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ペットと一緒にフィリピンへ渡航 /準備編/

今回は、ペットと一緒に日本からフィリピンへ一緒に渡航するために必要な準備について記事にしまいた。
今後ペット輸出手続きの情報が整理されたり、航空会社の対応も柔軟になればもっと楽になるのですが、現在の所情報が少ないです。
私が猫と渡航するにあたってもっとも参考になったサイトがこちらです。

こちらのかかとさんのサイトをそのまま実行すればフィリピン渡航は可能なのですが。私なりに苦労した点などを追加でお伝えいたします。
2023年5月に経験した内容となりますのでプラスα安心材料のサポートとなれば幸いです。本当に管理者には感謝です。


今回私のケースで連れて行ったペット

  1. 猫(雌、ミックス、1歳7ヶ月)

  2. ケージを合わせて7キロ以下の猫。(猫だけだと4.3キロ)

  3. 避妊手術済み

  4. マイクロチップ装填

  5. 狂犬病ワクチン接種2回、陰性証明書

  6. 3種混合ワクチン1回

  7. ドロンタール2回投薬(回虫駆除)

猫をフィリピンに入国の必須条件

  1. 輸入許可(SPS)、オンライン申請でフィリピン側の申請となります。

  2. マイクロチップの装填とマイクロチップ証明書(英語)

  3. 3種混合ワクチン接種と接種証明書(英語)

  4. ドロンタール投薬と投薬証明(英語)

  5. 日本の輸出検疫証明書

  6. 飛行機のチケット(これが無いと1と5の書類が書けない箇所があります。)

以下任意
狂犬病ワクチン接種2回と抗体検査証明書
接種しなくても大丈夫ですが、念のために受ける方が多数です。
私もその口です。

私の場合の猫輸出手順を時系列で。

  1. 2023/02/19 狂犬病ワクチン接種1回目

  2. 2023/02/19 マイクロチップの装填とマイクロチップ証明書(英語)

  3. 2023/04/10 狂犬病ワクチン接種2回目

  4. 2023/04/20 アシアナ航空でチケット購入(成田-仁川-セブ)

  5. 2023/04/25 スカイマークでチケット購入(那覇-羽田)

  6. 2023/04/25 狂犬病抗体検査-採血、血液発送

  7. 2023/05/11 狂犬病抗体検査証明書-受理

  8. 2023/05/15 3種混合ワクチン、接種証明書(英語)

  9. 2023/05/16 輸入許可(SPS)の許可が許可が降りる。

  10. 2023/05/16 回虫駆除ドロンタール投薬1回目

  11. 2023/05/19 回虫駆除ドロンタール投薬証明書作成

  12. 2023/05/22 回虫駆除ドロンタール投薬2回目

  13. 2023/05/22 動物検疫所沖縄支所那覇空港出張所、輸出検疫証明書取得と健康診断

  14. 2023/05/24 フライト(那覇-羽田-成田-仁川-セブ)


マイクロチップの装填とマイクロチップ証明書(英語)

マイクロチップこれを済ませないと渡航できません。

動物検疫所のサイトからの引用です
https://www.maff.go.jp/aqs/animal/dog/microchip.html


狂犬病ワクチン

動物検疫所(日本の空港にある施設)の申請書のフォームに
狂犬病予防法に基づく動物の輸出検査申請書 APPLICATION FOR EXPORT INSPECTION OF ANIMALS】とタイトルになっているのでフィリピンサイドは狂犬病ワクチンは任意となっていますが、このフォームだとワクチン打って無いとダメなのかなと思っています。

  • 狂犬病のワクチン接種については1回目と2回目は期間を30日以上あける必要があり、さらに抗体検査の結果をのための採血は2回目のワクチン接種から7日~14日はあけてくださいとの事ですが。
    【狂犬病抗体検査-採血、血液発送】は公的機関(?多分)のため年末年始、お盆、ゴールデンウィークはお休みとなり郵送したタイミングと営業日が合わなかった場合非常に待たされる事になります。気を付けて下さい。

所要日数
到着日を含め2週間程で、1検体ごとに検査結果をご報告いたします。
平日(9:00~17:30)月曜日から金曜日までに受理した血清は、通常、翌週の木曜日に結果が判明いたします。

一般財団法人生物科学安全研究所
https://www.riasbt.jp/pages/51/

検体は一般財団法人生物科学安全研究所へ送りました。
必要な準備がこちらです。

  • 費用は13,000円で銀行振込。(2023 年 9 月 1 日 検査料金振り込み分より15,000円)

  • 検査血清 病原菌が付着していないもの。

  • 郵便局のチルドで送る必要があります。

  • ジップロック3重にする。

  • 英語版の申請書も同封するが、結露で濡れないように注意。

  • 結露防止の吸収剤(キッチンペーパー) 保冷剤 最後は箱で梱包。

  • 平日に検体が到着する事。

  • 翌週木曜日に検査結果がでる。


飛行機のチケット予約

アシアナ航空
2023年4月の段階でペット込みのチケット予約が出来たのがアシアナ航空1社だけでした。
ANA、JAL、PAL(フィリピン航空)忙しいのか何度電話しても長い長い順番待ちでどこも電話にでてもらえず諦めました…。

アシアナ航空の電話でチケット予約をしました。
アシアナ航空チケット予約営業センター: 0570-082-555

どうやら、飛行機の機種によってペットを預け荷物で預けれる機種機内持ち込みしか出来ない機種(預け荷物NG)があるそうで。
成田空港ー仁川空港は預けれる機種の飛行機でしたが、
仁川空港ーセブ(マクタン空港)の機種は預け荷物にできませんでした。

ただ、手荷物として連れて行く事が可能なので。成田空港〜マクタン空港まで手荷物にしました、その方が私も安心でした。
いつも使っているLCCに比べると倍ほどチケットが高かったですがしょうがありませんでした。
アシアナ航空のペット輸送費は$200で、当日に手荷物カウンターで支払います。(日本円で大丈夫です。)
2020年より$40も値上がりしてますね。

手荷物の場合、ケージとペットを合わせた重さが7キロ以上になってしまう場合は輸出できない事になってしまいます!!!

ペットのケージについて

サイズ
アシアナ航空のWebサイトより下記のルールがあります。
”上から押した場合の高さ” というのが私の場合はソフトケージを横に置けば21cm以下になったので空港でそう説明しました。

鍵付き
ケージには鍵をかけて下さいと説明を受けましたので、ダイソーのダイヤル式の南京錠を2箇所に取り付けました。

https://flyasiana.com/C/JP/JA/contents/traveling-with-pets

ソフトケージ
カインズで購入ました。
リュックにもなる優れものです!
ただ、猫さんが本気で爪を立てたり、牙を立てますとネットの部分はあっさり破れてしまいます。


国内線スカイマーク
沖縄からセブ島へペットを連れ出すには、沖縄-羽田空港のスカイマーク一択でした。

予めスカイマークへ電話して事情を説明しておきます。
ペットを預け荷物は5,000円でした。

羽田空港-成田空港バス移動

羽田空港-成田空港
電話で問い合わしたところ、足元か膝の上に置けばペットも乗車可能です。
(猫アレルギーの人がそばのいたら嫌がられるだろうな…)
参考までにこちらのバス会社を利用しました。


動物病院

お世話になった動物病院

沖縄の北谷にある動物病院です、こちらのお客さんは米軍基地関係の方が多いので英語の申請書も標準装備でとても助かりました。

自作の回虫駆除ドロンタールの証明書のサインもこちらでしてもらいました。

ペットのために持って行ったもの

100均のペットシート
100均のシリコン折りたたみコップ
チューブのチュール
カリカリのエサ 300g✖️3袋
リード

【輸入許可】SPSのオンライン申請

今回苦戦したものが輸入許可申請(SPS)でした。
こちらのURLからオンラインで申請します。


上記のリンクの初めのページです。登録しましょう。
一番上のDepartment of Agricultureをクリック
赤丸🔴をクリック
最初のページで登録した本人の名前があるはずなので
選択してNext
最初はNEWの申し込みをクリックペット情報を入力していく。
2回目以降はOpen an Existing Applicationです。
Document Requirementsをクリックして写真をアップロード。
それぞれの項目にあった写真をアップロードしていきます。
ドロンタールのレシートの写真
よくこれで許可が降りたなと思います。

親切にメールで許可が降りたとは教えてくれないので毎日サイトを訪問して確認します。下記の画像のUsedの所がCompleteになっていたら許可用紙がプリントアウト出来ます。


現在のステートが載っています。
Incompleteは未完成、Rejectedは何かダメだと
いずれにしても書類不備。
何が不備なのか確認してします。
左側の7YS61T〜〜の欄をクリック
詳細確認出来ます。こう言ってます。
狂犬病検査結果はいらん!お前のところの猫の回虫駆除のアップロードしろ!
4回目の申請拒否だぞ馬鹿者!

私の場合なぜ申請が通らないのか、何が悪かったのかがしばらく確認出来なかったので時間がかかりました。
ノーマークだった回虫駆除の投薬をしないと輸入はできないので忘れずに飲ませてください。
許可が降りますと。プリントアウトして空港検疫の書類に併せて提出します。

フィリピンへの入国で必要な書類になります。


さらに、
日本の空港で行う(動物検疫所)、輸出検疫証明書取得と健康診断の必要書類の中に【回虫駆除】の投薬した証明書の添付を求められました、動物病院の先生にも確認しましたがハワイに輸出する場合はドロンタールの投薬証明書があるそうだと聞いた事があるそうですが、謎のままですがそんな証明書のフォームなど、どこを探してもなかったので自分で作りました。
参考までにこちらです。

参考になれば嬉しいです!
実際に提出した書類です。
この証明書をフィリピンのSPSの回虫駆除の写真をアップロードすれば大丈夫そうですね。

準備のまとめ

ここまでがペットの輸出準備となります。
実際にペットを連れて飛行機に乗ったり、バスに乗ったりと当日はペットのとってストレスとなる一日になってしまいますが、1つ1つクリアしていけば大丈夫です。
私の場合、忘れっぽいのでA4用紙に工程表を書いて、終わるたびに横線引いてゲーム感覚で進めていました。

渡航編も今後更新いたします。(需要は少ないでしょうが…笑)

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