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04 宿り木 #ハトヤ・アーカイブス

インタビューをつづけていると、ぞくぞくとお客さんがやってきます。


もう20年以上の付き合いだと言う方。最初はOh!バンデスでハトヤの看板犬をみて、犬に会いに来たのだと言います。

たくさんのうまい棒をカゴに詰めこみながら思い出を語ってくれたあと、「いつもこうやってお供えしてるんだ」とドッグフードを犬の写真のまえにそっと置いて、店をあとにしました。

うまい棒を大人買い

つづいていらっしゃったのは今年91歳になるというおばあちゃん。近くのスーパー「モリヤ」に行くためにフラワー通りを杖つきながら歩いていたら、ノブ子さんに「ここで休んでいったら」と声を掛けられたのが出会いだそうです。

「このひとはね、誰にでも優しくしてくれるんだよ」とおばあちゃんが言って、ノブ子さんが照れて笑います。

駄菓子好きの少年

「こどもだけじゃないんだよ、お客さんは」というノブ子さんの言葉どおり、いまのところ来る人はみんな(たかピーさんや僕も含めて)大人ばかり。ハトヤは子供だけじゃなくて大人にとっても、宿り木のような場所なのだと強く思いました。


(つづく)

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