を中断、場合によっては延期・中止すべきだよね。野球だって、雨で中断することあるんだし。
それにしても観客の多く(自分を含む)がレインコートを持ってきているというのも不謹慎だけれど笑ってしまうよね。どうせ、乃木坂の神宮ライブは雨になるんでしょ?って思っている人がいかに多いことか…。

そういえば、2017年のドーム公演では照明を客席に落としたこともあったよね。乃木坂ライブの安全管理ってダメダメだな!

というか、今回の事故は乃木坂の印象をさらに悪くするのでは?
そもそも、ドームの照明落下事故も今回のメンバー転落事故も本来なら、その場で公演中止にすべき案件なのに、中止にしないどころか、その場でアナウンスすらしないんだから、やっぱり、乃木坂運営はクソだよね。
中止にしたら払い戻ししなくてはいけないとか、中断して終演時間がおしたら会場側に追加使用料を払わなくてはいけないとか、そんなことしか考えていないのでは?

観客やメンバーの安全なんてどうでもいいと思っている証拠!

日産スタジアムのコール放置問題も根っこにあるのは同じ。全然、感染症対策をしていないしね。
まぁ、乃木坂運営は守銭奴だから、金になればなんでもいいんだろうね。そりゃ、パパ活疑惑のあるメンバーや、情報を漏洩させたメンバーを形だけの謹慎にして、すぐに復帰させるわけだ。

だいたい、最近の乃木坂の曲ってパワハラ老害オッサン思想全開の歌詞が目立つよね。
新曲 “好きというのはロックだぜ!”もそうだし、この曲と似た内容の“僕は僕を好きになる”も“好きロック”と同じカッキーがセンターの“君に叱られた”もそうだけれど、いじめられるのはいじめられる方に原因があるみたいな内容が多い。本当に、“君の名は希望”を歌っていたグループと同じなのかと思うくらい思想が変わっているからね…。

まぁ、1期や2期の頃はスクールカースト下層の人がメンバーになっていたけれど、3期以降はリア充が増えているし、5期なんかは即戦力採用としてセミプロ出身を選んでいるから、思想が権力側になってしまったというのはあるのかもしれないな…。

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