地域で共に考える「私たちの一流の会社」
2000年前後だろうか、「多様性」という言葉が日本でも広く使われ始めたのは。またその頃は、ちょうど「地方分権一括法」が成立し(1999年)、国と地方の関係を上下・主従の関係から対等・協力の関係にすることが定められた時期でもあった。「時代は中央集権から地方(地域)分権に大きく舵を切り始めた」という節目の空気を感じながら、漠然と「都会と田舎」「大手企業と中小企業」の比較と、それぞれに暮らす人々の多様な価値観の違いについて、思いを巡らせた。そして、私は東京での大手損害保険会社勤務に