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半分しか結婚しない時代に、恋愛は必要なのでしょうか

恋愛で大事なのは恋愛そのものではない。結婚をして子どもを育て、子孫を残すことだ。『恋愛結婚の終焉』を読んで、前山には恋愛も結婚も子孫を残すこともできていないことをあらためて認識しました。
結婚生活に「恋愛力」は、必要ありません。恋愛は、非常に「面倒でストレスがかかるもの」です。みんな、恋愛結婚という幻想に縛られすぎています。
「長い歴史上、恋愛と結婚と生殖(出産)が3つ揃うことなど、めったにありはしなかった」と、恋愛を結婚に結びつける必要がないことを示しています。「恋愛系システム:性欲/恋愛/愛着」の面から考えても、必要ありません。「性欲:苛立ち」「恋愛:執着」「愛着:安心感」と、3つはまったく別のモノだからです。
生身の恋愛と恋愛代替の「推し」は脳科学的にほぼ同じものです。であれば、恋愛がしたいと悩んでいる方は、アニメでもアイドルでもいいので「推し活」をすればいいのです。「推し活」であれば、恋愛の不安定な感情に振り回されることもないからです。
結婚では普通の相手を求めます。ですが、「普通=50%(0.5)でも、7つすべてを網羅する男性は、0.5×0.5×…で、単純計算で独身全体の0.008(0.8%)しかいない」と、絶対に無理な条件に早変わりします。結婚したいのなら、「安心感」以外の条件はつけないことを勧めます。
 
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