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祝! 水際作戦緩和

9月7日 2022年より、日本に入国する人(全ての人)が提出必要だった陰性証明は、ワクチン接種3回以上の人は提出不要となった。

簡単に言うと、ワクチン3回やった人は帰国前に外国でPCR検査しなくていいということだ。

待ちこがれたこの 水際対策強化に係る新たな措置(31) 31番!! これを待ち望んでいたのだ。

https://www.mhlw.go.jp/content/000980075.pdf

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これで海外旅行へ行く敷居が低くなる。(最近は航空券代が高くなって敷居が高くなってしまったが・・)

少し前までは出国時も必要だったし、帰国時の条件はもっと厳しかったので、安易に海外へは行けなくなっていたが、これならかなりいつも通りとなる。これで経済が回ってくれるようになったら良い。


水際作戦の趣旨は、国内にウィルスが殆ど無い状態の時に、海外からウィルスを持った人が入ってくると国内は平和だったのに少しずつ感染が広がってしまうのを事前に防ごうという意味だった。その頃ならそれも正しい選択の一つだったのは分かるけれども、鎖国状態にしておいたにも関わらずこれだけ蔓延してるのに、ほんの少しの海外から入ってくる感染者をゼロにしようとしても意味がない。こんなのは1年前・・少なく見積もっても半年前から分かっていたのに今頃やるのは遅すぎ。日本のお役所仕事の悪い所ね。


私がよく例に出していたトロイの木馬。これは鉄壁な城壁内を攻撃しようにもどうしても侵入できず無理だったので、諦めて城壁内の敵に敬意を表して大きな木馬を城壁の外にプレゼントとして置いておいた。中の敵はありがたく頂いて城壁内に入れた。夜になったら木馬の中から味方の兵士が続々と出て来て中から敵を攻撃するお話。正しくないかもしれないがこれがトロイの木馬。外国からのウィルスを水際作戦にて封じ込めて入れないのが目標だったが、どこからか入って来た兵士が中で猛威を奮っている時に、城壁をいくら固めても意味がない・・・ こんな感じ。


徐々に緩和されて来たけど、一番厳しい時は検査時間と医師のサインまで求められた。日本が提供する紙に記入してもらうのが半強制的に推薦させられる。ラボによっては医師が在住していない所もあり、検査は時間がかかるので集中してどこかへ移動してからPDFで結果が送られる所もある。それも出発時間の72時間以内に検査をしなければならない。つまり3日以内なので多くの場合は間に合うけれど、月曜の昼に飛行機の出発時間となると、金曜の昼以降に検査をしなければならない。多くのラボは土日お休みなので、月曜の朝そのDATAを持って空港に行く事になる。これはかなり綱渡なのと、短期間で結果をだしてもらうのにさらに費用が高くなる。日本の固い頭はどうにかしてもらいたいと思うのだった。

空港に到着してからは、抗原検査をして結果が出るまで数時間待つのとか、(アナログの)紙を持って(紙がどんどん増えてゆく)スタンプラリーをしながら引き回しの刑もあった。

帰国時に3日とか6日間(滞在国のレベルによって変わる)のホテル監禁の時代もあった。豪華ホテルならまだ良いが、狭い部屋に閉じ込められたとか、窓のない部屋に3日間監禁された・・という声も聞かれた。同じ飛行機の人はバスに乗せられて、何処へ行くのかの放送もなくミステリーツァーのようだったとの報告もある。ホテル監禁後は空港で釈放されて、公共交通は使えずに自家用車かレンタカーかハイヤーで自宅まで帰らなければならなかった。そして、ホテル監禁日を含めて14日間の自宅捕虜になった。1日1回か2回自動の電話がかかってきて、GPS機能をONの状態で監視カメラに30秒間顔を写してその場所にいることを確認。人によっては、キッチンを写せとか周りの部屋を写せとかの自宅にいる事を黙示確認させらたという例もある。


ま、今となっては懐かしい思い出となるのだろうけど・・・

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