鈴木 鷹志

小説中心に書いていく予定です。 宜しくお願い致します。

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最近の記事

小さな侵略者 第三部 完結

残りの15人への投与がはじまった。 「今回はレベル2からスタートするぞ」 前回の実験でレベル1では、ほぼ全く影響が見られなかった事から、今回はレベル2から始めることした。 「ふむ、問題は無さそうだな」 「オーウェンこれを見て、拒絶反応が少し出ているわ」 「この程度ならじき治まるだろう」 「そう…」 第二陣は、第一陣の被検体とは別の感情の操作を行っていくことになっていた。 経過を観察しつつ、徐々にレベルを上げていった。 感情の種類によっては表面に出にくいものもあったが、脳波デー

    • 小さな侵略者 第二部

      「ハイ、ドクターご機嫌はどうだい?」 「やあレイジご機嫌だね」 「今日は何の検査なんだい、定期健診の時期じゃないだろう」 「また新たなウイルスが発生し始めているんだ。そのためのワクチンを打つことになってね」 「所長連中からすりゃ、ウイルスで死んでくれって思ってるんじゃないのか」 「冗談がきついぞ」 そのやりとりを別室の5人は見ていた。 「さあ記念すべき一人目だぞ」 「どきどきするわ」 「ええ、そうね」 「楽しみだ」 口々に言う中、メイソンはモニターをじっと見ていた。 「さあ、

      • 味噌ラーメン食べたいけど炭水化物の取り過ぎは。。。 そんな時には麺を減らして生もずくをプラス 麵が茹で上がるちょっと前に入れると歯応えよし キャベツにもやし、野菜はたっぷり入れたい 太めのもずくがオススメです!

        • 小さな侵略者 第一部

          ここは、アメリカにある最先端技術研究センター 「だいぶ、良いデータが取れたな。次のステージに進んでも良さそうだ」 オーウェンがデータ資料を確認しながら話し始めた。 「早すぎないか、もう少し経過を見た方が」 「メイソン、技術は日進月歩で進んでいるんだ。慎重が過ぎると先を越されてしまうぞ」 「それはそうだが・・・」 「私もメイソンに賛成だわ、もう少し様子を見た方がいいんじゃないかしら」 「オリヴィア、君たちは非常に優秀だがデリケート過ぎる」 「デリケートにもなるだろ、もし人に投与

        小さな侵略者 第三部 完結

        • 小さな侵略者 第二部

        • 味噌ラーメン食べたいけど炭水化物の取り過ぎは。。。 そんな時には麺を減らして生もずくをプラス 麵が茹で上がるちょっと前に入れると歯応えよし キャベツにもやし、野菜はたっぷり入れたい 太めのもずくがオススメです!

        • 小さな侵略者 第一部

          あーさむい

          いやさむい ほんとさむい 手がかじかんで ぷるぷるして うまくキーがうてない からだのなかからあたためよう ごくり あー ふるえがとまった

          泉の主

          昔の話、飛騨の山奥に小さな村がありました。 その村には、[おとき]という女がすんでいました。 おときは、とても気立ての良い娘でした。 「おけいさん、おはようございます」 「おときちゃん、おはよう。早いわね」 「はい、お天道様が上がらないうちに水汲みを済ませてしまおうと思って」 「うん、そうだね、それがいい」 「では、いってまいります」 おときは山の中腹あたりまで行き、桶に水を8分目ほど汲んみました。 桶を担いで、さあ戻ろうと思ったその時― サーっと涼しげな風がすり抜けました。

          記憶に埋もれる罪と真実

          神奈川県秀琳区 「まいこちゃん遅くまでありがとね、助かったよ」 「お役に立てて何よりです」 そう答えると舞子はニッコリと笑った。 ここは『PARMA』舞子が通う秀淋短期大学と自宅のちょうど中間にあるパスタを売りにするイタリアンの店である。 この日は平日には珍しく、遅い時間まで客足が途絶えなかったため、店長に頼まれ舞子は残業したのであった。 「もうこんな時間だ。早く帰ろう。」 そうつぶやくと舞子は普段よりいくぶん速足で帰路についた。 アパートに着き、カギを取り出

          記憶に埋もれる罪と真実