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エンタメ化するリアル店舗 #196

昨日は久しぶりに、角上魚類という魚の専門店に行きました。

魚が好きなのと料理が趣味なので、角上魚類に行って、季節の品を仕入れてきて料理をするっていうのが楽しみの一つになっています。

今回はネットの浸透により、リアル店舗はエンタメ化しているなということと、マニアックな角上魚類の楽しみ方をまとめたいと思います。


エンタメ化するリアル店舗

普段使いする食品や日用品は何でも便利なネットスーパーやアマゾンで買えてしまうため、リアルな店舗での買い物は確実にネットにはないエンタメの要素が必要になってきていると思います。

ドン・キホーテ、コストコ、業務スーパーなどは安いということ以上に、ネットで自分のキーワードでは検索できない未知なものとの偶然の出会いを楽しみに行っている人が多いと思います。

また、ドン・キホーテやコストコなどは棚割りや店舗サイズなど、視覚的にも身体的にも訴えかけてくるのが刺激として効いています。

つまり、ECが進展するほどに、リアルな店舗は独自のトガリ、エンタメ性、身体性が不可欠な要素になってきます。

魚だけを掘り下げ広げる角上魚類

さらに、高齢化によって、街の魚屋さんはどんどん閉鎖し、魚の専門に集約するビジネスが評価されているのだと思います。

スーパーでは扱えない品物を魚に絞って扱い、惣菜や加工品のプライベートブランド商品も売りながら、そもそも鮮度が高いため、日持ちせず、回転率も高い。さらに、新潟の漁港では魚価が安いため、安く仕入れて東京で売るというシンプルな商売になっています。

豊富に取れるところから、足りないところに持って行って売るっていうとてもシンプルなビジネスモデルですが、それゆえに強いです。

魚だけをやるっていうことで、そこから 展開して加工食品、 惣菜とかお寿司とかで単価を高めにして付加価値をつけることができるので、ビジネスとしての拡張性もあります。

魚を通したコミュニケーション創出がポイント

そして何よりも、魚が ダーッと並んでるところも壮観ですし、魚の加工依頼によって、コミュニケーションが発生するのもエンタメ要素として重要です。

また、量り売りやカゴで販売することでコミュニケーションが生まれるのも大切な体験創出ポイントになっています。

さらに、マグロ解体ショーをやっていましたが、シンプルに大きい魚をさばくというだけなんですけでも、 古典的なエンターテイメントとして強力なツールだと思います。


まぐろの解体ショー

さらに稼ぐための提案 イートイン

さらなるビジネスの拡張性としては、これだけの集客力があるため、店舗に併設してイートインの飲食店を展開しても良いと思います。

郊外の広めの駐車場の敷地を持っているため、展開して海鮮丼なども展開できれば、さらに稼げると思います。

加工場を一緒に使って効率化し、加工した食品にも使えて良いと思います。

アラ汁、切り落としの海鮮丼なども集客とロスの活用で有効だと思います。

マニアックな角上魚類の楽しみ方

私自身の角上魚類の楽しみ方は、季節ごとのマニアックな魚が買えるのを楽しんでいます。

昨日は解禁された生ホタルイカ、カスベ(えい)、ヤリイカ、マグロのカマを買い、それぞれ調理して楽しみました。 

生ホタルイカはスーパーで買えないのですが、日本酒入れて電子レンジで加熱するだけで最高の珍味になります。

ボイルよりも電子レンジの方が旨味が濃くなる

北海道では有名なカスベイっていうエイの身があります。

これを唐揚げにすると本当にコリコリして美味しいんです。

軟骨がコリコリして美味です、写真ヘタです

 北海道で主流なものでも東京ではあんまり流通してないのですが、非常に安くて美味しい魚です。

あとマグロのカマも電子レンジで加熱して、ほぐしてわさび醤油でステーキ丼にして楽しみにました。

ヤリイカも刺し身で食べられるものを半ナマでマヨネーズをつけて食べると最高に美味しくなります。

買い物がエンタメ化してきているので、ネットで買えない種類や鮮度など、リアルな店舗の面白さを追求している角上魚類はまだまだ店舗を増やして、商売繁盛していくと思います。

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