マガジンのカバー画像

日本の文化

7
日本の文化について書いた記事をまとめています。
運営しているクリエイター

記事一覧

固定された記事

【正月】実はサイコパス神の子供!?歳神様をおもてなしする日本の国民的年始行事【歳神様】

どーも、たかしーのです。 あけましておめでとうございます! 今回は、新年一発目なので『正月』について、書いていきたいと思います! そもそも正月とは?正月は「歳神様」をお迎えする行事のこと 正月とは、一般的には暦の年始め、つまり1月のことを言いますが、新年を祝う行事のことも指します。 具体的には、1年の初めに新しい年を無事に迎えられたことを祝い、その年の豊作と家族の健康を約束してくれる「歳神様」をお迎えする行事を言います。 「歳神様」はあのサイコパス神の子ども 「

【端午の節句】厄除けの菖蒲をいつしか尚武と捉えるようになった日本の国民的行事【こどもの日】

どーも、たかしーのです。 今回は、『端午の節句』について、書いていきたいと思います! そもそも端午の節句とは?5月5日に男児の健やかな成長と幸せを願う行事のこと 『端午の節句』とは、5月5日に男児の健やかな成長と幸せを願って祝う年中行事のことです。 そもそも「節句」とは、奈良時代ごろに中国から伝えられた陰陽五行説を由来とした、伝統的な年中行事を行う季節の節目となる日のことを指します。 ↓ 「陰陽五行説」については、こちらをどうぞ。 特に、昔から大切にされてきた節句

【節分】鬼滅の神様をいつしか鬼として追い払うようになった日本の国民的行事【追儺】

どーも、たかしーのです。 今回は、『節分』について、書いていきたいと思います! そもそも節分とは?本来は立春・立夏・立秋・立冬の前日を指す 『節分』とは、文字通り「季節を分ける」という意味であり、もともとは立春・立夏・立秋・立冬の前日のことを指していました。 この「立春・立夏・立秋・立冬」(※)とは、 二十四節気における季節の区分のひとつであり、それぞれ春夏秋冬の始まりを表しています。 ※この4つのことを「 四立」と呼びます。 ちなみに、「二十四節気」とは、中国が戦

【ひな祭り】身代わり人形をいつしか家に飾るようになった日本の国民的行事【形代】

どーも、たかしーのです。 今回は、『ひな祭り』について、書いていきたいと思います! そもそもひな祭りとは?3月3日に女児の健やかな成長と幸せを願う行事のこと 『ひな祭り』とは、3月3日に女児の健やかな成長と幸せを願って祝う年中行事のことです。ひな祭りが行われる3月3日は「上巳の節句」や「桃の節句」とも呼ばれます。 「節句」とは、奈良時代ごろに中国から伝えられた陰陽五行説を由来とした、伝統的な年中行事を行う季節の節目となる日のことを指します。 ↓ 「陰陽五行説」につい

【花見】元々は梅の花だった!?平安時代から続く日本の国民的行事【観桜】

どーも、たかしーのです。 今回は、『花見』について、書いていきたいと思います! そもそも花見とは?主に桜の花を観賞しながら公園などで遊び楽しむこと 現在において『花見』とは、主に桜の花を観賞しながら、公園などに出かけて遊び楽しむことを言います。別の言い方で 観桜と呼ぶこともあります。 『花見』は、日本古来の風習であり、代々桜の満開時期に合わせて行われてきました。地域や気候によって、桜の満開時期にブレはあるものの、だいたい3月の終わりから4月の上旬にかけて行われる、日

【干支】どんな年になるのか予想できる!?陰陽五行思想と密接に結びついた干支のヒミツ

どーも、たかしーのです。 新年あけましておめでとうございます! 2023年1発目は、『干支』について、書いていきたいと思います! ここがヘンだよ!日本の「干支」実は「干支」は「十二支」のことではない 日本では、一般的に「干支」といえば「ね、うし、とら、う、たつ…」といった十二支を指す言葉であると認識されがちですが、厳密には、これは誤りであり、正しくは、十干と十二支の組み合わせを指す言葉になります。 ※「十干」と「十二支」については、後ほど詳しく書いていきます。 「干支

【蹴鞠】実はサッカーの起源!?日本人が熱中した古代スポーツの歴史

どーも、たかしーのです。 今回は、『蹴鞠』について、書いていきたいと思います! 「蹴鞠」と書いて、けまりまたはしゅうきくと読みます。 W杯におけるサッカー日本代表の快進撃や、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で何度か貴族や武士が蹴鞠をする様子が描かれていたので、今回ちょっと深堀ってみました。 そもそも蹴鞠とは?グループで鞠(まり)をリフティングしあう球技のこと 蹴鞠とは、グループ(6人または8人)で円陣を組み、鞠(まり)を蹴り合う球技のことを言います。現在の日本でも、行事とし