恒例行事は消滅したのか?
かつての職場で出会った人(相手はその時、学生バイトだった)と上野公園の桜を見る会を始めたのは2003年だ。ちなみにその時、自分は無職だった。
この花見って、リアルな花見なんだよね。飲食せずに園内を数十分ぐるっと歩くだけだし、露店で何かを買うわけでもないから、本当にまじめな桜を見る会って言っていいものだった。
それ以来、ほぼ毎年、この桜を見る会は開催されていた。自分の仕事のスケジュールとか天候の都合で断念した年もあったし、勿論、コロナ禍に入って、上野公園の立ち入りが制限された2020年は実施されなかったけれど、まぁ、毎年恒例の行事だったと言っていいと思う。
2021年からは再開され、22年も実施されたが、去年は開催されなかった。相手とこちらの勤務体系や生活リズムを照らし合わせると、現在は土曜日もしくは日曜日の午後1時から6時の間くらいしかスケジュールが合わなくなっている。
そして、桜の季節というのは年度末や新年度の仕事が忙しい時期ともイコールである。
その上で、桜の開花や見頃は年によってずれる。今年のように開花が遅い年もあれば、3月下旬に既に葉桜になっている時もある。
さらに、お互い融通が効く土日が悪天候だと、わざわざ、宴会をするわけでもないリアル花見=散歩に行こうとは思わないから、当然、中止になる。
去年は天候とスケジュール、両方の都合が合わず中止となった。
基本、最初に声掛けするのは相手の方だ。相手も忙しいが、こちらも公私ともに忙しいのを知っているから、桜が見頃を迎えたor迎えそうというニュースが出てきた辺りで“今度の週末あたりですかね?”みたいに誘ってくることが多い。
今年はおそらく、なかなか開花しないし、4月になって悪天候の日も続き、見頃らしい見頃も来ないまま、4月1週目が終わりそうな雰囲気だったので、誘いにくい雰囲気はあったと思う。だから、声を掛けてこなかったのだろう。
でも、お互いに忙しいし、無理に開催しなくてもいいかなと相手も思うようになっているのが本音だと思う。
とりあえず、新年(大抵、1月2日)に鍋ものチェーン店で新年会的なものをやるのは続いているが、明らかに話は合わなくなっていて、無言の時間も年々増えている。
飲食という目的があるならまだしも、ただ、上野公園を散歩するだけというのは無言だとつらいしね。
というか、ある程度の年齢になるとコミュニティや思想が異なると話が合わなくなるんだよね。
思想が異なっていても、同じ職場とか同じ趣味なら話は合うけれどね。
彼と自分に共通する趣味はあるけれど、そのアニメ・声優という趣味は相手にとってはトッププライオリティだが、自分にとっては洋楽、アイドル、映画、美術と並ぶ様々な趣味のワン・オブ・ゼムでしかない。
そして、アニメ・声優(コミックやゲームも含む)をトッププライオリティにしている人にはネトウヨが多く、自民の信者と化し、マスゴミ批判している者がうじゃうじゃいる。
ロクにニュースも見ない、新聞も読まないくせにマスゴミ批判している無知な連中には本当、腹立つ。そして、こういう連中は基本、無知だから簡単に自民に騙されてしまう。
それで、自民が無知なネトウヨオタクを騙すために担ぎだした山田や赤松の言うことを鵜呑みにして自民マンセーを繰り広げる。
その結果、インボイスが強行され、アニメ・声優・コミックなどの分野に携わる人たちが生活苦となった。
本当、ネトウヨオタクはバカでしかない。知人もこんな感じになっていた。
こちらが、“自民がオタクの味方なわけない。あいつらはオタクを毛嫌いしている連中だよ”といくら言っても聞かずに自民を支持し続けた結果がコレだ。
呆れてしまう。
まぁ、相手もさすがに、自分たちがマンセーした山田や赤松が何の役にも立たなかったどころか、自民に利用されただけで、その結果、自分たちが好きなジャンルの人たちが生活苦に陥っていることは理解していると思うので、こちらに野党よりはマシと豪語した手前、あわす顔がないだけなのかも知れないが。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?