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「目的・非目的×一人・みんな」の四象限で、自分の仕事を棚卸ししよう。『仮想空間シフト』

『仮想空間シフト』は、これからの働き方を議論するビジネス書です。
「テレワーク:ホワイトカラーの生産性が3倍:移動時間がムダ」「制約条件がなくなる→選択肢が広がる」「会議:ストックを積み上げ、共有し、素早くフローを決める」など、二人の対談により、これからの仕事のあり方を示してくれます。
特に「仕事:オーケストラ型からジャズ型に変わる」は、これからの働き方を見据えています。
「オーケストラ型:目標→パート練習→集まり練習→本番」と「ジャズ型:その場の雰囲気で集まり、すぐに音楽を奏でる」とは根本的に違います。
能力さえあれば、好きな場所で好きな仕事をつまみ食いしながら進めていくことができるからです。
これからの働き方を模索したい方にオススメです。

「モノを所有するコストが下がる」「やりがいのある仕事に飢えていて、それを満たすためにはお金を払っても良い」「空気を読むみたいな能力が要求されるようじゃダメ」などを通して、「お金」から「やりがい」に基準を変更した世界を描いています。
特に「ビジョンの質で生産性は決まる」は、「粋に感じるプロジェクト」かどうかで、やる気があり能力がある人が集まるかが決まる世の中に変わることを示唆しています。
「粋に感じるプロジェクト」なら、熱意のある人たちが報酬に関係なく集まってきます。
しかし「目標がイケてないプロジェクト」なら、いくら報酬を上げても、生産性は上がらないという二極化に陥ってしまいます。
「前年度の売上高を5%UP」という陳腐な目標を掲げている既存の企業は、ビジョンを変えるところから始める必要があるでしょう。

#仮想空間シフト #MdN新書 #尾原和啓 #山口周 #エムディエヌコーポレーション  

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