断食をして生じた自分自身の変化について~その1~

GWを利用して8日ほどの断食をやった。

その経緯は前回書いた。端的に効用を言えば体重が4キロほど落ちたのだが、今回は断食後に生じた自分自身の変化を書いていく。

食事に対するものの捉え方が根本的に変わった

現代社会は謎に空腹感に対して辛辣である。かつて飢餓でもって苦労したからなのか、今でも現代人は「モノを食べないと身体に悪い」という信仰が、心のどこかにあるように思う。


しかし…それは本当の事なのだろうか?


そもそもデフォルトでの人類を考えればである。人間の本来のモードは満腹ではなく空腹であるはずだ。飽食時代となった今はともかく、昔はそこまで簡単に食べ物が手に入るような時代ではなかったはずだから。


現代では辛いことやシンドイことは大変に嫌われている。苦労や残業は悪で、楽しい事や心地よい事が善だという価値観が、はびこっている。


実は空腹も同様である。お腹が空いたとなると、人は食べ飢えを満たす事が善であり、グーと腹が鳴くのを聞いて耐える事をダイエットのような特別な状況にない限りは避けるべきものだと思いこんでいる部分がある。

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