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日本の歴史(古代)

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日本の歴史(古代)について書いた記事をまとめています。古代:古墳時代、飛鳥時代、奈良時代、平安時代
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記事一覧

【古墳】日本に〇万基も存在する権力マウントの象徴!?意外と知らない古代のお墓のヒミツ【古墳時代】

どーも、たかしーのです。 今回は、『古墳』について、書いていきたいと思います! 古墳とは?3世紀中頃から7世紀にかけて造られた巨大な古代のお墓 古墳とは、土を高く盛り上げて築かれた古代のお墓のことを言います。日本では、3世紀中頃から7世紀までの約400年にわたって、盛んに造られました。この時代のことを日本史では「古墳時代」と呼び、この頃にヤマト王権が成立したと考えられています。 ちなみに、266年、邪馬台国の女王 壹与が西晋へ使いを送り、朝貢をしていたという記述が

【柿本人麻呂】百人一首の歌は本人が詠んだ歌ではない!?歌聖と呼ばれたミステリー歌人【三十六歌仙】

どーも、たかしーのです。 今回は、飛鳥時代の歌人『柿本人麻呂』について、書いていきたいと思います! 柿本人麻呂とはどんな人物か?実はよくわかっていない 柿本人麻呂は、7世紀後半から8世紀初頭に活躍した歌人と考えられていますが、実際どんな人物であったのかは、未だ明らかになっていません。 生没年や経歴も不明なままです。 なぜ明らかになっていないのかと言いますと、柿本人麻呂はおそらく宮廷歌人であったにもかかわらず、『続日本紀』といった歴史書に全く記録がされていないためです。

【万葉集】令和の元ネタとなった日本最古の歌集を4つの時期に分けて見てみた【大伴旅人】

どーも、たかしーのです。 今回は、日本最古の歌集『万葉集』について、書いていきたいと思います! 「万葉集」基本情報現存する日本最古の歌集 『 万葉集』は、現存する日本最古の歌集で、7世紀後半から8世紀後半にかけて編纂がされました。成立したのは、奈良時代末期とみられています。※奈良時代=710~784年までの74年間。 『万葉集』の名前の意味は、「万葉」の解釈で諸説あり、 「万葉」を”多くの言葉”と解釈して、多くの言葉や歌を集めたもの 「万葉」を”長い世代”と解釈し

【山上憶良】慈悲のない古代にドロップキック!奈良時代のロックシンガー【貧窮問答歌】

どーも、たかしーのです。 今回は、奈良時代の歌人『山上憶良』について、書いていきたいと思います! 山上憶良とはどんな人物か?『万葉集』に多数収録された奈良時代の歌人 山上憶良は、奈良時代に活躍した歌人です。 日本最古の歌集『万葉集』にも、自身の歌が多く収められており、作者不詳を除くと、第4位となる約80首もの歌が収録されています。 『万葉集』作者別歌収録数ランキング 1位 大伴家持 約470首 2位 柿本人麻呂 約90首 3位 坂上郎女 約85首 4位 山上憶良 約

【大伴家持】防人歌を入れたのにはワケがある!?「万葉集」編纂に関わったサラブレッド歌人【三十六歌仙】

どーも、たかしーのです。 今回は、奈良時代の歌人『大伴家持』について、書いていきたいと思います! 大伴家持とはどんな人物か?実は名門武家の御曹司 大伴家持は、奈良時代に活躍した歌人です。 また「天孫降臨」神話に登場するアメノオシヒを祖神にもつ大伴氏の末裔であり、朝廷の軍事を司る役職も担っていました。 ↓「天孫降臨」神話については、こちらをどうぞ。 「令和」の元ネタとなった大伴旅人の実子 大伴家持は、718年(養老2年)頃に、大伴旅人の実子として生まれたとされてい