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❨599❩1973.4.21.土.晴/「私しの随想録」「人間革命」/サント・ドミンゴ:ドミニカ共和国

8時半起床。朝食・昼食兼用の食事をする。

9時より、「私しの随想録」の二回目、後半を、12時までかかって読み終える。
戦争についての体験からするどい批判。それにつながる、世界各国のこれからの動き。
教育の問題、青春の過ごし方等、全て真実の叫び・願い・訴え・呼び掛けの様に思えた。社会・世界に対するよりむしろ、自分自身の中に、その声を聞く思いがした。

午後「人間革命」に入り、夜九時半、第一巻 を読み終えた。
戸田城聖について、が殆どであり、戦争という激動期から、終戦の混乱期に渡る、この人の活動・思想を、適確に具体的な小説ふうにつづってあった。

やはりここでも、戦争へのするどい批判。
世にはびこる、善人面した政治家や、資本家への攻撃も、小気味がいい程庶民的な目をもって、更に、世界的な目をもって述べてあった。

どの様な政治も教育も宗教も、正しい根底のある思想を持っていなければ、ほんとうの価値を表す事が出来ない。

D・リースマン、C・ジョンクス著
『大学革命』

「研究と教育が敵対的な関係にあるという 証拠はどこにも見つからなかった。
たえず学習を続けないような教師は、学生に刺激を与える事は出来ないし、研究をやめたが最後、教師は繰り返しを糊塗するだけで、自分を取り巻く世界や若者との接触を失ってしまう」
D・リースマン、C・ジョンクス著『大学革命』

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