おいしさには4つの次元がある

おいしいものを食べる。

時々まったくといっていいほど食事に興味がない人はいるが、多くの人は旨いものが好きだ。

おいしい。言葉にすればそれこそ幼児から大の大人まで、同じ単語を使って喜びを表現するこの言葉だけど、僕が思うに必ずしも同じニュアンスでもって使われるものでもないのがこの単語だと思う。

おいしい

自分なりにこの言葉に真剣に向き合ってみたところ、この単語には4つぐらいの階層がある事がわかったので、それについて書いてみようかと思う。僕が思うに、ほとんどの人は第2階層あたりの美味しさ止まりで、第3、第4までたどり着いてる人は稀有だ。


美味しさの第1階層 

いわゆる普通にものを食べてて感じる感情。特に美味しくもないモノを食べているときや、学校の給食や職員食堂などで定食を食べている時に感じる感情を思い浮かべて貰えばわかりやすいと思う。なんていうか、とりあえずメシを咀嚼する時に感じる感情。


美味しさの第2階層 

いわゆる「おいしい」。カリッと焼いた焼肉のカルビを白飯とかっこむとか、そんな感じ。牛角と叙々苑だと「おいしさ」のレベルは若干変わるけど、完全に別次元のものではなく同じ次元の高低に収まると思う。

イメージとしては津波のようにザブンと大きなインパクトを食らうようなニュアンスだろうか。よく言われる「本当に美味しいものは高いお金を出さなくても食べられる」系の言説で出てくるのは大抵これ。

この階層だとモノを選べば1000円~5000円ぐらいでたどり着けるので、いわゆるコストパフォーマンスは極めてよい。食事を巡る冒険は別にここで終わってもいいのだけど、修練や課金を増してくと更に2つ階層が突き抜ける。

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