こんにちは、北欧デンマークの保育IT企業＠Assembleで働く安田です。

先週、ワルシャワで開催されたAssemble社のデベロッパーカンファレンスに参加してきました。デベロッパー（開発エンジニア）はポーランドにいるので、毎年ワルシャワ開催です。
入社後初めてデベロッパーやデンマークのオーフスオフィスメンバーとの顔合わせだったので、アフターコロナあるあるですが、初対面だけどこの人会ったある気がする？という錯覚に度々巻き込まれました。笑
また、社員の背が高く、感覚的には平均身長185cmくらい。私は身長182cmで背高いキャラで今まで生きてきましたが、立ち位置ががらりと変わりました。笑
振り返りも兼ねて以下に感じたことをまとめます👍

概要

• 場所: ポーランドの首都ワルシャワの中心地にあるホテル 

• 日程: 9月28日〜9月29日 9:00- 18:00 (二日間朝から夕方までみっちり）

• 参加者: デベロッパー、カスタマーサクセス、カスタマーサポート、コンサルタント、セールス etc

• 目的: 情報共有（成功事例、新機能 etc）・今後のプラン策定（数ヶ月〜1,2 年）

面白いなと感じた点

アジェンダの最初は顧客満足度向上について

初めに自社の売り上げやビジネスの成績を共有するのではなく、どのように、更に顧客満足度を向上させていくか？が最初の議論のポイントで、一番にそれを持ってくるか？というのが当初の正直な印象でした。

ですが、CEOモーテンのプレゼンを聞いてみると、Assembleが注力することは、あくまで顧客目線に立ってHappy Customerを作ること。その先に、子供たちの成功の可能性を高めることができる（会社のVision）、との説明でした。

入社時に、Happy Customerガイドといういわゆる行動指針的なドキュメントが渡され、その明文化されたドキュメントの存在自体に驚いた事を覚えています。前職時代は、顧客満足度向上も重要指針でしたが、顧客満足度向上はAssembleのビジネスモデルの軸になっているところが、今回改めて感じ取れました。

議論の進め方がとっても上手

今回多人数会議のディスカッションをリードする側、またはフォローする側両方がとっても上手だなと感じました。
ちなみに今回の参加者はデンマーク人・ドイツ人・ポーランド人 + 安田。国民性や、教育の影響は間違いなく背景にあると思いますが、スタートもきっちり、終わりもきっちり、議論がそれたらそれはスコープ外です、とサラッと流され、時間内に何某かの方向性や解決策を導き出すのは、非常に効率的ですっきりします。

その中でも、鋭い質問と的確な意見で一際議論をリードするのが22歳のコンサルタント: アレクサンダー（CEOモーテンの息子）。毎度スキルとパフォーマンスの高さに驚かされます。笑

デンマーク人のように、幼少期からチームで議論して答えを導き出す手法に慣れているとしたら、間違いなくそれは教育の賜物ですね。

圧倒的な開発スピード

今回、デベロッパーから様々な機能のアップデートがありました。
Assembleのビジネスモデルはそれぞれの顧客にカスタマイズするので、各顧客別の新機能アップデートが多数あります。一つの顧客からのリクエストをNembornのスタンダード機能としてアップデートすることもあります。

各顧客にカスタマイズしないスタンダードのソリューションを作ってしまうと、小規模の顧客からの機能リクエストは優先度がどんどん下がって機能リクエストに答えてくれない、という状況に陥ってしまいますが、カスタマイズソリューションのNembornは様々な機能リクエストに応えます。（逆に拡大戦略を取れない点がありますが）

前職は営業に重きを置く会社だったので、Assembleのように開発に重きを置いた会社で働くのは初体験。常に疑問だったのは、デベロッパーはどのようなエンジニアなのだろうか？という点。（少し疑い深いですが）
デベロッパーと今回それぞれのバックグラウンド等様々な話を聞いてみましたが、非常にスキルセットの高いシニア中心のエンジニア集団というのがわかりました。
ポーランドは1989年に民主化されましたが、その後急激に経済成長を続けています。デベロッパーに聞いてみると、ITはポーランドの様々な産業の中でも稼げる業界だし、大学におけるIT教育の環境が整っているので、優秀な人材が集まるのかも、とのこと。

今後の期待

各顧客へのカスタマイズにフォーカスし、拡販戦略を取らない（取れない）というのはセールス&マーケティングに注力しづらい、という点が挙げられるかと思います。確実に競争力のあるプロダクトを提供し続けることで、
口コミで着実に堅実にビジネスを伸ばしているAssembleですが、少しずつセールス&マーケティングの領域にも活動を増やしておりますので、ぜひ今後にご期待ください！

過去記事および自己紹介は以下。

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2023年10月3日記載