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キャリア構築理論/キャリア・アダプタビリティ(サビカス)

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M・サビカス先生が提示しているキャリア構築理論およびキャリア・アダプタビリティに関する論文や書籍のサマリーをまとめています。
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【入門篇】キャリア構築理論とキャリア・アダプタビリティをざっくり知りたい方へ

先日、池田先生(東京大学)が企画され、関根さん(東大・中原研究室OB)がアレンジしてくださ…

【論文レビュー】韓国でのキャリア・アダプタビリティ尺度研究:Tak (2012)

国際版のキャリア・アダプタビリティ尺度開発研究には韓国の研究者の方も参加されています。本…

【論文レビュー】南アフリカ共和国でのキャリア・アダプタビリティ尺度研究:Maree (…

Savickas & Porfeli(2012)のキャリア・アダプタビリティ尺度開発研究に参加した13か国の中に…

【学びメモ】「何をいまさらとはいえない、”人”から始める組織の成長」:花田先生・…

二十歳で学部ゼミに入ってから師事している花田光世先生と、三十歳から私淑してきた石山恒貴先…

【論文レビュー】アイスランドでのキャリア・アダプタビリティ尺度研究:Vilhjálmsd…

キャリア・アダプタビリティ尺度開発に携わった13か国・地域としてアイスランドも参加していま…

【論文レビュー】ポルトガルでのキャリア・アダプタビリティ尺度研究:Duarte et al.…

本論文は、ポルトガルでのキャリア・アダプタビリティ尺度に関する実証研究の結果に関するもの…

【論文レビュー】ベルギーでのキャリア・アダプタビリティ尺度研究:Dries et al.(2012)

キャリア・アダプタビリティ尺度はベルギーでも検証されています。ベルギーでの調査対象は高校生と大学生で、合計700名に対して調査したようです。全くもって余談ですが、某社で働いていた時によくレポートしていた相手がベルギーの方だったので、個人的にベルギーにはなんとなく親近感があります。 記述統計24設問と4つの下位尺度の記述統計は以下のとおりです。 天井効果や床効果はとくに問題なさそうです。他のヨーロッパ諸国と同様の傾向のスコアですね。 モデル適合度確認的因子分析を行い、4つ

【論文レビュー】オランダでのキャリア・アダプタビリティ尺度研究:van Vianen et al…

Savickas & Porfeliのキャリア・アダプタビリティ尺度のオランダ版は、大学生を対象とした調査…

【論文レビュー】イタリアでのキャリア・アダプタビリティ尺度研究:Soresi et al.(2…

本論文は、Savickas & Porfeliが開発したキャリア・アダプタビリティ尺度をイタリアで検証した…

【論文レビュー】キャリア・アダプタビリティとジョブ・クラフティングが職務パフォー…

本論文では、キャリア・アダプタビリティとジョブ・クラフティングが職務パフォーマンスにどの…

【論文レビュー】ブラジルでのキャリア・アダプタビリティ尺度研究:Teixeira et al.…

本論文では、キャリア・アダプタビリティ尺度のポルトガル語版を用いた調査・分析の結果を報告…

【論文レビュー】台湾版のキャリア・アダプタビリティ尺度:Tien et al.(2012)

Savickas & Porfeliのキャリア・アダプタビリティ尺度開発論文では、13か国での調査が行われて…

【論文レビュー】中国語版のキャリア・アダプタビリティ尺度:Hou et al.(2012)

キャリア・アダプタビリティ尺度(Career Adapt-Abilities Scale)をSavickas & Porfeliが開発…

【論文レビュー】アメリカでのキャリア・アダプタビリティ尺度の検証結果:Porfeli & Savickas(2012)

本論文が掲載されているのはキャリア・アダプタビリティ尺度の開発論文が載っている同じ学術誌です。同論文と1st authorと2nd authorを入れ替えて書かれたもので、アメリカでの同尺度の英語版の検証を行ったものです。日本での高校生に相当する10年生と11年生を対象にして調査を行っていて、平均年齢は16.5歳となっています。 結論確認的因子分析を行った結果として4つの下位次元で24設問の構成が検証されたとしています。妥当性の検証としては、基準関連妥当性として職業的アイデ