もぎとるか、もぎとらないか問題 - 今日の園芸 vol.1
私が育てている植物の中には「子吹き」という特徴を持つものが数多くあります。
子吹きというのは、その植物の根や枝、またはその植物本体のいたるところから自身のクローンを出現させてしまう現象です。
個人的な好みの問題ですが、この子吹きが起きたときに「もぎとるか」「もぎとらないか」という判断をしなくてはいけなくなります。放置すると、子はぐんぐん成長して、親の成長を阻害したり、鉢の中がパンパンになってしまったりします。
ユーフォルビア子吹きシンメトリカという植物
もう、ものの見事に子を吹いておりまして、本体が見えなくなってるこちらの植物はユーフォルビア子吹きシンメトリカといいます。
名前に「子吹き」とついてるのは、子を吹かないシンメトリカもあるからなんですが、子を吹かないシンメトリカの方が値段は高いです。
今日は吹いた子が鉢のフチにぶつかってひん曲がってしまっていたり、本体が持ち上がって斜めになってしまっていたので抜きあげました。
ここからは好みの問題
もぎとるか、もぎとらないか、だ。
どこかで見た、「子がこんもりと育って大きな鉢に植えられた株もカッコ良かったな」とか、
「子を外すと鉢数が増えるから場所取るなー」とか思って数分考えました。
もぎとったらもう止まらない
こうやってもぎ取ったら、接合してたところを乾燥させてか、土の上に差し込んで置いたら発根してまた成長をはじめます。
ちょっと前に鉢を触った時にもげてしまった子を鉢に刺しておいたらいい感じに根が出てきてました。こうなればまたそれぞれが別の個体として成長し、また子を吹き始めます。(無限ループ)
先ほど子を外した親株はちょっと白い樹液がでて痛々しい感じですね。乾かしてこれもまた鉢に植え直します。
一つもぐと、ポキポキともいでしまい、思ってた以上にスッキリしてしまった(笑)
でも、なんだかずっと喉の奥に刺さっていた小骨が取れたような、やらなきゃいけないなーと思いながら放置していたものを片付けた爽快感がありました。
そして、もがれた子たちはどこかで土に刺さなきゃいけないんですが、30くらいあるのでまたちょっと億劫だったりします、すでに。
でも、園芸って成長したら鉢のサイズを上げたり、枯れた葉があったら掃除したり、当たり前ですが生き物相手なので次から次へとやることが出てきますね。
大変だけど、なんだかんだで毎日楽しみながら植物を触ってます。
ようやく涼しくなってきたので、植え替え作業も捗るんですが、あと2000株くらい植え替え待ちしてるのあるんだよなぁ、、(遠い目)
いただいたサポートは今後の創作活動でより良いものを制作するための画材購入費用などに使わせていただきます!